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レブロンが東京五輪に出場か?

林壮一ノンフィクションライター
米国代表選手としてコービーと共に(写真:ロイター/アフロ)

 アメリカ時間の2月10日、東京五輪米国代表候補メンバー44名が発表された。7月上旬にキャンプが行われ、最終的には12名に絞られるが、何とも胸が躍る顔ぶれだ。金メダル候補の筆頭であるのは間違いない。

 嫌でも目を奪うのが、レブロン・ジェームズの名である。NBA唯一無二のKINGは、アメリカ代表としてこれまでに68試合プレー。五輪には3度出場し、2004年アテネで銅、2008年北京、2012年ロンドンでは金メダルを獲得した。この2つの金は、コービー・ブライアントと共に勝ち得たものだ。

 昨夏に中国で催されたワールドカップの代表12名は、全員がリストアップされた。4年前のリオ五輪代表からは、ハリソン・バーンズ、ジミー・バトラー、デマー・デローザン、ケビン・デュラント、ポール・ジョージ、ドレイモンド・グリーン、カイリー・アービング、カイル・ラウリー、クレイ・トンプソンの9名が、2012年ロンドン五輪優勝メンバーからは、レブロンの他にアンソニー・デイビス、ジェームズ・ハーデン、ケビン・デュラント、ケビン・ラブ、クリス・ポール、ラッセル・ウェストブルックが、2008年北京のVメンバーからは、KINGとドワイト・ハワードが挙がっている。

 加えて、この候補選手のうちの15名は、今週末のNBA ALL STARでコートに立つ。

 私見だが、レブロンはコービーへの思いを胸に、東京行きを望むのではないか。さいたまスーパーアリーナで、米国代表チームのパフォーマンスに酔いしれたい。日本のバスケファンに、<本物のバスケットボール>を見せてほしい。

※ 発表された44名。

1.バム・アデバヨ(ヒート)

2.ラマーカス・オルドリッジ(スパーズ)

3.ハリソン・バーンズ(キングス)

4.ブラッドリー・ビール(ウィザーズ)

5.デビン・ブッカー(サンズ)

6.マルコム・ブログドン(ペイサーズ)

7.ジェイレン・ブラウン(セルティックス)

8.ジミー・バトラー(ヒート)

9.マイク・コンリー(ジャズ)

10.ステフィン・カリー(ウォリアーズ)

11.アンソニー・デイビス(レイカーズ)

12.デマー・デローザン(スパーズ)

13.アンドレ・ドラモンド(キャバリアーズ)

14.ケビン・デュラント(ネッツ)

15.ポール・ジョージ(クリッパーズ)

16.ドレイモンド・グリーン(ウォリアーズ)

17.ジェームズ・ハーデン(ロケッツ)

18.モントレズ・ハレル(クリッパーズ)

19.ジョー・ハリス(ネッツ)

20.トバイアス・ハリス(セブンティシクサーズ)

21.ゴードン・ヘイワード(セルティックス)

22.ドワイト・ハワード(レイカーズ)

23.ブランドン・イングラム(ペリカンズ)

24.カイリー・アービング(ネッツ)

25.レブロン・ジェームズ(レイカーズ)

26.カイル・クーズマ(レイカーズ)

27.カワイ・レナード(クリッパーズ)

28.デイミアン・リラード(トレイルブレイザーズ)

29.ブルック・ロペス(バックス)

30.ケビン・ラブ(キャバリアーズ)

31.カイル・ラウリー(ラプターズ)

32.ジャベール・マギー(レイカーズ)

33.クリス・ミドルトン(バックス)

34.ドノバン・ミッチェル(ジャズ)

35.ビクター・オラディポ(ペイサーズ)

36.クリス・ポール(サンダー)

37.メイソン・プラムリー(ナゲッツ)

38.マーカス・スマート(セルティックス)

39.ジェイソン・テイタム(セルティックス)

40.クレイ・トンプソン(ウォリアーズ)

41.マイルズ・ターナー(ペイサーズ)

42.ケンバ・ウォーカー(セルティックス)

43.ラッセル・ウェストブルック(ロケッツ)

44.デリック・ホワイト(スパーズ)

ノンフィクションライター

1969年生まれ。ジュニアライト級でボクシングのプロテストに合格するも、左肘のケガで挫折。週刊誌記者を経て、ノンフィクションライターに。1996年に渡米し、アメリカの公立高校で教壇に立つなど教育者としても活動。2014年、東京大学大学院情報学環教育部修了。著書に『マイノリティーの拳』『アメリカ下層教育現場』『アメリカ問題児再生教室』(全て光文社電子書籍)『神様のリング』『世の中への扉 進め! サムライブルー』、『ほめて伸ばすコーチング』(全て講談社)などがある。

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