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2度目のトライアウトを終え「中日にも感謝、阪神にも感謝」と森越祐人選手

岡本育子フリーアナウンサー、フリーライター
12日の合同トライアウトでHRを含む2安打、守備でも“らしさ”を見せた森越選手。

 11月12日、大阪市此花区にある大阪シティ信用金庫スタジアム(舞洲ベースボールスタジアム)で、プロ野球12球団合同トライアウトが行われました。阪神タイガースからは森越祐人選手(31)と歳内宏明投手(26)が参加。またBCリーグの栃木でプレーする西岡剛選手(35)は昨年に続く受験で、ヒットがなくても一番注目を浴びていたのは言うまでもありません。

 そうそう!全部終わったところで野手18人が一塁ベンチ前に全員整列する様子をテレビの録画で見ました。投手陣は投げ終えた人から引き揚げていくため野手のみですが、森越選手の発声でスタンドにお礼の挨拶をし、お客様は大喜びです。過去にもあったんですかね?私はいつも取材している時間なのでわからなくて。もし初めてだとしたら誰が提案したのでしょう。

 ところで、なぜ森越選手が発声したのか。この日2安打した選手は中日・亀沢恭平選手、日本ハム・岸里亮佑選手、森越選手の3人でした。亀沢選手は最後にタイムリー三塁打でスタンドを沸かせたんですけど、その亀沢選手が唯一ホームランを放った同い年の森越選手を前へグッと押し出した、というわけです。

 そんなトライアウトを「できすぎ」と振り返った森越選手。当日のこと、そして戦力外通告を受けたあとに聞いた話も一緒に書かせていただきます。

自分への悔しさと、阪神に感謝の8年間

 その前に、まず歳内投手の結果とコメントをご紹介しましょう。歳内投手は後ろから3番目の登板。予定時刻より45分以上も早く出番が訪れたけど、ご家族はちゃんと間に合いました。おばあちゃん、ご両親、奥さん、お子さんたちが見守る中、スタンドからの大きな拍手と歓声で迎えられた97番です。

ヤクルト・山川捕手と打ち合わせをする歳内投手。
ヤクルト・山川捕手と打ち合わせをする歳内投手。
そのあとショートの森越選手にお辞儀しました。
そのあとショートの森越選手にお辞儀しました。

 最初はDeNA・松尾大河選手に4球目(※すべてカウント1-1からスタート)を打ち返され、自身の足元を抜けて中前打。ついで楽天・橋本到選手はフルカウントからの5球目で中飛。最後は日本ハム・岸里選手に2-2からの3球目、143キロの真っすぐで見逃し三振!ベンチに戻る背中に、拍手がなかなか鳴り止みません。最速は144キロでした。

 登板直後のテレビインタビューで「すごく緊張したんですけど、タイガースのユニホームを着て投げるのは、多分きょうが最後なので思い切っていこうと思いました」と話した歳内投手。囲み取材で感想を聞かれ「だいぶ実戦から離れていたので最初は浮ついていたけど、3人目でやっと。最後のバッターはしっかり投げることができた」と言っています。

 西岡選手と森越選手が守っていたのは「すごく頼もしかったです」と笑顔。スタンドの声援は聞こえた?「はい!さすが大阪なので。場所的にもいいところでやれてよかったです」。2日前まで台湾で野球をしていたので、家族の皆さんとは帰ってきて少し話しただけだとか。でも「楽しんで悔いのないように行っておいで」と送り出されたみたいですよ。

3人目の打者に投げ込んだ144キロ、143キロの直球は見事でした!
3人目の打者に投げ込んだ144キロ、143キロの直球は見事でした!

 阪神での日々を振り返り「悔しい思いの方が多かった8年間ですね。ケガも多かったですし。でもここまで成長させてもらえたのも、8年間ケガがありながらやらせてもらえたのも、本当に感謝の気持ちです」と締めくくった歳内投手。NPB以外の選択肢は?と聞かれると「本当にまだ何も考えていないんです。やめることは簡単ですけど、やれるうちはチャレンジしていきたいなと思います」とだけ答えました。

2安打で受験者唯一のホームラン!

