ホームでのJ1リーグ３１節・ベガルタ仙台戦。19分にDF初瀬亮の右コーナーキックにニアであわせたFW長沢駿のゴールで先制するも、3分後に追いつかれ、１−１で折り返す。後半もテンポよくボールを動かしながら前がかりに試合を進め、チャンスも多く作り出すが１点が遠く、引き分けに終わった。試合後のガンバ大阪監督、選手のコメントをお届けする。

●長谷川健太監督

試合の入りはあまりよくなかったですが、１点取ったあたりからしっかりとボールを動かして崩す形もできた。そのあと１点取られましたが、後半も相手ゴールに迫る迫力をもちながら、危ない場面もありましたが、アグレッシブにゴールを狙う姿勢は最後まで出してくれました。残り３試合になりましたが、けが人も多少は戻ってくると思いますので、なんとか勝利をとれるようにもう一度全員でしっかりと準備して、なんとかいい形でフィニッシュできるようにみんなで戦っていきたいと思っています。雨の中１５０００人を超えるサポーターが来てくださったことに感謝していますし、そういうサポーターの思いに応えれるようにしっかりと戦っていきたいと思っています。

●FW長沢駿

（ゴールについて）練習通りの形で（初瀬）亮がいいボールをくれたので、うまく当てることができたと思います。ただ、もう１本決めるチャンスがあったし、チームを勝たせることができなかったのでまだまだだなと感じました。前半はすごくボールを握って、ボールも回すことができていたし、もう少しそういう中で僕とか（倉田）秋もそうですが、どっちかがよっちゃうと中に一人しかいない状況もあったりして、サイドの選手もボールをあげにくかったと思うので、その辺はもう少しバランス見てやればよかったなというのはありました。（先発のチャンスを掴んだ中で監督に白星をという思いも強かったのでしょうか）監督を勝たせてあげたかったというのが一番の気持ち。監督が変わるという情報が入ってからそれができていないので、それはかなり意識していますし、まずは勝利できるように、僕もゴールを取り続けていきたい。

●FW呉屋大翔

短い時間でしたけど２本、シュート打ったので、決められなかったのが率直に悔しいです。（最後のシーン）ファーストタッチが結構思い通りのところにおけたので、あとは振り抜くだけでしたが、ああいうのを決められないとダメですね。

●MF中原彰吾

（前半は1ボランチの両脇を相手に狙われることも多かった）狙われるのはシステム上覚悟していましたが、なるべく真ん中にいて、なるべく守備範囲を広げられるようには思っていましたが…結果的に、まだまだかなと思いました。（なかなか周りとの関係もスムーズにいかなかった）相手のフォーメーションもありますし、脇は出ていかないといけないし、センターバックと僕のところでどっちが潰しに行くのか、どこが危ないのか判断するのも結構、難しいというか…そこの連携はまだまだだと感じました。

●DF初瀬亮

（アシストについて）練習通りでした。ミーティングでも仙台はあそこから失点することが多いと聞いていたので、あそこに狙うように言われていましたし、今日は半分以上はあそこにいいボールがいっていたと思う。ただ一方で、課題も見えたというか、パワーがない中でどうキックを蹴って行くかも大事だと思いました。終盤、もっともっといいボールを配給できればもっともっとチャンスは作れたかなと思います。（本数としてもかなり数多く入れた。課題も見えたというのは終盤の足が疲れたところで、という意味ですか？）そうですね。そこが一番だと思いますし、足が疲れていない中でいいボールを蹴れるのは当たり前なので、それはここから積み重ねていくことが大事だと思いますし、試合に出続けることで課題も克服できると思うので、伸ばしていきたい。（後半かなりいい形が作れましたが引き分けに終わった。あと一歩何が足りないと思いますか？）ポストに弾かれるシーンも多くありましたし、その中で自分もビルドアップで前半から秋くんと相手を崩す場面が多かったですし、ポゼッションの面では良かったと思うし、クロスでも１本惜しいのもあって…と考えれば、本当に最後のところだと思う。その最後を突き詰めていけるようにやっていかないといけないと思います。（アシストということでは、出た試合ではコンスタントに結果を出している）けらしてもらっている以上、いいボールを配給できないといけない。一本１本集中してやっているつもりですし、アシストできているのは自信にもなる。４〜５試合続いていますけどもっとその数を伸ばせるようにしていきたいです。