イスラエル、「歩きスマホ」対策として道路に信号を埋め込み
日本だけでなく世界中で「歩きスマホ」が問題になっている。その中でも特に横断歩道を渡る際に、信号が赤にもかかわらずスマホに夢中になっており、道路に飛び出して事故になることが後を絶たない。信号を見ないでスマホに夢中になっている人があまりにも多いので、イスラエルのテルアビブ市では、道路にLED照明を埋め込んで「歩きスマホ」をしていても、信号が赤か緑かがわかるようにする取組を開始した。
道路にLEDを埋め込んだ信号は、イスラエルが初めてではない。すでにドイツ、オランダ、シンガポール、オーストラリアでも導入されている。
テルアビブ市では、今回の道路へのLED信号の埋め込みは試験的なものだが、効果があれば実際に導入していく予定としている。世界中で「歩きスマホ」が社会的課題になっており、事故やトラブルが続出している。日本でも駅では注意喚起などを行っているが、一向に減らない。
横断歩道で信号を見ないでスマホを見ている人にも信号を確認してもらうために道路への信号の埋込は世界中で広がりを見せようとしている。逆転の発想だが、これから世界の信号は道路への埋込が標準になるのかもしれない。