アップルストアより高い新型『iPhone 11』、キャリアの端末返却割引プログラムはお得?

今年の『iPhone 11 Pro』。アップルより

 9月13日の予約開始にあわせて、ドコモ、au(KDDI)、ソフトバンクの3社も『iPhone 11』シリーズの価格を発表しました。

 電気通信事業法の一部の改正により今年10月から本体の割引が2万円までに制限されるため、どのような値付けをしてくるのか気になってましたが驚きました。これまでと同じく、アップルストアで買うよりも高いのです。

『iPhone 11』シリーズの価格一覧

 以下は『iPhone 11』シリーズのアップルとキャリア3社の価格一覧です(税込)。

『iPhone 11』シリーズの価格一覧。筆者作成(初出時Proシリーズの容量を間違えていたため修正)
『iPhone 11』シリーズの価格一覧。筆者作成(初出時Proシリーズの容量を間違えていたため修正)

 見ればわかりますが、どの機種でもアップルストアが一番安いです。これ、キャリアで買う必要があるのでしょうか?

 アップルストアで購入すればSIMフリーのため、どのキャリアに持ち込んでも使用できます。何も割引がつかないのであれば、アップルストアで購入&SIMだけ契約する方がどう考えてもお得です。

端末を返却する割引プログラムはお得?

 「さすがにこれはおかしいのでは?」と思い、もしかしたら端末を返却する割引プログラム(ドコモ:スマホおかえしプログラム、au:アップグレードプログラムDX、ソフトバンク:半額サポート+)を利用するとお得なのかもしれないと計算してみました。

 以下は『iPhone 11』256GBモデルを25ヶ月目に機種変更(と同時に端末返却)した場合の負担額と差額です。

割引プログラムを利用した場合の『iPhone 11』の実質負担額。筆者作成。※ちなみに『iPhone 11 Pro』や『iPhone 11 Pro Max』にすると割引額や差額の数字が大きくなりますが、買取額も高くなるため相殺されているものとみなし、ここでは掲載していません。
割引プログラムを利用した場合の『iPhone 11』の実質負担額。筆者作成。※ちなみに『iPhone 11 Pro』や『iPhone 11 Pro Max』にすると割引額や差額の数字が大きくなりますが、買取額も高くなるため相殺されているものとみなし、ここでは掲載していません。

 さすがにアップルストアよりも安くなりました。

 ただ、さきほどとは違いがあります。割引プログラムを利用する場合は端末を返却するため、手元にスマホ本体が残りません。

 『iPhone』は発売から2年経っても中古市場で価値があります。そこで、返却しなかった場合に手元に残る端末の価値もくわえて考えてみます。

2年前に発売された『iPhone 8』の今の価値は?

 比較に利用する端末は、2年前に発売された『iPhone 8』256GBモデルとします。

 以下は『iPhone 8』256GBモデルの発売当初の価格一覧と、現在の端末返却割引プログラムを利用した場合の負担額です。

割引プログラムを利用した場合の『iPhone 8』の実質負担額。筆者作成
割引プログラムを利用した場合の『iPhone 8』の実質負担額。筆者作成

『iPhone 8』256GBモデルの買取提示額

 続いて『iPhone 8』256GBモデルの中古価格を割り出します。

 お店に売る場合は、買取上限額として27,000円~47,000円が提示されていました。

  • イオシス:36,000円
  • じゃんぱら:40,000円(SIMロック解除済みの場合は45,000円)
  • ネットオフ:27,000円(同32,000円)
  • ブックオフ:35,000円
  • ソフマップ:47,000円

 個人間売買の『ヤフオク!』では平均約52,000円、フリマアプリ『メルカリ』では40,000円~65,000円ほどで購入(落札)されているようです。ちなみにこれらのサービスでは手数料として売上から約10%が差し引かれます。

ヤフオクでの価格。筆者キャプチャ
ヤフオクでの価格。筆者キャプチャ
メルカリでの価格。筆者キャプチャ
メルカリでの価格。筆者キャプチャ

 どこでどうやって売るかによって金額は異なりますが、上手に売ればお店でも個人相手でも端末が持つ価値は端末返却プログラムで割り引かれる金額よりも高くなります。

 『iPhone 11』シリーズ、高いと感じてる方はキャリアではなくアップルストアでの購入を検討してみてはどうでしょうか?