ゲーマーが楽しみながら264万円を募金したTOPANGAチャリティカップ

TOPANGAチャリティカップで集まった募金の領収書(TOPANGA提供)

今年で10年を迎える年末の風物詩

12月26日に年末恒例eスポーツイベント「TOPANGAチャリティカップ」が開催されました。今年は第10回を数える節目となる大会です。今年はコロナ禍で開催が危ぶまれましたが、オンライン大会に切り替えることで開催に漕ぎ着けています。

TOPANGAチャリティカップは、対戦格闘ゲーム『ストリートファイターV CE』を使ったチーム戦です。例年だと5人ひと組のチーム戦でしたが、今年は3人ひと組に変更。なかなか運営の目が届きにくいオンラインにおいて、進行しやすい人数設定に変更したのではないでしょうか。

エントリー数は873名、291チームが参加しています。TOPANGAチャリティカップはオープン大会となっているので、ゲームを始めたばかりのプレイヤーからトッププロ選手まで参加し、誰でも楽しめるのが特徴です。チームを作れないソロプレイヤーも参加することができ、斡旋チームとして運営がソロプレイヤー同士のチームを作成してくれます。

まずは予選リーグ戦で戦います。4~5チームに振り分けられたグループで1位になったチームのみ決勝トーナメントへ勝ち抜くことができます。どのチームも3~4試合戦うことができるので、あっという間に大会が終わってしまうことがないのが嬉しいところです。また、一気にチーム数を減らせられるので、短時間でトーナメント進出チームを決まる利点もあります。ここら辺はTOPANGAチャリティカップがガチガチなeスポーツ大会と言うより、お祭りとして参加者全員が楽しめる仕組みとなっています。

『ストリートファイターV CE』の実況解説でお馴染みのハメコ。氏(写真左)とアール氏(写真右)もいつもよりも楽しさを全面に出しお祭り感を醸し出していました(筆者撮影)
『ストリートファイターV CE』の実況解説でお馴染みのハメコ。氏(写真左)とアール氏(写真右)もいつもよりも楽しさを全面に出しお祭り感を醸し出していました(筆者撮影)

かくゆう筆者も、テクニカルライターの西川善司氏と氏の配信動画のフォロワーであるからから氏とチームを組み参戦。2勝2敗でグループリーグの突破はなりませんでしたが、3タテを決めることもでき、十分に楽しめました。

優勝したのはカワノ会。カワノ選手、ジョビン選手、ウメハラ選手のプロゲーマーで構成されたチームです。決勝戦はふ~ど選手、大須晶選手、板橋ザンギエフ選手によるバーチャファイター6とこちらもトッププロ選手を2名要する布陣です。カワノ会の先鋒ジョビン選手がバーチャファイター6の大須晶選手を破るも中堅のふ~ど選手がジョビン選手、カワノ選手を撃破。優勝にあとひとりと迫ったところ、カワノ会ウメハラ選手が、ふ~ど選手と板橋ザンギエフ選手に連勝し、優勝を決めました。

板橋ザンギエフ選手を破り優勝を決めたウメハラ選手(OPENREC.tv TOPANGAより)
板橋ザンギエフ選手を破り優勝を決めたウメハラ選手(OPENREC.tv TOPANGAより)

264万円を超える募金が集まる

大会名にチャリティが入っていることからもわかりますが、大会で発生した収益はすべて日本赤十字社へ寄付されます。例年だと参加費がそのまま寄付となっていましたが、今年はオンラインと言うことで、参加費は無料。チャリティはOPENREC.tvの投げ銭機能「エール」を使用し、行われます。また、mouseコンピューター・GTUNEが協賛したことにより、その協賛金も寄付にあてられています。その総額は264万4115円。後日、10年間の寄付活動に対し、日本赤十字社東京都支部支部長小池百合子氏から感謝状も贈られました。

日本赤十字社東京都支部支部長小池百合子氏より送られた感謝状(TOPANGA提供)
日本赤十字社東京都支部支部長小池百合子氏より送られた感謝状(TOPANGA提供)

TOPANGAチャリティカップは、多くのゲーマーにとって、チャリティイベントではなく、年末のeスポーツイベントとして楽しみにしています。募金活動に協力するだけでなく、しっかりと自分たちも楽しみ、そのうえで募金活動に繋がっているのは、誰もが笑顔になれる良い施策と言えます。例年ですと、献血コーナーも用意され、大会参加者による献血も行われています。今年はオンラインのため、献血を行うことはできなかったので、来年こそはオフラインで開催し、募金と共に献血への協力もしていきたいところです。