8年ぶりのウエスタン・リーグ制覇へ王手!《阪神ファーム》
18日の時点で阪神が残り2カード、他の4チームは残り3カードとなったウエスタン・リーグ。首位の阪神は19日から今季最後の本拠地開催ゲームで、しかも優勝へのマジックナンバー対象チームである2位のソフトバンクを迎えています。ソフトバンクが前節で広島に3連敗したことにより、8年ぶりの優勝へ阪神は大きく前進しました。
そして直接対決初日の19日、鳴尾浜で阪神が勝ち、ついにマジック2が点灯!あとは場所が急きょ変更された甲子園球場で1勝すればもちろん、2つ引き分けても優勝決定というところ…きのう20日は無情の雨で10時30分に中止が決定しました。2015年からウエスタン・リーグは中止の振替試合がなくなったので、総試合数が減るだけ。つまり中止も引き分けと同じなんですね。よって、マジックナンバーは1つ減って1となっています。
きょう21日も前日からの雨は降ったり止んだりしながら続き、午前1時頃と5時頃にかなりまとまって降りました。早くすっきり上がってくれればいいんですけど。まさか中止で優勝ってのは避けたいですよねえ。そのあたりも含め、きのう20日、甲子園球場の室内で行われた練習の後、矢野監督が語っています。
雨天中止でマジック1に
まず「やりたかったね」と矢野監督。この雨でマジックが1になったことについて「それはね、あれやけど。2試合やれたというか、ファンの人も喜んでくれたと思う。数は多くないけど、朝から並んでくれている人も見えた。やりたかったけど、こればかりはしょうがない。マジック1は正直あんまり関係ないというか、勝って決めたい。あした決められるように」と、せっかく甲子園でやれる試合を1つ流したことが残念そうでした。
20日は浜地投手が先発予定だったのですが、21日は誰に?「浜地。途中から投げ出して一度も大きな離脱がない。去年は試合であまり投げられなかった浜地が、ここまで投げられるようになった。ポテンシャル、能力で言うと、ちょっとのきっかけで1軍で活躍できるものがある投手。あしたも浜地らしく。真っすぐが一番いい投手なので」
ちなみに、21日は中止でも優勝が決まってしまいます。すると「そんな地味な優勝、イヤだ!引き分けでもイヤやなと思ったけど、雨で優勝ね。それイヤやな」と、イヤ連発の矢野監督。そして2003年のセ・リーグ優勝時を振り返り「全然イメージと違った。俺の人生で初めての優勝が、ピッチャーマウンドに走って行って投手と抱き合って、あわよくばウィニングボールをぱくって自分のものにしたろかというのが、俺の頭にあった。なのに」と言います。
「それはそれでめっちゃいい思い出になったんやけど、センターのビジョン見ながらファンの人と待って、で負けて俺が一番にマウンドのところに走っていって…という優勝は想像していなかったから。今回の雨で優勝はイヤやな」
甲子園で決められる特別感を
甲子園でやるのは選手にとってモチベーションが違う?「それは全然違うんじゃないの?鳴尾浜で優勝も、それはそれですごいけど。甲子園って、高校野球もあったけど俺らも小さい頃から憧れて、本拠地になったら1軍で出る舞台やし、ここで優勝を決めるのは選手にとっても特別感が出ると思う。ファンの人にとってもそう。あとは、いつも言っているように優勝だけを目指してきたわけじゃなくて、一番は選手が活躍する可能性を広げて1軍でプレーするために、俺は1年間やってきたつもりやし。甲子園でやるのは、しっかりプレーするぞとか、早く戻るっていうか、いろんな感情がわくと思うし、いろんな意味でプラスと思う。球団も気を使ってもらった」
なおイースタンは既に巨人が優勝しているので、ファーム日本選手権は初めて巨人との顔合わせになりますね。「そこはあまり考えていない。その前になれば考えるかもしれないけど、今はあした決めることだけ。2軍とはいえ相手が巨人というのは、ファンも喜んでくれることにつながるかなというのは何となく思っているけど。今はあしたしっかり勝って、そこにつなげるということしか頭にない」
最後に、浜地投手は1軍昇格の可能性もあるかとの問いに「なくはないけど、体のことや上との兼ね合いもあるから。浜地だって早く1軍に上がりたい気持ちもあるやろうし、それは上が決めることなので。俺らができることは、あす頑張ること。それが自然にそういうふうにつながっていく可能性は、浜地以外の選手もみんな持ち合わせている。持ち場持ち場でみんな頑張って、早く1軍に上がって、頑張っている姿は俺らも一番うれしい。ここにいる選手はどっちかというと苦しんでいるやつのほうが多いから。何かきっかけにしてもらって」と矢野監督は締めくくりました。
大役を任された20歳