 森越選手は計4打席。カウント1-1からのスタートで、まずヤクルト・屋宜照悟投手から右前打(1-2の2球目)。これが打者7人目で初めてのヒットです。次は元楽天・横山貴明投手で投直(2-2からの3球目、128キロ)。3打席目は西武・高木勇人投手から四球(フルカウントの5球目、137キロ)。最後がソフトバンク・岡本健投手の2球目、141キロの真っすぐを左翼席へ!

 誰もが野球人生を賭けて臨み、誰もがライバルであろうトライアウト。だからこそ笑顔を見せずホームインした森越選手に、手を差し出す選手たちがいました。ベンチでも笑って迎えられ、森越選手もほんの一瞬だけ歯を見せたような気がします。

開始前に外野で説明を聞く西岡選手(右)と森越選手(左)。
開始前に外野で説明を聞く西岡選手(右)と森越選手(左)。

 歳内投手も「頼もしい」と言っていた守備は、西岡選手も森越選手も午前中に4打席を終えたため、午後の部はほとんどグラウンドにいたもよう。森越選手はショートとセカンドを、西岡選手はセカンドを、時おり2人で何か話しながら守っていました。

 終了後、取材を受ける選手や着替えて帰っていく選手を見送って、最終グループでようやくロッカーから出てきた森越選手。できたら着替える前にしゃべってほしかったと言ったら「え、そうなの?僕?」と目を丸くしながらテレビカメラの前へ。その割に、2安打が自分だけでないことも、ホームランは1本しか出ていないことも、しっかり知っていましたけどね。

「これがホームランじゃなかったら諦めがつく」

 まずテレビインタビューです。4打席で3打数2安打の内容を振り返って、森越選手はこう話しています。

森越選手、これは1打席目の右前打です。
森越選手、これは1打席目の右前打です。

 「できすぎですね。最初のピッチャーの初球で、真っすぐを待っていたのに手が出なくてヤバいな~と思った。正直ピッチャーの球を見るのが久々だったので、それで詰まりながらライト前に打てたのが、自分みたいなタイプには一番理想かなと。あとフォアボールも取れたし。ホームランは1、2、3で打って最高の結果になった。そこに尽きるんじゃないですか、結果が出たってことに」

1打席目を終えてベンチへ戻るところ。
1打席目を終えてベンチへ戻るところ。

 ホームランは「これが(スタンドまで)いかなかったら、この当たりがホームランじゃなかったら、諦めがつくなと思って走りました」とのこと。公式戦では?「ことしファームで2本ですかね。久々の感覚でした」(非公式戦を合わせると今季ファームでは計4本、1軍は9年間で0本)。では改めてNPBへの思いを。「31にもなりますけど、受けた以上はどこかから声をかけていただけるのを待って受けさせてもらったので、電話を握りしめて待ちたいです」

 ご家族がご覧になっていたそうで。「その中で2本打てたのはよかった。最後のユニホーム姿になるかもしれないので、ホッとしているというか、自分は全力でプレーしていい姿を見せられたかなと思います」。子どもさんも?「まだ11か月でわからないと思うんですけど」

 結果を待つ毎日になりますね。「やることはやったので、ドキドキしながら待つだけです」。そして最後に「9年間プロ野球でやらせてもらったので、まだやれる、まだやりたいっていう思いは強いです。そう思って皆さんも受けていると、全員そういう気持ちだと思います」と述べました。

ひとりで野球と向き合った1か月

 続いて記者陣による囲み取材へと移り、ちょっと緊張感も解けて普段の森越選手になったようです。西岡さんと二遊間を守りながら何か話をしていた?と聞かれ「独立リーグは年間で何試合やるんですかとか、そういう他愛もない会話。懐かしい感じでした」と笑います。

既に4打席を終えた2人は仲よく守備に。左が森越選手、右は西岡選手です。
既に4打席を終えた2人は仲よく守備に。左が森越選手、右は西岡選手です。

 テレビインタビューでも「(トライアウトを)受けると決めた時から、きのうまでを大事にしてきた」というコメントがあり、ここでも「トライアウトを受けると決めてから、きのうまでの練習を自分の中で悔いのないようにやろうと決めていたので。それを大事にしてきたのが、いい結果につながったのかなと思う」と繰り返しました。

 「鳴尾浜で練習を手伝ってくれる人もいたんですけど、阪神から受験する野手が他にいないという状況だったので、自分でマシンを打ったり、あとは小宮山さんに投げてもらったり。この約1か月、ひとりでいろいろ考えながら野球と向き合う時間が、自分の中で濃かった」。なるほど、そういう意味だったのかと少ししんみり。

