中国、浙江省温州市:交差点での「歩きスマホ」罰金を導入へ
「歩きスマホ」のトラブルは日本だけでなく、世界中で社会問題になっている。中国浙江省温州市では2019年1月から「歩きスマホ」をしながら交差点の横断歩道を歩いた時に、10元(約160円)の罰金を科す条例が施行されたと報じられていた。下記に引用しておく。
日本よりも多い中国人の「歩きスマホ」
中国では日本以上にスマホが普及しており、都市部ではほぼ全員がスマホを所有しており、「歩きスマホ」はよく見る光景だ。特にスマホ決済も進んでいる中国ではスマホがないと生活ができないと言っても過言ではない。他にもメッセージのやり取りやSNSのチェックなど、いつでもスマホが気になって仕方ない。そのため「歩きスマホ」による事故やトラブルも多い。中国ではかつて「歩きスマホ」をしていたら、気がつかないで川に落ちて死亡事故につながった悲惨な例もある。
ホノルルでも「歩きスマホ」は罰金
また「歩きスマホ」による罰金も中国の浙江省温州市が初めてではない。ハワイのホノルル市では2017年10月、道路横断中のスマホのチェックやゲームなどの行為を禁止する条例が施行された。違反すると罰金を科される。いわゆる「歩きスマホ」禁止だ。スマホだけでなく、タブレット、ノートパソコン、ゲーム機器、デジタルカメラも罰則の対象となる。「歩きスマホ」による罰金はアメリカの主要都市では初めて。交通安全や「歩きスマホ」での事故防止のため、多くのアメリカの都市でも「歩きスマホ」への罰金導入が検討されている。