では浜地投手のコメント。やはり、きのう20日の練習後に聞いたものです。大一番の先発に「いつも通り、力まず投げたいです。優勝がかかっているので、そこは意識してやらないと」という、いつも通り意気込みすぎない意気込み。監督やコーチから何か言われた?「特には言われていないです。気負わず投げたいと思います」
相手打線については「いいバッターがいるので力試しになる。力試しになるけど抑えないといけないので、結果にはこだわりたいです」とのこと。いいですね、自然体で。どこまで投げるかと聞かれ「いけるとこまで、しっかり飛ばしていきたい」と答えた浜地投手でしたが、最後までマウンドに立っていたいかという質問に「そんなことは言えないですけど、一生懸命投げられたら」。サラリとかわしています。
そして「真っすぐが僕の生命線なので、そこが大事。まずは真っすぐをしっかり投げたいです」との抱負。スピンの効いた、あの真っすぐでホークス打線を抑え込んでください。
矢野監督の心に刻まれた試合
ここからは19日に鳴尾浜で行われた初戦の結果をご紹介します。この試合後、いつも通り囲み取材に応じた矢野監督でしたが、普段より言葉を選んでいる様子で、ふと見上げると目が潤んでいたような…。昨年10月のフェニックス・リーグから1年、そして同じソフトバンク戦で開幕して半年、いろんな思いも込み上げてきたのかもしれませんね。なお、これが鳴尾浜での今季最後の公式戦でした。
《ウエスタン公式戦》9月19日
阪神-ソフトバンク 27回戦 (鳴尾浜)
オリ 000 000 000 = 0
阪神 000 030 00X = 3
◆バッテリー
【阪神】○岩田(6勝1敗)-尾仲-S守屋(2勝1敗2S) / 長坂
【ソフ】●山崎颯(2勝7敗)(6回)-佐藤世(1回2/3)-戸田(1/3回) / 飯田
◆二塁打 神:島田
◆盗塁 神:江越(24)、島田(26)
◆打撃 (打-安-点/振-球/盗/失) 打率
1]左:江越 (4-1-1 / 1-0 / 1 / 0) .215
2]二:西岡 (2-0-0 / 0-2 / 0 / 0) .256
3]中:高山 (3-1-0 / 1-1 / 0 / 0) .272
4]一:ロサリ (3-0-0 / 1-1 / 0 / 0) .321
〃一:山崎 (0-0-0 / 0-0 / 0 / 0) .283
5]遊:板山 (4-0-0 / 0-0 / 0 / 0) .287
6]指:緒方 (2-0-0 / 0-0 / 0 / 0) .272
〃打指:俊介 (1-0-0 / 0-0 / 0 / 0) .333
7]三:今成 (3-1-0 / 1-0 / 0 / 0) .280
8]捕:長坂 (2-1-0 / 1-1 / 0 / 0) .261
9]右:島田 (2-2-2 / 0-0 / 1 / 0) .237
◆投手 (安-振-球/失-自/防御率) 最速キロ
岩田 7回 82球 (2-2-2 / 0-0 / 1.76) 146
尾仲 1回 18球 (0-0-0 / 0-0 / 3.67) 153
守屋 1回 15球 (0-2-1 / 0-0 / 3.20) 152
《試合経過》※敬称略
まず打線。3回に1死から長坂がチーム初ヒットの中前打、島田が初球で送って2死二塁とするも得点なし。4回は四球で走者を出しますが、2回と同じく併殺で終了。5回も板山と緒方がともに2球ずつで打ち取られ2死となったものの、今成が2ストライクから中前打、長坂はストレートの四球を選んで一、二塁。島田が131キロの変化球をとらえて右越えのタイムリー二塁打!2人を還し、送球の間に自身も三塁へ。続く江越のショート強襲内野安打で生還しました。
ここで投手交代。西岡の打席で江越が二盗、西岡と高山は連続四球で2死満塁と攻めた打線ですが、残念ながらロサリオは三振。それでも2死走者なしから、試合を決める大きな3点となっています。以降は7回に島田の左前打と二盗、8回に高山の右前打もありましたが、追加点なく攻撃終了です。
投手陣は先発の岩田が7回を投げ82球、わずか2安打で無失点でした。1回と2回は1安打ずつ許しながら0点に抑え、3回と4回は三者凡退、3回と6回は1四球ずつ、そして7回はまた三者凡退という内容。8回は尾仲が三者凡退で、9回の守屋は真砂と本多から連続三振を奪ったあと江川に四球を与えるも、最後は内川を遊直に仕留めて、見事2安打完封リレー!野手陣は内野、外野とも好守備が続出でした。
試合終了時のヒーロースピーチは島田選手の担当。前後の挨拶は略します。「きょうは僕の一打で勝利することができました!」。ここで拍手と笑いと、チームメイトからのヤジ?が。「あす、あさってと甲子園で試合がありますが、あした勝つと優勝が決まります。またあした僕が走って打って、必ず勝利したいと思います。甲子園に応援に来てください!」。大きな拍手と歓声に矢野監督もニヤリ。
5回の攻撃を監督は絶賛!
