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ドバイ警察、「空飛ぶバイク」を2020年までに導入:まずは交通整理とレスキュー

佐藤仁学術研究員・著述家

 ドバイ警察は2020年までに「空飛ぶバイク」ホバーバイクを導入することを明らかにした。ホバーバイクはロシアのHoversurfが製造。時速70kmで25分間の飛行が可能。1人乗りで上空5メートルの高さまで飛行ができる。

 ホバーバイクにはカメラも設置されており、360度撮影することが可能。撮影された映像は監視センターに直接送信される。まずは交通渋滞の監視用とレスキュー目的として活用することを想定しており、ホバーバイクで犯人の追跡まではしないようだ。

以下はHoversurf社が制作したドバイ警察でのホバーバイク導入イメージ動画

自動運転車からロボコップまで

 ドバイでは自動運転車やドローンによるパトロールや追跡、さらにロボット警察の導入などが進んでいる。2030年までにドバイでは、警察の25%はロボット警察に置き換える予定。ホバーバイクに乗車して上空から監視や救出活動、さらに追跡するのも人間の警官ではなくロボコップである可能性も高い。

ホバーバイク導入を伝えるドバイ警察のTwitter

学術研究員・著述家

グローバルガバナンスにおけるデジタルやメディアの果たす役割に関して研究。科学技術の発展とメディアの多様化によって世界は大きく進化してきました。それらが国際秩序をどう変化させたのか、また人間の行動と文化現象はどのように変容してきたのかを解明していきたいです。国際政治学(科学技術と戦争/平和・国家と人間の安全保障)歴史情報学(ホロコーストの記憶と表象のデジタル化)。修士(国際政治学)修士(社会デザイン学)。近著「情報通信アウトルック:ICTの浸透が変える未来」(NTT出版・共著)「情報通信アウトルック:ビッグデータが社会を変える」(同)「徹底研究!GAFA」(洋泉社・共著)など多数。

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