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共和党圧勝の予想を覆した中間選挙 どうなるアメリカの外交政策(3)

高橋和夫国際政治学者/先端技術安全保障研究所会長

民主党の善戦で、結果としては外交面での大きな変化は起こらないでしょう。東アジアでは中国との対決姿勢の堅持、そしてヨーロッパではロシアと戦うウクライナへの支援という流れに大きな変化は予想されません。共和党の支配する下院の反対によってバイデンの外交では腕を振るいにくくなるでしょうが、その差が5議席程度であれば、選挙区への利益誘導などをテコに共和党の議員を没落させるのは可能です。また、ウクライナ支援や対中強硬路線は民主・共和の党派の差を越えたコンセンサスです。大きな変化は予想されません。

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国際政治学者/先端技術安全保障研究所会長

国際情勢をわかる言葉で、まず自分自身に語りたいと思っています。北九州で生まれ育ち、大阪とニューヨークで勉強し、クウェートでの滞在経験もあります。アメリカで中東を研究した日本人という三つの視点を大切にしています。映像メディアに深い不信感を抱きながらも、放送大学ではテレビで講義をするという矛盾した存在です。及ばないながらも努力を続け、その過程を読者の皆様と共有できればと希求しています。

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