2階級制覇王者のサバイバルマッチ、間も無くゴング

Photo:Amanda Westcott/SHOWTIME

 WBC/WBAスーパーライト級王座統一、そしてWBCウエルター級タイトルも保持していたダニー・ガルシア(31)。現地時間25日、手放してしまったWBCウエルター級タイトル挑戦者決定戦のリングに上がる。相手は33歳のウクライナ人、イヴァン・レドカ。

 ガルシアのこれまで戦績は、35勝(21KO)2敗。レドカは23勝(18KO)4敗1分け。プエルトリコの血が流れるガルシアは、生まれも育ちもペンシルバニア州フィラデルフィア。今回のファイトはNY、ブルックリンで催されるため、ホームアリーナでの試合と言っていい。レドカはウクライナ生まれでデビュー以来すべてアメリカのリングに上がって来たが、今回は敵地と表現できよう。また、世界タイトルマッチは、キャリア初である。

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 2階級を制した元チャンプ、ガルシアは言う。

 「この試合に向けたトレーニングキャンプは、スパーリングも走り込みも減量も非常にスムーズに運んだ。全てにおいてパーフェクトだ。いいパフォーマンスを見せられると思う。ベテラン選手っていうのは、ひとつひとつの試合から学習することが出来る。俺は不利と言われようが有利と予想されようが、勝利を手にしてきた。ビッグマッチの経験もある。どういう結果が待ち受けているかは誰にも分からないが、肉体も精神も100%準備してリングに上がるよ」

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 「この試合は、自分にとって非常に重要だ。俺の未来は、土曜日の夜にかかっている。レドカがハングリーな男であるのは理解しているが、俺だって勝利に飢えている。

 サウスポーと戦うことについても周到に準備している。レドカの次は、よりタフな男ーーーパッキャオとやりたいぜ!」

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 「俺は21年、ボクシングをやって来た。ビッグマッチの時は、それぞれ大きなプレッシャーを感じたもんだよ。そういった感情を覚えながら、今、自分のボクシング愛を再確認しているんだ。現役選手って、そのスポーツに対する愛情を忘れがちだろう? でも、ボクシングって、俺に幸せを与えてくれるものだ。

 4月の試合前、とても調子が良かった。トレーニングする幸福を味わった。だからこそ7回KO勝ちを収めることができた。ファンにも喜んでもらえたよね。25日もそうなるだろうよ」

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 一方のレドカは次のように話した。

 「ダニーの頭には、既にエロール・スペンス・ジュニアやマニー・パッキャオのことがあるようだな。だから油断している様子が垣間見られる。そこに落とし穴があるね。でも、ヤツはその前に俺を選んだんだ。何故なら、サウスポー対策をしたいからさ。失礼な話だよな。まぁ、単なるチューンナップ試合にならないってことを思い知らせてやるよ」

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 「この試合に勝利すれば、俺の人生は変わる。キャリア最大の一戦だ。だから俺は、このファイトに集中している。ヤツをKOしてみせる。必ず勝者としてリングを降りるよ。俺はダニーより体のデカい、元来のウエルター級選手だ。”強い”ってことをお見せするぜ」

 間も無く、NY、ブルックリンでゴングが鳴る。微笑むのはどちらか?