ACミラン主将の無念さ
ACミランのキャプテンで、イタリア代表のMFでもあるリカルド・モントリーヴォが、5月末日に行われたテストマッチ、イタリアvsアイルランド戦で右脛を骨折。全治2ヵ月で、ブラジルワールドカップ出場は絶望となった。
ワールドカップもオリンピックも4年に一度しか行われない。どんな選手も、そのBIG EVENTに合わせて調整する。モントリーヴォは低迷するACミランを引っ張り、ブラジルで自身の価値を思う存分証明したいと思っていたに違いない…。
5月18日の最終戦、ACミランは肩に金色の三本線の入った13-14年ではなく、一足早く来シーズン用のユニフォームをお披露目した。同日、ミラノ市内のオフィシャルショップでは、既に主力選手の物が売られていた。カカ、エルシャーラビー、そしてモントリーヴォの#18もあった。残念ながら、背番号10・本田圭佑の新ユニフォームは、まだ出回っていなかった。
イタリア代表でも背番号18を付けているモントリーヴォ。現在29歳の彼にとって、2018年のロシア大会は難しいであろう。U15から各年代のイタリア代表に選ばれ続け、4年前の南アフリカ大会では3戦すべてに出場した。ご存知のように1勝も挙げられなかった屈辱を晴らしたかったであろう。
サッカー選手にケガはつきものだが、この苦しみを如何に糧とするか、今後のモントリーヴォに注目したい。
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