【バックナンバー】

2022年5月 きのこの山も!今月はお菓子の値上げ目立ち「100円で買えない」時代へ~値上げ情報2022年5月版

2022年4月 うまい棒は20%、マッカランは28%値上げ~値上げ情報2022年4月版

6~7月で3000品目、今年一年では10000品目以上が値上げか

4月からスタートした値上げまとめ記事ですが、今月も値上げ情報が相次いでいます。

(いくつかYahoo!ニュースからピックアップ)

止まらぬ値上げラッシュは「オイルショック以来」、気になる家計への影響

6~7月 約3000品目値上げ 買うモノ・買わないモノ 消費者の目

「ギリギリもギリギリ、大ギリギリです…」6月も食品値上げ続々 物流費なども高騰で

値上げニュースがテレビの定番となりつつあることが分かります。

帝国データバンクは、2022年の値上げ品目は10000を超えるというデータを公表しました。そこではなんと、

  • 6月1日時点での平均値上げ率は13%
  • 7~8月は3000品目以上が値上げされる予定
  • 特に8月は1600品目超の値上げで今年最多の見込み
  • 2022年の値上げ品目(予定含む)は10000を超えた

という数字が示されています。

日本経済新聞(有料記事) 食品値上げ、年内1万品目超に 国内105社を民間調査

さて、今月はどんな商品の値上げが行われたでしょうか。見てみましょう。

6月の値上げの目玉?はカップ麺各種

○カップ麺ブランドのほとんどが値上げ

今月の価格改定で一番目立っているのは、各社がカップ麺の値上げを同時期に行ってきたことです。

すでに輸入小麦の価格は大幅上昇しています。2021年10月に19%、2022年4月にはさらに17.3%の値上がりとなっていましたから、パンやラーメンなどの値上がりは避けられない状況だったといえます。パンはすでに値上げがスタートしています。(農林水産省

各社の値上げ状況は以下のとおりです。

日清食品 5~12%値上げ 「カップヌードル」「チキンラーメン」「どん兵衛」「UFO」「出前一丁」「ラ王」などが含まれる

 日清食品 価格改定のお知らせ ~2022年6月1日(水)出荷分から~

東洋水産 9~12%値上げ 「赤いきつね」「緑のたぬき」「マルちゃん正麺」などが含まれる

 東洋水産 「マルちゃん 即席麺」 価格改定のお知らせ

サンヨー食品 10~12%値上げ 「サッポロ一番」各種

 サンヨー食品 価格改定のお知らせ

エースコック 5~11%値上げ 「わかめラーメン」「ワンタンメン」「スーパーカップ1.5倍」「ベビースターラーメン」などが含まれる

 エースコック 価格改定のお知らせ

明星食品 6~12%値上げ 「明星チャルメラ」「明星一平ちゃん」などが含まれる

 明星食品 価格改定のお知らせ

ハウス食品 10.8%値上げ 即席袋麺「うまかっちゃん」「すきやねん」が対象

 ハウス食品 即席袋ラーメン製品の価格改定のお知らせ

日本に住んでいれば、誰でも一度は食べたことのあるものばかりです。ストックができて、手軽に準備できる食事として欠かせないカップ麺が、棚のほとんどすべて、数十円くらい値上がりしたと考えていいでしょう。

しかし小麦価格の上昇を考えれば今回の値上げ幅はまだ小さく、さらにもう一段の値上げがあってもおかしくない状況です。

○夏を控えてアイスの多くが値上げ

これに、お菓子については先月からの流れで値上げがあります。今月の主要な値上がり商品は下記のとおりです。今後も秋にポッキーの値上げが決まっているなど、まだまだ値上がりは続きそうです。

カルビー 約10%減もしくは約10%値上げ 「かっぱえびせん」「サッポロポテト」「チーズビット」など(大袋は内容量減、小袋パックは値上げなどで対応)

