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【東京モーターサイクルショー16】ホンダ、新型 アフリカツイン が打ち出したアドベンチャー的世界観

佐川健太郎モーターサイクルジャーナリスト
東京モーターサイクルショー2016 HONDA

今年の「ホンダ」はオフロード色を強調したブース展開が特徴だ。

まず目につくのは最近発売されたばかりの『CRF1000Lアフリカツイン』。“どこへでもどこまでも行ける”をコンセプトに開発された新世代アドベンチャーモデルで、88年に発売され人気を博した初代アフリカツイン同様、大陸横断ツアラーとしての高速巡航性能と本格的オフロード性能を両立しつつ全方位的にレベルアップを果たしている。

そして、早くもアドベンチャーイメージをより際立たせたコンセプトモデル『Africa Twin Adventure Sports Concept』が登場。ビッグタンクにブロックタイヤ、アルミハンドルポストにテルミニョーニ製フルエキを装備するなど、そのままラリーにも出られそうな雰囲気だ。

これ以外にもダカールラリーで活躍する『CRF450 RALLY』の実車や、『CRF250L』をベースにそのイメージを強く反映した『CRF250 RALLY』プロトタイプ、メガスクーターにアドベンチャーのスピリットを取り入れた都会派コミューター『City Adventure Concept』などが参考展示されるなど、アドベンチャー的世界観を満載。

また、空冷CBシリーズの新たな方向性を提案するコンセプトモデル『Concept CB』と『Concept CB Type II』が世界初公開。現行CB1100をベースに溶接跡のないフランジレスタンクやLEDヘッドライトを装備した進化版の位置づけだ。特にタイプIIはアルミタンクにオーリンズ製リヤショックとVFR800用フロントフォーク、ブレンボ製ラジアルキャリパー、2本出しアップマフラーを装備するなど“走り”強調したカフェレーサースタイルが印象的。ぜひ市販化してほしい一台だ。

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出典:レスポンス

モーターサイクルジャーナリスト

63年東京生まれ。早稲田大学教育学部卒業後、RECRUITグループ、販促コンサルタント会社を経て独立。趣味が高じてモータージャーナルの世界へ。編集者を経て現在はジャーナリストとして2輪専門誌やWEBメディアで活躍する傍ら、「ライディングアカデミー東京」校長を務めるなど、セーフティライディングの普及にも注力。㈱モト・マニアックス代表。「Webikeバイクニュース」編集長。日本交通心理学会員 交通心理士。MFJ認定インストラクター。

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