Yahoo!ニュース

北朝鮮が近々、3度目のミサイル発射か?

辺真一ジャーナリスト・コリア・レポート編集長
米軍偵察機「RC-135」(米空軍ホームページから)

 在日米軍所属の米国のRC-135リベットジョイント偵察機が13日、北朝鮮のミサイル活動を監視するため再び朝鮮半島に出動した。

 米空軍がツイターで公表したところによると、信号情報を収集するRC-135は現在、朝鮮半島上空3万1千フィート(約9.4キロメートル)でソウルの西側海上を飛行し、北朝鮮の主要施設への偵察活動を続けている。

 RC-135は北朝鮮が4月17日にいわゆる「新型戦術誘導武器」射撃試験を行った翌日に朝鮮半島での偵察活動に入ったが、今月2度あった北朝鮮の短距離ミサイル発射直前にも朝鮮半島上空に現われ、情報収集を行っていた。

具体的には日本海に面した東海岸から4日に発射された際には5日前の4月29日に春川一帯から北朝鮮の東側地域を、また、9日に西側から発射された際は前日に城南上空から北朝鮮の西側を監視していた。この時は、早期警報と情報収集任務も兼ねた米海軍のP-3C海上哨戒機も動員されていた。

 RC135は全長41.5メートル、全幅39.9メートル、全高12.70メートル、最高速度933キロメートル、最大飛行距離5,550キロメートルで、通常任務に就く際はパイロット、ナビゲーターの運航乗員と電子偵察担当将校等、合計27人が搭乗する。

 今月に入っての北朝鮮の2度のミサイル発射は飛行距離が240kmから430kmのロシア製短距離弾道ミサイル「 イスカンデル」と目されているが、仮に3度目があるとすれば、どのような種類のミサイルを発射するのだろうか?

ジャーナリスト・コリア・レポート編集長

東京生まれ。明治学院大学英文科卒、新聞記者を経て1982年朝鮮問題専門誌「コリア・レポート」創刊。86年 評論家活動。98年ラジオ「アジアニュース」キャスター。03年 沖縄大学客員教授、海上保安庁政策アドバイザー(~15年3月)を歴任。外国人特派員協会、日本ペンクラブ会員。「もしも南北統一したら」(最新著)をはじめ「表裏の朝鮮半島」「韓国人と上手につきあう法」「韓国経済ハンドブック」「北朝鮮100の新常識」「金正恩の北朝鮮と日本」「世界が一目置く日本人」「大統領を殺す国 韓国」「在日の涙」「北朝鮮と日本人」(アントニオ猪木との共著)「真赤な韓国」(武藤正敏元駐韓日本大使との共著)など著書25冊

「辺真一のマル秘レポート」

税込550円/月初月無料投稿頻度:月3回程度(不定期)

テレビ、ラジオ、新聞、雑誌ではなかなか語ることのできない日本を取り巻く国際情勢、特に日中、日露、日韓、日朝関係を軸とするアジア情勢、さらには朝鮮半島の動向に関する知られざる情報を提供し、かつ日本の安全、平和の観点から論じます。

※すでに購入済みの方はログインしてください。

※ご購入や初月無料の適用には条件がございます。購入についての注意事項を必ずお読みいただき、同意の上ご購入ください。欧州経済領域(EEA)およびイギリスから購入や閲覧ができませんのでご注意ください。

辺真一の最近の記事