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シリアへの関与を深めるイラクのシーア派

高橋和夫国際政治学者/先端技術安全保障研究所会長

イラクのシーア派の武装組織がシリアへの介入を強めている。イギリスの『ガーディアン・ウィークリー』誌の2014年3月14日号が伝えるところによると、首都バグダッドの南160キロメートルに位置するシーア派の聖地ナジャフの墓地へと、シリアで殉教(戦死)した兵士の遺体が数多く送られて来ている。ナジャフにはシーア派の指導者の墓があり、その近くに埋葬されていれば、世の終末が訪れ神の審判を受ける際に、天国に入れるようにとりなしてもらえると信じられている。ナジャフだけでも既に500の遺体がシリアから無言の帰還をしたようだ。

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国際政治学者/先端技術安全保障研究所会長

国際情勢をわかる言葉で、まず自分自身に語りたいと思っています。北九州で生まれ育ち、大阪とニューヨークで勉強し、クウェートでの滞在経験もあります。アメリカで中東を研究した日本人という三つの視点を大切にしています。映像メディアに深い不信感を抱きながらも、放送大学ではテレビで講義をするという矛盾した存在です。及ばないながらも努力を続け、その過程を読者の皆様と共有できればと希求しています。

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