高気圧が代用されていた?沖縄の梅雨

2014年5月12日午後6時の実況天気図

6月26日に全国トップを切って梅雨明けした沖縄地方。

沖縄の雨はザーザー降りでスコールのような雨です。

梅雨時期は毎日がなま暖かく”梅雨寒”なんていう言葉もありません。

(梅雨期間は5月5日から6月25日。梅雨入りは平年より4日早く、梅雨明けは平年より3日遅い)

5月の梅雨期間、ザーザー降りとなった日は全て月曜日と火曜日に集中。

週の前半は大雨曜日となっていました。(那覇の日降水量40ミリ以上の日)

(5月5日(月)・12日(月)・13日(火)・27日(火))

その中で特徴的だったのが、高気圧の通過による雨でした。

高気圧に挟まれるパターン
高気圧に挟まれるパターン

【高気圧に挟まれる雨】

5月12日(月)44ミリ。5月13日(火)43ミリ。

この日は梅雨前線の北に移動性の高気圧が進んできて、高気圧の前面が沖縄の真上と重なっていました。

梅雨前線は一般的に日本の北のオホーツク海高気圧と南東の太平洋高気圧の間に出来る停滞前線と言われています。

沖縄はオホーツク海高気圧の影響がないかわりに、移動性の高気圧がその役割を果たしてサンドイッチ型の高気圧になっていたようです。

移動性の高気圧から吹き出す北よりの風と、南海上にある太平洋高気圧からの湿った南からの風が梅雨前線付近で収束しています。

この2つの風の集まりが沖縄の梅雨前線を刺激する要因の一つとなっていました。

5日(月)と27日(火)は低気圧や前線の雨でした。

【高気圧と大雨】

高気圧が大雨を降らせるなんてイメージがないかもしれません。

梅雨時期の大雨は梅雨前線に向かう南からの暖湿気が注目されがちですが、視点を変えて北を通過する高気圧の通過時に着目してみると大雨のタイミングと重なります。

移動性の高気圧が本州付近を次々に通過する5月は沖縄では一足早く梅雨前線が停滞している時期。その北に高気圧が移動してくる周期をチェックすると、雨の降るタイミングが予想出来そうです。

去年那覇は5月に大雨を記録。この日も梅雨前線を挟んで沖縄の北には高気圧が大きく張り出していました。

(2013年5月23日 那覇での日降水量204ミリ。1ヶ月分の雨に相当する量。)

一般的な気象の教科書ではまだ教えてくれない新しい天気図の見方のひとつです。