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「ロマチェンコに勝てば私は次のレベルに進める」 WBO世界ライト級王者ホセ・ペドラザ(プエルトリコ)

杉浦大介スポーツライター
Photo By Mikey Williams/Top Rank

12月8日 ニューヨーク マディソン・スクウェア・ガーデン・シアター

WBA、WBO世界ライト級タイトル戦

WBA王者 

ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ/30歳/11勝(9KO)1敗)

WBO王者

ホセ・ペドラザ(プエルトリコ/29歳/25勝(12KO)1敗)

*インタヴューはスペイン語通訳を介して行われた

今夏に2階級制覇を果たした実力派王者

ーー統一戦まであと2日ですが、調整はいかがですか?

JP : 調子は素晴らしいですよ。エキサイトしていますし、勝利を手にするのを楽しみにしています。まずは明日の計量後にしっかり食事をとって、それからファイトに集中したいと思っています。

ーー2階級制覇を果たした8月のレイ・ベルトラン(メキシコ)戦はリングサイドで観させてもらいました。好内容の試合でしたが、自身でも満足していますか?

JP : あの試合の出来は自分でも良かったと思いますし、ロマチェンコ相手にも同じように勝ちたいと決意しています。ベルトラン戦は集中して臨めたのが良かった。それができるかどうかが今回も重要になるでしょう。

ーーもうベテランの域に達しましたが、ロマチェンコ戦はさらに知名度を上げる大きなチャンスだと感じていますか?

JP : その通りです。土曜日に勝てば、私はさらに次のレベルに進めるんです。そのときには例えばマイキー・ガルシア(アメリカ)とのさらなる統一戦といったビッグプランが視界に入ってくるでしょう。だから勝たなければいけません。

ーーそんな目標に向けて、今回は相手に不足はないという感じでしょうか?

JP : (ここは英語で)はい、彼はまったく悪い選手ではありません(笑)

ーーですよね(笑)ロマチェンコの長所とはどういったところでしょう?

JP : 彼は凄いボクサーです。すべてのスキルを備えた完成された選手ですね。多くの奇抜な動きを、いとも簡単そうにこなすところに最も感心させられます。そういった動きは実際には私もできるのですが、彼は本当にそれらを容易に見せますね。

KOで初黒星の挫折を乗り越えて

ーーそんな強豪に対し、可能な限りでファイトプランを明かして頂けますか?

JP : 私の方が背が高いので、リーチを生かし、距離をとって戦うつもりです。どのようにそれをやり遂げれば良いか、私にはわかっています。

ーー昨年1月、ジャーボンタ・デービス(アメリカ)戦では痛烈な敗北を喫しましたが、そこから立ち直って2階級制覇を果たしました。今振り返って、あの敗北から学んだことは? 

JP : まず適正ウェイトを考えるときに、自分の身体とよく相談しなければならない。また、タフな相手と戦うときには、リング上で一瞬たりとも集中を切らしてはいけないということも初黒星から学びました。

ーーこの試合後、あとどのくらい現役を続けたいと考えていますか? 

JP : もちろんいつまで自分のスキルを保てるか次第ですが、まだあと5〜6年は戦いたいと願っています。

ーーすでにボクサーとして望むべき多くを成し遂げたように見えますが、現在、そして今後の目標は?

JP : タイトルを防衛し、統一したい。今後にさらに階級を上げて、もっと多くのタイトルを勝ち取りたい。いつか日本でも戦ってみたいですね。私は日本の文化に興味があるので、試合で訪れることができれば素晴らしいと思います。

スポーツライター

東京都出身。高校球児からアマボクサーを経て、フリーランスのスポーツライターに転身。現在はニューヨーク在住で、MLB、NBA、ボクシングを中心に精力的に取材活動を行う。『日本経済新聞』『スポーツニッポン』『スポーツナビ』『スポルティーバ』『Number』『スポーツ・コミュニケーションズ』『スラッガー』『ダンクシュート』『ボクシングマガジン』等の多数の媒体に記事、コラムを寄稿している

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