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ももち選手とチョコブランカさんがトークショウを開催

岡安学eスポーツジャーナリスト
トークショウ&サイン会を行ったももち選手とチョコブランカさん(筆者撮影)

ゲーマー夫婦によるエッセイ集

プロゲーマー夫婦としてお馴染みのももち選手とチョコブランカさんによる初のエッセイ集「ゲームがつなぐ夫婦のはなし」が7月4日に白夜書房から発売されました。これを記念し、7月17日に高田馬場BSホールにてトークショウ&サイン会が開催されました。

トークショウでは本を書いたことで初めて知ったお互いのことやそれに付随する過去のエピソードなどが話されました。後半は来場者による質問に回答していましたが、予定時間をオーバーする中、ほぼすべての質問に答えていました。質問は意外にも会社経営に関わることが多く、若くして企業を立ち上げ、運営している姿がプロゲーマーとしての活動以上に気になる点だったとわかりました。他にも『ストリートファイター6』の上達のコツであったり、夫婦でケンカした後の仲直りの方法であったり、お互いの似ているところであったりと、普段では直接聞くことができないような話が飛び出し、来場者を沸かせていました。特にチョコブランカさんのお母さんとももち選手が初めて出会った時に「どこのウマの骨」扱いされたことの件は大いに盛り上がりました。現在はお互いがLINEで連絡するほどの良好な関係を築けているとのこと。

トークショウが終わった後は、サイン会が行われ、来場者にとって満足度の高いイベントとなったのではないでしょうか。

サインをするチョコブランカさんとももち選手(筆者撮影)
サインをするチョコブランカさんとももち選手(筆者撮影)

イベントの後で、ももち選手とチョコブランカさんに話を聞くことができたので、本を作った経緯や本を作ったことによる反響などを聞いてきました。

――出版おめでとうございます。「ゲームがつなぐ夫婦のはなし」を出版する経緯はどんな感じだったのでしょうか

ももち選手(以下ももち):出版社から声を掛けていただいたのがきっかけですね。本自体には興味があって、タイミングがあれば書きたいと思っていました。打ち合わせている中で、プロゲーマーとしての話よりエッセイ集としてアットホームな感じで行くのが良いのではと言うことになり、それであればって感じですね。時期的には去年の夏前くらいですね。

チョコブランカさん(以下チョコ):そこからおふたりの話でどうですかって感じになったんですよね。ふたりで書いたんですけど、それぞれに何を書いているか分からない状態でした。なので、子供の頃のももちを知らなかったので、今回のことで知れて良かったですね。子供の頃にゲームセンターとか行っていた話があって、楽しそうだなって思いました。私が住んでいた場所では子供の頃は近くにゲームセンターはなかったんですよね。

ももち:僕が住んでいたところも結構田舎だったんで、ゲームセンターはまだ怖いところってイメージでしたね。都市部とかだとサラリーマンとか来るようになっていたんですけど、対戦格闘ゲームブームが落ち着いて、不良のみが残っていた感じです。

――ももち選手はチョコブランカさんの出会う前の頃の話を読んでいかがでしたか。

ももち:今もゲーム以外のこと(歌ったり、踊ったり、車に乗ったり)をいろいろやっているので、びっくりはしていないけど、いろいろやってきているなぁって感じですね。僕はずっとゲームしかしてこなかったですから。

――トークショウでは学生時代は将来のことをまったく考えていなかったと言っていましたが、それに対して30歳を目前にして将来のことを考え、起業したわけですが、この考えの違いは年齢によるものでしょうか。それとも経験によるものでしょうか

ももち:どちらかと言うと年齢ですね。学生時代とか若くてバイトしていた時代とかって、周りにいる人間も同じようなやつらばかりで、そのこと自体になにも疑問を持たなかったんですよね。だから不安もありませんでした。20代後半になると、一緒に遊んでいたやつがだんだん居なくなっていくんですよね。結婚したり、バイトではなくちゃんと就職したり、生活が固まっていくんです。そうなると親にもそのことを言われますし、将来のことは考えていかないとと思うようになったんですよね。プロゲーマーとして活動していましたけど、そのことでいつまでやれるのかという不安が出てきたというのもあります。

チョコ:周りが結婚していくのは結構大きいですよね。私自身はもうちょっと前に同じことを経験していたんです。大学を卒業した時に就職をする時ですね。

トークショウでは来場者からの質問にも答えていました(筆者撮影)
トークショウでは来場者からの質問にも答えていました(筆者撮影)

――本が出てからの反応はいかがですか。

ももち:いろんな人に反応して貰えたのは嬉しいですね。個人的にはチョコママの反応が嬉しかったです。チョコママにまた知って貰えたのは良かったです。

チョコ:ファンの方にも喜んで貰えている。『ストリートファイター6』で新たにファンになってくれている方もいっぱい居るので、ももちを知る入門書的な感じでタイミング的にも良かったと思います。

――どんな人に読んで貰いたいですか。

ももち:チョコさんが言ったように新たに入ってきた人には知って貰いたいと思っています。あと自分達はふたりでやっているというのが大きいですね。夫婦やカップルでゲームを楽しんでいる人にも読んで欲しいですね。夫婦円満の秘訣を見いだしていただければ。

チョコ:今日、来場してくださった方にも、旦那と一緒にやっていますとか、奥さんと一緒にゲームしていますとか、言ってくださる人が居たんですよね。そういった方たちに参考にして貰えればなぁと。この本のタイトル通りなんですけど「ゲームがつなぐ」なんですよね。まあ、一緒にやっているとギスギスしたりもするんですけど(笑)。

――配信のコメントでは「なんだかんだ言って仲良し」感じで締められることも多いですし、ゲームで繋がっているというのは感じられていると思います。最後にファンに向けてコメントをお願いします。

チョコ:応援していただいている方は喜んで貰えているようですし、読みやすい本なので、是非読んでみてください。配信や切り抜き動画とは違う、総まとめ的に読んでいただけると良いかもですね。本を読んでよりももちや私を理解して貰ったうえで、配信や大会を観て貰えると嬉しいです。

――ありがとうございました。

eスポーツジャーナリスト

eスポーツを精力的に取材するフリーライター。ゲーム情報誌編集部を経て、フリーランスに。様々なゲーム誌に寄稿しながら、攻略本の執筆も行い、関わった書籍数は50冊以上。現在は、Webや雑誌、Mookなどで活動中。近著に『みんなが知りたかった最新eスポーツの教科書』(秀和システム刊)、『INGRESSを一生遊ぶ!』(宝島社刊)。

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