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魅惑の“マッスル美女軍団”が参戦!? 韓国で世界最大級のマッスル大会が開催される!!

慎武宏ライター/スポーツソウル日本版編集長
(写真提供=SPORTS KOREA)韓国で人気のマッスル美女たち

“マッスル美女”ブームに沸いている韓国。そんな同国で、世界最大規模となるマッスル大会「Top Of Muscles」が開催される。9月3日から第一次予選が始まり、二次、三次、本選と過酷な争いが繰り広げられていく予定だ。

2014年11月にラスベガスのマッスルマニア世界大会で、奇跡の“Dカップ女神ボディ”ユ・スンオクが5位入賞を果たして以来、韓国で巻き起こっているマッスル美女ブームはいよいよ絶頂を迎えようとしているといえるかもしれない。

というのも、「Top Of Muscles」は、韓国国内はもちろん、海外まで含めたマッスル大会の総集合的な大会にするのが目的となっているからだ。去る7月にソウルで行われた「HTVコリアフィットネススター・チャンピオンシップ大会」も数々のマッスル美女を多様なジャンルで生んだ大会だったが、それ以上のド迫力が期待できそうだ。

(参考記事:写真20連発!! 韓国ソウルで行われた“マッスル美女”たちの大会がド迫力!!

もう少し「Top Of Muscles」について詳しく見ていこう。同大会では出場者を「アマチュア」「準プロ」「プロ」と3つのクラスに分けている。「準プロ」は「ここ3年間に国内大会5位以内の入賞経歴を持つ人」で、「プロ」は「ここ5年間に世界大会の入賞経歴を持つ人」と規定されており、いずれのクラスも満14歳以上が参加できるという。出場者は約3000人というのだから、驚かざるを得ない。

出場者をクラス分けするものの、最終トップ10を決める比率は「プロ・準プロ70%、アマチュア30%」になるという。9月3日から始まる第一次予選にはアマチュアだけが参加し、9月25日(予定)の第二次予選からは準プロが、10月2日(予定)の第三次予選からはプロも加わる。そこで勝ち残った15~20人が国内・海外でサバイバル予選を行い、最終的に本選が行われるそうだ。プロ、アマを問わない激戦が予想されるが、アマチュアで参加した女子高生や女子大生が、新たなマッスル・クイーンになる可能性もあるのだ。

気になるのは出場者たちだが、準プロとプロの申し込み締め切りが9月21日となっているため、詳細はまだわかっていない。そこで、もし韓国で高い人気を誇るマッスル美女たちが出場したら、どのクラスになるかを確認しておきたい。

まず、マッスル美女ブームの火付け役となった前出のユ・スンオクは、世界大会で入賞しているため「プロ」での出場となるだろう。また、最近はドラマ出演も果たした“脱アジア級スタイル”レイヤンも、2015年のマッスルマニア・ユニバース世界大会で二冠(スポーツモデル部門、ビキニ部門)を達成しているため、もちろん「プロ」だ。

一方で、ダイエット本まで発刊した “国宝級ヒップ”シム・ウトゥムは、2016年の「NABBA WFF Asia Seoul Open Championship」のスポーツモデル部門で1位となっているので「準プロ」になるだろう。

個人的に出場してほしいのは、ホン・ジュヨンだ。今年4月にはLAで行われたワールドビューティーフィットネス&ファッション(WBFF)大会でアマチュア・ビキニモデル部門TOP5に入賞しているため、もし出場するとなれば「プロ」ということになるだろう。ホン・ジュヨンがSNSで紹介したアップル・ヒップの成長記録を見るとその努力がわかるだけに、動向に注目したい。

(参考記事:「まさに“コーラ瓶ボディ”だ!!」 健康美溢れる女性ボディビルダー、ホン・ジュヨンの夢

ちなみに、「Top Of Muscles」の公式ホームページをみると、「準プロ」の規定部分に国内大会の基準が書かれており、「国内で開催される100人以上のボディビルまたはフィットネス関連大会」となっている。しかし、わざわざ注意書きで「セクシーバック大会などは除外」とも。詳しい理由があるのかわからないが、韓国NO.1のセクシーバックを決める大会が名指しで除外されているのは、その大会が盛況なだけに意外だ。

(参考記事:【写真】韓国最高の美尻を決める『第3回ミス・セクシーバック・コリア』開催。今年の優勝者は!?

興味深いのは、マッスル大会「Top Of Muscles」が地上波並みの影響力を持つJTBC(中央日報系のテレビ放送局)で放送されるということ。それによって「Top Of Muscles」は、世界最大級のマッスル大会でありながら、新たな芸能プログラムとしての期待も背負うこととなった。

いずれにせよ、終りが見えない韓国のマッスル美女ブーム。もはやブームではなく、一つの“ジャンル”としてすっかり定着しているようだ。

ライター/スポーツソウル日本版編集長

1971年4月16日東京都生まれの在日コリアン3世。早稲田大学・大学院スポーツ科学科修了。著書『ヒディンク・コリアの真実』で02年度ミズノ・スポーツライター賞最優秀賞受賞。著書・訳書に『祖国と母国とフットボール』『パク・チソン自伝』『韓流スターたちの真実』など多数。KFA(韓国サッカー協会)、KLPGA(韓国女子プロゴルフ協会)、Kリーグなどの登録メディア。韓国のスポーツ新聞『スポーツソウル』日本版編集長も務めている。

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