最大20%30000ポイントが還元されるかながわペイとは 魅力度の高い「ご当地ペイ」を活用しよう
期間限定「ご当地ペイ」が誕生 その名も「かながわペイ」
神奈川県民はちょっとしたエリートです。横浜も鎌倉もあるし、東京ほどごちゃごちゃしていませんし、何よりオシャレなエリアです。私は本籍が埼玉県民ですから、神奈川県民には常に羨望のまなざしを向けてきました。
そんな神奈川に「ご当地ペイ」が誕生しました。そう、キャッシュレス決済でも神奈川限定の決済方法が誕生したのです。その名も「かながわペイ」です。
神奈川県キャッシュレス・消費喚起事業というもので、なんと「総額70億円の還元」がうたわれており、「最大20%還元」が受けられる仕組みとなっています。
「うわ神奈川県民、うらやましい!」……と他県民としてはいいたくなりますがご安心を。神奈川県民でなくても、東京都民や埼玉県民も利用できます。もちろん、使えるエリアは神奈川県です。
このかながわペイ、10月25日からスタートしており、2022年1月31日までが対象期間、ポイント利用が2月28日までとなっています。
しかも先日、還元ポイントの上限を10000から30000円相当に引き上げると発表され注目を集めています。
今のところ、70億円の上限には達していないようですから、まだ利用は間に合いそうということで今回紹介してみたいと思います。
既存のQRコード決済を指定し、神奈川県内の対象店舗で利用すればOK
「すでにauPayとかd払いとかもう設定したし、かながわペイをさらに設定して銀行と連携したりするのは面倒かも……」と思ったあなた、大丈夫です。かながわペイの面白いところは、既存のQRコード決済を実際の支払いには活用しつつ、かながわペイアプリが利用金額をキャッチすることで、ポイント還元してくれる仕組みになっているからです。
簡単にいうと、
【初期設定時】
・アプリをダウンロードし、アカウントの初期設定をしておく。電話番号にSMS認証メールが届くので番号を入力する。このとき、住所地の郵便番号の入力と「あなたと神奈川県との関係性をお知らせください」という質問が出てくるが、神奈川県民ではない場合も慌てず、「観光」とか「通勤」「通学」などをクリックすれば大丈夫。
【支払時】
・まず最初に「かながわペイ」を起動し所定のQRコードを読み取り金額を入力する。
・店頭で確認をしてもらい、そこからQRコード決済アプリに遷移し決済を行う。
・利用できる決済方法はauPay、d払い、はまPay、LINE Pay、楽天Payのいずれかとなる。(d払いはあらかじめかながわペイアプリで連携設定をすることが推奨)
ここで、QRコード決済アプリを先に起動してしまうとポイント付与にならない可能性があるので注意が必要です。
ポイントはかながわペイに貯まり、期間内に利用する
ちなみにポイントの名称は「かながわポイント」ですが、かながわペイアプリのほうに貯まっていきます。
ポイントの還元率は中小店舗が20%、大店舗やチェーン店(コンビニなど)は10%となっています。どちらに該当するかはアプリで事前に確認ができます。
対象店舗と還元率、使える決済方法の種類などは、かながわペイアプリから地図上で検索できますので、「近くにないかな?」と調べてみるといいでしょう。
付与上限は10000ポイントとなっていましたが、12月15日のリリースで30000ポイントに拡充されることが決定しました(12月23日以降が対象となるようで、10000ポイント還元突破はそれ以降まで待つほうがいいようです)。
実はこれ、開始予定の段階では上限4000ポイントとなっていたので、7.5倍の大盤振る舞いとなりました。利用者にとっては超お得な改善となっており、できる限りたくさんポイントをもらいたいところです。
ちなみに12月14日付けのプレスリリースでは、60万ダウンロード達成と書かれており、全員が1万ポイントをもらってもまだ60億円でしたが、今回の上限拡張により、70億円到達の可能性が高まってきました。期限終了までしっかりポイントをためていきたいところです。
筆者もこのコラムを書き上げた今、かながわペイの設定も完了したので、「勝烈庵」にとんかつを食べるためだけに、横浜へ行こうか悩み始めています。お高いながらも超美味いとんかつですが、20%還元ならもうお得ですよね。
かながわペイ お一人様あたりのポイント付与上限の引き上げについて(予定)
インプレスウォッチ かながわPay、20%還元の付与上限を1万→3万ポイントに引き上げ
世田谷区民のためのせたがやペイも誕生!
さて、東京23区では世田谷区民といえば憧れの存在です(当事者にとってはあまり関係ないようですが、隣接した調布市民や他区民からすれば、ステイタス感ある)。
そんな世田谷にも「ご当地ペイ」があって、こちらは8月からスタートしています。「せたがやペイ」です。
かながわペイとの違いは、せたがやペイアプリ自体がチャージ機能も持っており、他の決済方法とは連携しない独自の決済方法であることです。利用店舗も世田谷区に限定されるのは当然ですが、すごいのは還元率です。
ポイント付与は「チャージ時点」「利用時点」それぞれに付与されており
○生活応援キャンペーン(チャージに対するキャンペーン)
せたがやPayをチャージすると、10%のポイントを付与するキャンペーン(対象額20万円まで)
○地元のお店応援キャンペーン第2弾(コイン支払いに対するキャンペーン)
せたがやPayで支払うと、20%のポイントを付与するキャンペーン(対象額20万円まで)。
※スーパー、ドラッグストアなどの大型店は対象外なのでアプリで確認のこと
これ、合計すると実質30%還元のようなもの。お店のほうにもポイント還元があるようで、地元の商店の振興策であることが明確になっています。
いずれも来年1月末までなので、区民はぜひ利用してみてください。
PayPayの地方自治体キャンペーンも見逃すな
今回は神奈川県と世田谷区の例を紹介しましたが、PayPayと地方自治体が連携して行われている「PayPay地方自治体キャンペーン」を最後に紹介しておきましょう。
地方自治体がQRコード決済ではトップシェアを誇るPayPayと連携し、PayPay決済を行った場合に10%ないし20%還元をするキャンペーンです(還元率は自治体により異なる)。詳しくはPayPayアプリで検索していただければと思いますが、1カ月程度の期間限定で各地で実施されています。
12月は67の自治体が実施をしているそうで、対象エリアは全国にまたがっています。「住んでいるエリアが対象になっていた」「出かけた先のお会計時に対象になっていることに気がついた」ということがけっこうあります。気づいたら積極的に利用してみてください。
――最近は大型還元が減っている印象のキャッシュレス決済ですが、探してみると意外なところに高額還元率のサービスが隠れているかもしれません。上手に利用してみてください。
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