Yahoo!ニュース

国民に評価されないアメリカ議会

高橋和夫国際政治学者/先端技術安全保障研究所会長

アメリカの有権者は、議会に深く失望している。ギャロップ社が3月11日に公表した世論調査の結果では、12パーセントしか議会を評価していない。それでも昨年末の9パーセントよりは3パーセントの上昇である。議会では上院では民主党が、下院では共和党が多数を占めている。日本風に言えばネジレ議会である。民主党のオバマ大統領は、議会での共和党の抵抗が強く思うように動けない状況が続いている。つまりアメリカの政治はこう着し停滞している。これがオバマ大統領の支持率の低さに、そしてさらに低い議会の評価という結果となっている。オバマ大統領の支持率はギャロップ社の一番新しい調査では43パーセントにしか過ぎない。それでも12パーセントの議会よりは3倍以上も高い評価である。

この記事は有料です。
高橋和夫の中東・イスラム・国際情報のバックナンバーをお申し込みください。

高橋和夫の中東・イスラム・国際情報のバックナンバー 2014年3月

税込275(記事7本)

※すでに購入済みの方はログインしてください。

購入についての注意事項を必ずお読みいただき、同意の上ご購入ください。欧州経済領域(EEA)およびイギリスから購入や閲覧ができませんのでご注意ください。
国際政治学者/先端技術安全保障研究所会長

国際情勢をわかる言葉で、まず自分自身に語りたいと思っています。北九州で生まれ育ち、大阪とニューヨークで勉強し、クウェートでの滞在経験もあります。アメリカで中東を研究した日本人という三つの視点を大切にしています。映像メディアに深い不信感を抱きながらも、放送大学ではテレビで講義をするという矛盾した存在です。及ばないながらも努力を続け、その過程を読者の皆様と共有できればと希求しています。

高橋和夫の最近の記事