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気象予報士試験に台風接近・沖縄

崎濱綾子気象解説者/気象予報士/防災士/ウェザーマップ
台風8号進路予想図(ウェザーマップ)

台風8号 先島諸島から沖縄本島地方へ

衛星画像(ウェザーマップ)
衛星画像(ウェザーマップ)

台風8号は、8月22日(土)午前9時に沖縄の与那国島の南南西110キロの海上で発生しました。台風発生と同時に石垣島や与那国島などの八重山地方は強風域に入りました。

台風はその後ゆっくりと北上し、22日午後6時には暴風域を伴いました。石垣市では22日午後4時過ぎに34.6メートルの南風を観測しています。また24時間雨量は、23日午前10時20分時点で宮古島の仲筋では237.5 ミリ、石垣島の伊原間223.0ミリを観測し、それぞれ8月の1位の値を更新しています。

台風8号進路予想図(ウェザーマップ)
台風8号進路予想図(ウェザーマップ)

台風8号は、23日(日)午前9時には、久米島の西約290キロにあって、1時間におよそ15キロの速さで北北東へ進んでいます。中心の気圧は990ヘクトパスカル、中心付近の最大瞬間風速は40メートルで暴風域を伴っています。

台風は今後、発達しながら進路を東寄りに変えて、24日(月)の朝には強い勢力で沖縄本島地方に最も近づく見通しとなっています。

2012年は台風接近で気象予報士試験が延期に

2012年台風15号経路図(気象庁)
2012年台風15号経路図(気象庁)

気象予報士試験は、年に2回、1月と8月に全国6か所の会場で行われます。(北海道、宮城県、東京都、大阪府、福岡県、沖縄県にて)

2012年8月26日(日)に実施された通算第38回の気象予報士試験は、台風の影響で沖縄会場の試験が延期されました。

2012年の台風15号は、8月20日にマリアナ諸島で発生しゆっくりとした速さで西寄りに進み、21日には強い勢力となりました。その後も発達しながら1時間に15キロの速さで北西~北北西へ進み、25日には南大東島の南海上を大型で非常に強い勢力で進みました。25日午後9時には中心気圧910ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は50メートルと最も発達し、26日夜にかけて沖縄本島北部を通過しました。

台風は大型でゆっくりとした速さで沖縄付近を進んだため、沖縄本島地方と大東島地方では、暴風域に入っている時間が30時間を超えました。特に本島北部では500ミリを超える記録的な大雨となり、名護では歴代2位となる934.3ヘクトパスカルの最低気圧を観測しました。

この台風による負傷者も出ました。土砂災害や道路破損、住宅被害もありました。空の便は多くが欠航しバスやモノレールも運休、農業、水産、林業被害も報告されています。(沖縄県資料)

今回の気象予報士試験は予定通りに

2020年8月23日(日)の気象予報士試験は予定通りに行われています。(気象業務法の「指定試験機関」として気象予報士試験の実施している気象業務支援センターによりますと、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、試験当日は受験申請者全員の体温を確認するそうです。)

台風の中心は宮古島、石垣島などの先島諸島から沖縄本島地方に移してきます。沖縄本島地方では、これから台風の最接近となります。久米島では23日(日)夜遅くから、本島中南部では24日(月)未明から、本島北部では24日(月)昼前から暴風に警戒してください。沖縄本島地方では、23日(日)夕方から大しけとなる見込みです。暴風、大雨、高波、高潮に注意が必要となります。明るいうちの早めの台風対策をして下さい。

気象解説者/気象予報士/防災士/ウェザーマップ

Yahoo!ニュースエキスパート。沖縄生まれ沖縄育ち。お天気キャスター中に本格的に気象予報士資格を取得したいと思い、2005年に沖縄初の女性気象予報士になる。TBS系列『RBC THE NEWS』(月~金)に2016年3月まで出演し上京。日々の番組内での天気解説や報道取材を通して見えてきたもの、天気の移り変わりを綴る。沖縄の観光大使「ミスはごろも」として沖縄観光PR活動も1年間経験。夢は沖縄の天気に関する本を出すこと。趣味は御朱印集めなど。

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