結果が出ちゃったんで…

これは4打席目、ホームランを打ったところです。
これは4打席目、ホームランを打ったところです。

 すると、しみじみした口調のまま森越選手は続けます。「それで結果が出ちゃったんで、やれるって思っちゃいますよねえ」。ん?と思って顔を見上げると、ちょっと口元が緩んでいるような。「でも、こればっかりは僕だけの意思でできないので。きょうが区切りになるかもしれないし、きょうがスタートになるかもしれないので、あとは待つだけです」

ホームランを打って三塁を回った森越選手。「入っちゃったなあ」なんて思っているのでしょうか。
ホームランを打って三塁を回った森越選手。「入っちゃったなあ」なんて思っているのでしょうか。

 5年前に参加したトライアウトと比べて印象は?「雰囲気はやっぱり、よくはないですよね。5年前もそうですけど、あしたから仕事がないという人たちが受けているので。そういう面では1回目と2回目、どっちも新鮮でした。今回は運よく、タイガースのユニホームを着て関西でやれて、打席に入った時もすごい声援をもらえた。中日の時は静岡だったので、中日ファンの方からすごい声援をもらえた。それがすごく励みになりましたし、運もいいなと思いました」

 マウンドへ出てきた歳内投手とアイコンタクト?「そうですね。あいつの後ろで守ることは限りなく低い可能性になるし、そこに西岡さんもいたので、なんか懐かしいなと思いながら守っていました」。頼もしかったそうですよ。「それはよかったです」

 締めくくりに、最高の結果ですね?と確認したら「これ以上ないんじゃないですか、はい」と頷きました。

「まだやれる」という気持ちがわかった

 ここからは、森越選手が戦力外通告を受けたあとの10月23日に鳴尾浜で聞いた話をご紹介します。この日は山崎憲晴選手が荷物を取りに訪れ、そこに現れた岡崎太一選手と3人でかなり長い時間、立ち話をしていましたね。山崎選手は10月2日の通告後初めて姿を見せたそうで、もう進路は決めたらしくスッキリした笑顔。またどこかで会ったら、よろしくお願いします!

10月14日、サンマリンスタジアムで守備練習中の森越選手です。
10月14日、サンマリンスタジアムで守備練習中の森越選手です。

 森越選手は10月7日から始まったフェニックス・リーグに参加していて、第2クール終了の15日に俊介選手、荒木郁也選手とともに引き揚げました。その4日後に来季の契約を結ばないことを告げられたのです。フェニックス・リーグで「8試合に出場し、27打数11安打3打点、1本塁打、打率.407!」と私も記事を書いたばかりだったので、ビックリ。

 本人も驚いたようですが、話を聞いた時点では「まあドラフト後、誰かが出ることになるだろうなとは思っていました。仕方ないですね。結果を出せなかった自分が悪いので。切り替えてやるしかないです」と、受験を決めたトライアウトに向かって黙々と練習に励んでいました。

 ことし1軍出場はかなわなかったものの、終盤の追い上げはかなり印象に残っていますが「いやいや、追い上げられなかったですけどね。最終的な結果でいうと」と苦笑い。フェニックスでも好調で。「そうですね。調子自体はよかった。だからまだやれるんじゃないかっていう気持ちになっちゃっています。みんな“まだやれる”ってコメントを出すじゃないですか。その気持ちがすごくわかりました。“まだやれるのかな~俺”っていう気持ちになっちゃった(笑)」

どっしり構えた奥さんの後押し

 でも、すぐにトライアウトを受けるという結論は出せなかったと言います。「5年前はひとりだったけど、今は嫁さんも子どももいる。メシを食わせていく立場であり、今後のことを考えたら…。現役を続けてまた1年や2年でクビになって“はい、何もありません”ってわけにはいかないだろう」と悩みました。

トライアウト当日、森越選手の表情には余裕がありました。
トライアウト当日、森越選手の表情には余裕がありました。

 ところが、奥さんから聞いたのは「現役をやったらいいんじゃない?何とかなるでしょ」という、思わぬ言葉。「嫁さんがそんな感じだったので、じゃ受けます!お言葉に甘えて、みたいな(笑)。意外にどっしりしていました。どこかが獲ってくれる、獲ってくれないは別として、大阪だから嫁さんも見に来られるし、僕の家族も愛知から来られるかもしれないし」

