ドコモの『モバイル空間統計』でブラック企業をあぶり出せないか?

ドコモが販売すると発表したビッグデータに、利用者の個人情報が混じっているというデマが広がり話題になっていたそうです。

ドコモの統計データ販売、ネット上でデマ飛び交う | THE PAGE(ザ・ページ)(2013/09/09)

デマが広がったのは読売新聞の記事に「基地局が収集するデータには、位置情報だけでなく契約者の携帯電話番号や生年月日などの個人情報も含まれる」との一文があり、販売する統計情報にそれが含まれるのではないかという勘違いが原因だと思われます。

ドコモ、ビッグデータ販売へ…基地局機能活用 : ニュース : ネット&デジタル : YOMIURI ONLINE(読売新聞)(2013/09/06)

もちろん販売される統計情報は個人が特定できないように加工されますが、基地局からそこまでの情報を取得しているのであれば、逆にそれを利用できるのではないでしょうか。

位置情報から長時間残業している人が分かるはず

ドコモのモバイル空間統計では、場所や時間を指定して人の流れが分かるというものです。ということは、そこにずっといる人も分かるはずです。

例えば朝8時半ぐらいからそこにいて、夜23時、24時近くなってから自宅に帰る。これを5日、ないしは6日周期で繰り返している人がいれば、その人が長時間の残業をさせられている可能性は高いです。

1ヶ月、2ヶ月、半年という単位でそういったデータを抽出すれば、従業員に違法な長時間労働を行わせているブラック企業があぶり出せるはずです。

また、そこにいたという情報は残業の証拠にもなります。タイムカードを改ざんしても、従業員の携帯電話が終業後も長時間そこにあった事実は消せません。1日や2日なら置き忘れと言い訳できても、さすがに1ヶ月以上となるとそれは無理筋でしょう。

まあ誰の金でそのデータまとめるんだとか、そもそもそんな個人情報をいくら労基署が厚生労働省の機関とは言え扱わせて良いのかとか問題はイロイロ予想できますが、これが実現できたら世の中ももう少し良くなるんじゃないでしょうか。