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「阪神×au 歩きスマホ防止キャンペーン」を展開:リアルタイムで「歩きスマホ」注意の啓発動画も作成

佐藤仁学術研究員・著述家

阪神電車とKDDIは「歩きスマホ」による事故を防止するためのキャンペーンを2015年12月14日から月末まで、阪神電車の全駅にて共同で展開していくことを明らかにした。阪神電車とKDDIは2015年6月にも「歩きスマホ」防止を啓発する取組みを御影駅にて実施した。

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KDDIと阪神電車は「歩きスマホ」防止を訴えるチラシを同封したポケットティッシュの配布も行っていく。先日も伝えたように、NTTドコモも「歩きスマホ参勤交代」動画を作成して注意喚起を行っている

■リアルタイムで「歩きスマホ」を注意する啓発動画

また両社は神戸三宮駅を舞台にした啓発動画をWeb上で公開するほか、梅田駅及び甲子園駅でも配信する。啓発動画の中では実際の「歩きスマホ」が行われているシーンを基に再現した客観的な様子を放映することで、より多くの人たちに歩きスマホの危険性を伝え、広く周知を図っていく。

動画では「歩きスマホ」をしている自分のことを注意されて、ばつ悪そうにスマートフォンをしまったり、やれやれという顔をして「歩きスマホ」を止めている。

但し、本当にスマートフォンの画面に注目していて「歩きスマホ」をしてニュースやらSNS、ゲームに夢中になっていたら、このような放送で自分が注意されていることには気が付かないだろう。

■忘年会シーズンの12月、「歩きスマホ」は危険

12月は忘年会シーズンで酔っ払って駅で「歩きスマホ」をしている人も多い。「歩きスマホ」をしている人は「自分だけは大丈夫」と自己中心的な思考に陥り、他人の「歩きスマホ」にはイライラする。12月の夜の駅ではお酒で酔っ払って、さらに自己中心的に「歩きスマホ」をしながら駅を歩いている人がとても多い。12月は交通事故だけでなく忘年会シーズンで「歩きスマホ」による事故の危険が高い季節だ。

そして「歩きスマホ」は自分が事故に遭うだけでなく、他人に怪我をさせてしまう恐れも多い。つまり「歩きスマホ」をしている人が加害者、犯罪者になってしまう恐れがある。そして怪我をさせなくともトラブルや喧嘩が多い。

「歩きスマホ」で大切な人生を無駄にしないように。

学術研究員・著述家

グローバルガバナンスにおけるデジタルやメディアの果たす役割に関して研究。科学技術の発展とメディアの多様化によって世界は大きく進化してきました。それらが国際秩序をどう変化させたのか、また人間の行動と文化現象はどのように変容してきたのかを解明していきたいです。国際政治学(科学技術と戦争/平和・国家と人間の安全保障)歴史情報学(ホロコーストの記憶と表象のデジタル化)。修士(国際政治学)修士(社会デザイン学)。近著「情報通信アウトルック:ICTの浸透が変える未来」(NTT出版・共著)「情報通信アウトルック:ビッグデータが社会を変える」(同)「徹底研究!GAFA」(洋泉社・共著)など多数。

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