 何よりも力強くて、嬉しい奥さんの後押しがあったんですね。頼もしい、と言ったら怒られるかもしれませんが、これでまた夫婦の絆も固くなったでしょう。ちなみに、もし東北とか遠い土地へ行くことになっても「嫁さんは暑がりなので大丈夫です。いつも『あっつー!』しか言わないので(笑)、ちょうどいいかもしれない」と森越選手。九州でも平気?と聞くのはやめました。

「中日にも感謝、阪神にも感謝」

 2014年のトライアウトを「あの頃は、ようやくプロ野球の生活に慣れて自分の立場もわかり、自分は守備で生きていかなきゃいけないんだなと感じた時でしたね」と振り返ります。「もちろんレギュラーが一番だけど、それ以外でもいろんな働き場所があるから、そういうところを目指していくのも一つの手だなと思った矢先に告げられた戦力外だったので、あの時の方が頭は真っ白というか…えっ?となった」

2014年、草薙での合同トライアウト。一塁上の森越選手(右)と中田亮二選手(左)。
2014年、草薙での合同トライアウト。一塁上の森越選手(右)と中田亮二選手(左)。

 そして今回については「でも一度戦力外になって阪神に来たので、いつ、その時が来てもおかしくないなという状態ではいました。それで中日より長くやれたっていうのは、球団に対しての感謝しかないです。もともと、ない5年間だったので。もちろん中日に入っていなかったら、この5年間もなかったですし。中日にも感謝、阪神にも感謝です。そっちの方が強いかな」と続けました。

 中日の4年を上回った阪神5年間の思い出は?「入ってすぐケガして手術したこと」。2015年2月の安芸キャンプで右膝の半月板を損傷し、同24日にクリーニング手術を受けたんですよね。「ナゴヤドームでこけたこと」。これはもう、本人には申し訳ないけど今でも大爆笑してしまう出来事です。

 2017年8月18日、ナゴヤドームで行われた1軍の中日-阪神戦。8回無死一塁で打席に入り、初球を打って遊ゴロ併殺打だったんですけど、6-4-3とボールが渡って一塁付近を映すテレビ画面に打者走者の姿は見えず。今も検索すると出てくる動画には『森越、消えた!』というフレーズが踊っていますね。なんというか、あまりにも見事なこけ方だったもんで。

トライアウトから10日後の11月19日に、早くも入団会見がありました。
トライアウトから10日後の11月19日に、早くも入団会見がありました。

 森越選手は「キャッチャーの松井雅人さん(現オリックス)が1つ上の先輩で、多分あれは土を盛っていたんですよ。足場をならす振りして(笑)。そうじゃなかったら、つまずかないでしょう?ほんとに、山がありましたもん!山を高く盛っていたんです、泥だんごみたいに」と力説していたので、来年また確認しておきましょう。

1年目の2か月が持つ大きな意味

 「阪神の1年目はケガをして、結果を出さなければ本当にもう終わりだなと思っていたんですけど、復帰してすぐファームの月間MVPを獲って、そこから1軍に呼んでもらった。あの1か月、2か月がなかったら多分、今はないと思うので」

 2015年2月の右膝手術から復帰したのは5月13日、ウエスタン・ソフトバンク戦(鳴尾浜)。同21日には古巣の中日戦(ナゴヤ)で移籍後初ホームランを放っています。その2日後の23日、西岡選手と入れ替わって1軍に昇格!DeNA戦(横浜)の7回に代走で初出場すると、そのままサードの守備につきました。

2015年11月、秋季キャンプ中に行われた契約更改後の森越選手。
2015年11月、秋季キャンプ中に行われた契約更改後の森越選手。

 ファームの月間MVPはウエスタン・リーグ6月度の受賞です。6月は13試合に出場し、43打数19安打5打点(1本塁打)で打率.442という成績。これは2位と1割以上差の打率で、長打率.698と出塁率.500も、もちろんリーグトップでした。すごいですね。この数か月が森越選手にとって大きな意味を持っていると言います。

