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武装組織ハマス、最初にイスラエルの国境沿いの監視塔にドローンから小型爆弾を投下して破壊

佐藤仁学術研究員・著述家
(写真:ロイター/アフロ)

2023年10月7日にパレスチナ自治区ガザを実効支配している武装組織ハマスがイスラエルに攻撃を行った。ハマスがイスラエルにロケット弾で攻撃を行ったり、パラシュートでイスラエル領土に侵攻してきた。ハマスはイスラエルに侵攻するにあたってドローンから爆弾を投下してイスラエルの国境沿いにある監視塔の監視システムを破壊していた。

タイムズ・オブ・イスラエルのエマニュエル・ファビアン記者は「ハマスは最初に国境沿いの監視塔の監視システムをドローンで破壊してから、ロケット弾を発射して、その後に国境のフェンスを越えてきて、テロリスト集団をイスラエル領内に入れてしまいました」と伝えていた。

小型のドローンに爆弾を搭載して監視塔の上から小型の爆弾を投下して監視システムと隣にあった機関銃を破壊した動画がハマスによって公開されていた。監視システムを通して遠隔地または塔の中で監視をしていたかもしれないが、監視塔の上にはイスラエル兵は誰もいなかった。

ハマスは小型民生品ドローンに爆弾を搭載して、イスラエル領内の救急車や戦車に爆弾を投下して破壊している動画も公開している。監視システムの破壊は戦場では重要であり、ウクライナ紛争でもウクライナ軍もロシア軍もドローンで爆弾を投下したり、爆弾を搭載したドローンごと監視システムに突っ込んでいき爆破させている。

戦場ではドローンを探知したらすぐに機能停止したり、破壊したりしないといけない。監視ドローンに居場所を察知されたら、その場所をめがけてミサイルなどで攻撃されてしまう。またこのようにドローンに爆弾や手榴弾などを搭載しており、そのまま突っ込んできたり、爆弾を投下されてしまう。ウクライナ紛争でもどのような安価な小型のドローンでも検知したら機能停止したり、機関銃や地対空ミサイルなどで徹底的に破壊している。

▼国境沿いの監視塔にドローンで爆弾を投下するハマス

学術研究員・著述家

グローバルガバナンスにおけるデジタルやメディアの果たす役割に関して研究。科学技術の発展とメディアの多様化によって世界は大きく進化してきました。それらが国際秩序をどう変化させたのか、また人間の行動と文化現象はどのように変容してきたのかを解明していきたいです。国際政治学(科学技術と戦争/平和・国家と人間の安全保障)歴史情報学(ホロコーストの記憶と表象のデジタル化)。修士(国際政治学)修士(社会デザイン学)。近著「情報通信アウトルック:ICTの浸透が変える未来」(NTT出版・共著)「情報通信アウトルック:ビッグデータが社会を変える」(同)「徹底研究!GAFA」(洋泉社・共著)など多数。

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