間も無くゴング! WBA/WBC/IBF/WBO統一スーパーウエルター級戦。4団体を束ねるのは?
WBA/WBC/IBFスーパーウエルター級チャンピオン、ジャーメル・チャーロvs.WBO王者、ブライアン・カルロス・カスターノ戦のゴングまで、残すところ半日となった。
前日計量は、チャーロが153パウンド、カスターノが153.25パウンドでパスした。
WBA/WBC/IBFスーパーウエルター級チャンピオンは言った。
「テキサス州で戦えるのは嬉しいね。もっとも、俺はどこでだって用意されたリングで試合をするけれどさ。高揚しているし、不安も覚えながらリングに上がるよ。準備万端という表現以上の感情だな。
子供の頃から、主要団体を統一するのが夢だった。ボクシング界の頂点に立てる時が、ついに訪れたんだ。自分を支えてくれた人々に感謝したい。今こそ、双子の兄と共に俺たちの価値を世界中に知らしめる機会だ。こんなチャンスは、そうそうあるもんじゃないから、生かさないとな」
「まだ殿堂入りを意識するような年齢じゃないけれど、当日36分間戦い、俺の仕事を成し遂げれば、そんな物も見えてくるだろう。自分のキャリアにおいて、何度もこういう経験をしてきたので、特にプレッシャーは無い。常に強い選手と戦ってきたからね。相手は重圧を感じてるんじゃないの。ヤツが出てきたら、感情を爆発させるよ。
未来を予言することはしないが、俺は以前よりも強く、速くなった。全てのパンチにパワーも十分漲っている。これまでにない、最も危険な自分になった。他団体のチャンピオンと戦えるのは、有難いよ。互いにベストコンディションを築いただろうし、どちらが上かをしっかり目にしてほしい」
「俺の唯一の敗戦(2018年12月22日にトニー・ハリソンに敗れWBC王座を失う)は、神が与えて下さったものだ。再戦で借りを返したし、あれでガソリンが満タンになった。その結果、3本のベルトを手に入れた。もはや、上昇したいという欲求は止まらないぜ」
WBO同級王者も話した。
「自分にとっても、我がチームにとっても、アルゼンチンのボクシング界が新たな道を築くチャンスです。この瞬間を楽しみたいですね。全てのファンとともに、勝者としてリングから降りることを約束しますよ。アルゼンチンのみならず、ラテンアメリカの誇りを懸けて戦います。
先日、祖国のサッカー代表がコパアメリカを制したことも私のモチベーションを上げてくれました。ついにメッシが国を背負ってタイトルを獲得し、国民に幸せを届けてくれた。私も続きますよ」
「地元のファンの前で試合をするチャーロの方がプレッシャーを感じているでしょう。私は不利の予想を受け入れ、9カ月間ハードなトレーニングを積んで来たので、余計な感情はありません。やるだけのことをやりました。チャーロが技術を見せても、荒々しく出てきても、十分対応できます。勝つためにリングに上がります。
今回のファイトは戦争となるでしょう。統一王者になる自分を思い浮かべ、ワクワクしています。ファンの期待を裏切らない一戦となることは間違いありません。必ず勝ちます」
さて、154パウンドで4団体を束ねるのはどちらか。間もなくゴングだ。