 「そこは、一緒にリハビリしてくれたトレーナーさんとかスタッフの皆さんに感謝しないといけないですね、今思えば。当時は自分のことに、目の前の打席に必死でしたけど、今振り返るとリハビリ期間と復帰してからの2か月がなかったら、5年間もやれていなかったと思います。それがあって、掛布さんや矢野さんといった指導者の方とも出会えて、こういう考え方もあるんだなと自分の引き出しも増えました」

2016年3月、練習を終えて。いつの時も笑顔が印象に残る選手です。
2016年3月、練習を終えて。いつの時も笑顔が印象に残る選手です。

 昨年の矢野ファーム監督時代は、本当に盛り上げてもらった印象があると言うと「それはファン感謝デーからでしょ?」と返されたけど、試合前の円陣で披露する滑らない話を始めたのも森越選手だと聞いていますし、試合後のヒーロースピーチもさすがでした。「そういうのもあるのか、戦力外になったと挨拶に行っても『お前のキャラだったら、どこででもできるよ』と言われることが一番多かった。ほんと嬉しいですよね」

来年も鹿児島へ行けたら

 先輩に可愛がられ、後輩に慕われる森越選手ですが、阪神に来た当初の遠慮や気遣いは「そりゃもちろんありますよ。人見知りだし」とのこと。慣れるまでどれくらいかかった?「最初がリハビリだったので(笑)。1年はかかったんじゃないですかね」。今や、なくてはならない人ですからね。その守備力を尊敬し、いつもガン見している小幡竜平選手も寂しいでしょう。

 毎年一緒に鹿児島で自主トレをしているDeNA・大和選手に連絡をすると「どうするの?と聞かれたので、やろうかな~とは思っています、と答えた」そうです。そして「大和さんに『ダメでもお前、来るやろ?鹿児島』って言われました。でも、もしトライアウトがダメで会社勤めをしていたら、ちょっと早めの有休になっちゃう。1月から務めて、いきなり休むんか!ってなっちゃうんで」って。真剣に考えていましたよ。

トライアウトを終えて引き揚げる森越選手。取材もかなり多かったですね。
トライアウトを終えて引き揚げる森越選手。取材もかなり多かったですね。

 最後に、1年前のトライアウトで今成亮太選手にも聞きましたが「ファン感謝デーのことは心配?」と振ってみると「いや知らないです(笑)。僕はもう管轄外です」と言いながら「今成さんぐらいが出てくれると助かるけど。誰かが今、焦っているでしょう。盛り上げないとね。(伊藤)隼太が引き継ぐしかないんじゃないかな」と気にかけてくれています。

 トライアウト終了から1週間以内をメドとされていた獲得を伝える連絡ですが、ことしは“5日以内”に変わりました。何をするにも携帯電話を手放せない日を過ごしているんでしょうね。本人だけでなく、周囲も胃が痛くなるような時間。いい知らせが届きますように。また白球を追う姿が、1人でも多く見られますように。

   <掲載写真は筆者撮影>

※こちらは、森越選手の過去の記事です。

 ★2014年11月19日の阪神入団会見

https://news.yahoo.co.jp/byline/okamotoikuko/20141120-00040845/

 ★2015年5月、淡路島でのこぼれ話。野球教室で大活躍?

https://news.yahoo.co.jp/byline/okamotoikuko/20150520-00045859/

 ★2015年5月、1軍昇格直前のナゴヤ球場での試合

https://news.yahoo.co.jp/byline/okamotoikuko/20150522-00045936/

 ★2017年11月の契約更改

https://news.yahoo.co.jp/byline/okamotoikuko/20171122-00078461/

フリーアナウンサー、フリーライター

兵庫県加古川市出身。MBSラジオのプロ野球ナイター中継や『太田幸司のスポーツナウ』など、スポーツ番組にレギュラー出演したことが縁で阪神タイガースと関わって約40年。GAORAのウエスタンリーグ中継では実況にも挑戦。それからタイガースのファームを取材するようになり、はや30年が経ちました。2005年からスポニチのウェブサイトで連載していた『岡本育子の小虎日記』を新装開店。「ファームの母」と言われて数十年、母ではもう厚かましい年齢になってしまいましたが…1軍で活躍する選手の“小虎時代”や、これから1軍を目指す若虎、さらには退団後の元小虎たちの近況などもお伝えします。まだまだ母のつもりで!

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