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カルチョ!

林壮一ノンフィクションライター
DOUMOにて足技を披露する大道芸人?

ミラノ市内の観光地DOUMOで、サッカーボールを使った大道芸を目にした。上手い! ギャラリーはざっと数えただけで170人を越えていた。カルチョが根付いているなぁと感じる反面、街を歩いていても、あまりイタリアだなという感じがしない。

地下鉄での移動、古い教会、KIOSK、ファーストフィード店、土産物屋などを目にしていると、ニューヨークにいるような気持ちになる。外見上、イタリア人とアメリカ人の区別は付かないし、イタリア語が話せない私は、全ての会話を英語で行っているからか…。ラスベガスにイタリアをモチーフとしたホテルがあったが、精巧に作られていることが、今になって分かった。

それにしても、物乞いが多いことに驚く。地下鉄車内でも、必ず一日に2度は目の前に紙コップが突き出されてくる。DOUMO辺りでは、アフリカ人たちが手首にミサンガを巻いてきたり、肩に乗せてくる。「タダでいいよ、プレゼントだから」などと言って近づいて来るが、一旦手にしてしまったら「コインでいいから払え」となる。アメリカのルンペンたちより厚かましいかな…。地下鉄の車両内で、突然バイオリンやアコーディオンの演奏が始まった時は、なかなか楽しかったが。

※ 僕のイタリア取材レポートをより深くお読みになりたい方は 

http://otonano-shumatsu.com/column_list/36165.html

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ノンフィクションライター

1969年生まれ。ジュニアライト級でボクシングのプロテストに合格するも、左肘のケガで挫折。週刊誌記者を経て、ノンフィクションライターに。1996年に渡米し、アメリカの公立高校で教壇に立つなど教育者としても活動。2014年、東京大学大学院情報学環教育部修了。著書に『マイノリティーの拳』『アメリカ下層教育現場』『アメリカ問題児再生教室』(全て光文社電子書籍)『神様のリング』『世の中への扉 進め! サムライブルー』、『ほめて伸ばすコーチング』(全て講談社)などがある。

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