 カルビー 内容量変更および価格改定のお知らせ

ロッテ 5.5~8.7%値上げ 「雪見だいふく」「爽」「モナ王」「レディーボーデン」などが含まれる

 ロッテ 価格改定及び内容量変更のお知らせ

森永乳業 5.5~11.1% 「ピノ」「PARM」「MOW」を含む

 森永乳業 家庭用アイスクリーム 一部商品価格改定のお知らせ

森永製菓 6.1~10.0%値上げ 「チョコモナカ」「板チョコアイス」「アイスボックス」「エンゼルパイ」「ビスケット各種」など

 森永製菓 森永製菓アイスクリーム商品 価格改定のお知らせ

 森永製菓 森永製菓菓子商品価格改定のお知らせ

こうしてみると、夏の最盛期を前にアイスの値上げが出そろっているという印象です。今年の夏はアイスの食べ過ぎをちょっと控えたほうがいいかもしれません。

外食チェーン店にも価格改定の波

また、外食チェーン店の値上げも目立っています。こちらも小麦や食用油に始まり、多くの輸入食品を活用することで低価格と安定的な商品提供を実現してきました。しかし、円安の影響と原材料コスト高の影響で、値上げを迫られているのは間違いありません。例えば下記のチェーンは今月値上げします。

ケンタッキーフライドチキン 30~40円の値上げ チキンフィレサンドセットやランチボックスが対象(来月からはチキン単品なども10円~の値上げ)

 日本KFCホールディングス 価格改定のお知らせ

カレーハウスCoCo壱番屋 カレーが33円、トッピングが11~22円の値上げ(ポークカレーの場合で6.4%値上げ)

 壱番屋 価格改定に関するお知らせ

てんや 1~8%の値上げ 天丼は500円から530円に6%値上げ

 ロイヤルホールディングス 「天丼てんや」、「ロイヤルホスト」 商品価格の一部改定のお知らせ

ゆで太郎 メインメニューが20~50円ほど値上げ(かけそばの場合360円から380円になり5.6%相当)

ゆで太郎 価格改定のお知らせ

実は2月にもカツ丼セットやきつねそば、いなり2個セットなどを値上げする価格改定がありました(今回の改定とはメニューは被らない)。

名代富士そば そば(うどん)1玉あたり20円、ラーメン10円、天ぷら類、トッピング類は10円の値上げ

名代富士そば 価格改定のお知らせ

富士そばは、1月にかけそば310円から340円などの値上げをしたばかりです。今回の値上げでかけそばは360円に上がることになりました。

また、先月掲載漏れていましたが、松屋(牛丼)は定番の牛めし(並・大盛り)を除いて、多くのメニューが数十円値上げされています。

昨年秋の吉野家の値上げが10%相当でしたが、ひとつの目安となっているのは「10%値上げ」だと感じています。

ご飯だけではなく、スターバックスやタリーズでコーヒーを飲むときも値上げの影響がすでに出ています。お茶や食事など、外食については50~100円くらいは高くなっていると考えておいたほうがよさそうです。

もうひとつ気になるのは、外でお金を使っての飲食といえば「自動販売機」ですが、さてどうなりますか……

食品新聞 コカ・コーラ、小型容器の値上げを検討  大型PETの5月価格改定に続く動き 7月以降の実施を視野

今月のヒント:今から考えておきたいボーナスの「保存」

冒頭にも紹介しましたが、この先も多くの品目で値上げが控えていることは間違いありません。また9月以降の予定が明らかになっていない(これから発表される)値上げを含めると年内10000品目どころか15000品目の値上げになってもおかしくないと思います。

となると、夏以降の値上げも見据えて家計管理を考えておきたいところです。つまり、未来の値上げも見据えて家計管理を考え始める必要があるということです。

一般的には賃金がアップするのは年度の頭です。つまり4月始まりの会社であれば来年春まで賃上げはありません。かといって値上げは押し寄せてきます。

そこで重要になってくるのはボーナスの役割です。普通の家計でも毎月若干の不足があるときボーナスで補てんすることがあるでしょうが、この必要性が高まっているわけです。

今年の夏ボーナス、年末の冬ボーナスは、「ご褒美出費」の予算を控えめにしておきたいところです。旅行については、予算を控えめにして再計画してみるとか、夏ボーナスから意識的に12万円を残しておくとか(7~12月のあいだ、月2万円補てんするための予算)、意識的にボーナスを物価上昇対策に使ってみるのです。

ボーナスが支給される「前」に、ちょっと考えてみてはいかがでしょうか。

来月もまた、物価上昇情報をお届けします。