「竹島の日」日本よりも動きが活発な韓国!

竹島か、独島か。日韓が領有権を競っている「問題の島」(韓国外交部のHPから)

 今日(2月22日)は「竹島の日」である。竹島が帰属している島根県では毎年記念行事を行っているが、今年は「コロナ禍」もあって式典の参加人数も半数に減らすなどこの日を静かに迎えようとしているが、反作用しているのが韓国である

(参考資料:竹島(独島)とは一体、どんな島?――知られざるその実態)

 竹島を独島と呼び、領有権を主張している韓国にも「独島の日」がある。韓国は「竹島の日」に対抗して、10月25日を「独島の日」に定めている。

 韓国では「独島の日」には様々な行事や集会が催されるが、「竹島の日」も「独島の日」とほぼ変わらないくらい多くの動きがある。しかし、その多くが日本、島根県への抗議で占められている。

 今年は「竹島の日」を迎える前に韓国は早くも日本に噛みついていた。

 茂木敏充外相が先月18日に国会で行った外交演説で「竹島は歴史的にも国際法上も日本の固有の領土である」と主張したことについて韓国外交部は即座に反応し、「強く抗議し、即刻撤回を求める」との報道官声明を出していた。「独島」を管轄している慶尚北道でも道議会が発言の即時撤回を求める決議を与野党全会一致で採択していた。

 翌日(19日)には朴正煕元大統領が設立したことで知られる嶺南大学の独島研究所が韓国海洋水産開発院と共催で学術会議を開催していた。会議では6人の学者が日本の固有領土論の論理の虚構性を究明する研究論文を相次いで発表していた。

 また、慶尚北道の出捐機関である独島財団は21日からソウルの乙支路4街の地下街で「日本の歴史歪曲の真実を明らかにし、3.1(独立運動)精神を継承するための独島資料展」を開催している。同財団は「独島を知ってこそ、守れる」と題する本を製作しているが、今年は英語と日本語に翻訳し、米国や日本の市民団体に送っている。

 慶尚北道以外でも動きがあり、済州道では教育庁が独島に対する理解と愛国心を高めるため教育博物館に「独島体験館」を設置している。体験館には島の自然と生態系関する資料や地理、また竹島が「国際的に韓国の固有の領土である」ことを示す資料などが陳列されている。また、京畿道の水原でも博物館内に独島展示館が特別に設置され、島をPRしている。

 市民団体にも動きがあり、「竹島の日」には毎年ソウルの日本大使館前に設置されている「慰安婦像」周辺で抗議集会を開いている「独島を愛する会」は「コロナ」の影響もあって京畿道・高陽市にある独島広報館で集会を開き、日本大使館への抗議文だけでなく、「慰安婦は売春婦だ」と論じた米ハーバード大ロースクールのジョン・マーク・ラムザイヤー教授の辞任を求める書簡をハーバード大学総長に送る予定である。

 「竹島の日」の記念式典には政務官が派遣されているものの政府主催ではない。「竹島の日」は北方領土とは異なり、国ではなく、県が定めている。一方の韓国は国が「独島の日」を定めている。そうした違いが領土を巡る国民の関心度や「運動量」にも表れているようだ

(参考資料:韓国に試されている安倍総理の「竹島奪還」の本気度)

東京生まれ。明治学院大学英文科卒、新聞記者を経て1982年朝鮮問題専門誌「コリア・レポート」創刊。86年 評論家活動。98年ラジオ「アジアニュース」キャスター。03年 沖縄大学客員教授、海上保安庁政策アドバイザー(~15年3月)を歴任。外国人特派員協会、日本ペンクラブ会員。「もしも南北統一したら」(最新著)をはじめ「表裏の朝鮮半島」「韓国人と上手につきあう法」「韓国経済ハンドブック」「北朝鮮100の新常識」「金正恩の北朝鮮と日本」「世界が一目置く日本人」「大統領を殺す国 韓国」「在日の涙」「北朝鮮と日本人」(アントニオ猪木との共著)「真赤な韓国」(武藤正敏元駐韓日本大使との共著)など著書25冊

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