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うりずん 沖縄の季語

崎濱綾子気象解説者/気象予報士/防災士/ウェザーマップ
沖縄の季語

【うりずん】

沖縄では春の暖かさを沖縄独特の季語、『うりずん』と呼んでいます。うりずんとは「潤い初め(うるおいぞめ)」が語源とされています。

カレンダーでみると旧暦の2月に低気圧が急激に発達し、風向きが大きくかわって海が大荒れになる事を『ニンガチカジマーイ』、新暦の5月、初夏を『若夏(わかなつ)』、梅雨の時期は『スーマンボースー』と表現しています。

沖縄は気温差が小さく、四季の変化がはっきりしないといわれていますが、このように表情豊かな季節を表す言葉が多く存在します。

沖縄の海
沖縄の海

うりずんの時期は沖縄の県花デイゴが開花。各地で海開きをし、日ごとに気温が上がってきました。夏日が増えて紫外線も強くなっています。沖縄に行く方は油断せず、曇っていても紫外線対策が必要です。

6日午前11時発表(気象庁)
6日午前11時発表(気象庁)
気象解説者/気象予報士/防災士/ウェザーマップ

Yahoo!ニュースエキスパート。沖縄生まれ沖縄育ち。お天気キャスター中に本格的に気象予報士資格を取得したいと思い、2005年に沖縄初の女性気象予報士になる。TBS系列『RBC THE NEWS』(月~金)に2016年3月まで出演し上京。日々の番組内での天気解説や報道取材を通して見えてきたもの、天気の移り変わりを綴る。沖縄の観光大使「ミスはごろも」として沖縄観光PR活動も1年間経験。夢は沖縄の天気に関する本を出すこと。趣味は御朱印集めなど。

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