では矢野監督の談話です。5回2死から得点した打線に「なあ、すごいやろ?すごくない?すごいやろ?ほんまな、すごいねん」と、他に言葉を探そうと思うのに“すごい”しか出てこなかったようです。「だって2アウト2ストライクになって、もうこの回ゼロで終わるねんなとみんな思ったはず。俺も、あきらめるなって言っときながら心の中では、“この回やばいな”って思った。でも、ああなるねん」。まだ続きます。
「ことしやってきた、超積極的に行こうとか、あきらめないでおこうとか、誰かを喜ばせようとか、本当にそれがギュッと詰まった。ああいう展開の中でも(江越)大賀が走ったり、2アウトから下位バッターでああいうふうにいけたのは、あきらめないって部分が入っていたと思うし。きょう勝って、あした勝てば優勝というところでファンの人も喜んでくれる試合になった。すべて含まれていたゲームやったかな」
また「開幕(ソフトバンク戦)の千賀に対して、真っすぐを仕留めようとみんなでやったのは、負けてしまったけど印象に残っている。でも、きょうの試合も俺の中で印象に残るものにしてくれたなと思う」と選手に感謝の矢野監督。
バッティングもスピーチも素晴らしい
島田選手のヒーロースピーチもよかったですね。「よかったね、きょうは95点やとあいつに言った。まだ100点は上げないけど、ファンの人も喜んでくれていたし。言葉は悪いかもしれんけど“いい子ちゃん”じゃなくてね、やっぱり自己アピールというか、プロだから“俺を見に来て”とか“俺が”もありながらチームのことを考えるのは、ここにいる選手に必要だと俺は思う。ああいう方にしたが面白いやん。島田を応援しようと、きょうで思ってくれた人もおるかも」
「島田はこれで3回目かな?1回目、2回目はチーム全体のことを言うてたから『しょうもない。そんなん要らんねん。お前のこと言え』と(笑)。まあ俺に言わされている部分はあると思うけど、ファンの人とのつながりができるので。結果がもし盛り上がらなくても、その一瞬のことだから。そういうふうにするってこと自体、伝わると俺は思う。バッティングも素晴らしかったけど、スピーチも同じくらい素晴らしかった」とハナマルの評価でした。
島田選手のバッティングには「ああいう打球も増えてきて、左バッターでも何とか対応できて拾って、もう1本(7回)もすごく粘り強いヒットだった。あれだけ足が速いとランナーに出れば相手にとっては嫌なものになっていく。守備と肩とはもう1軍レベルだから、バッティングさえ上がれば。走塁はまだまだ勉強せなあかんとこ、たくさんあるけど。ほんと来年、今後が楽しみになってくる」と、これも期待大ですね。
「俺も緊張した、普段と違った」
ベンチのムードはどうだったかと聞かれた矢野監督。「俺もすごく緊張した(笑)。なんか俺、普段と違う、緊張してると思いながらゲームやってた。俺が言うのもおかしいし、ファームでそんなん関係ないねんけど…試合前も一応みんなに『あした、あさってと甲子園でできるので、きょうは絶対勝とう』という話をした。それで違うムードを作っちゃった部分もあると思うのよ。試合しながら、そんなこと言わんかったらよかったかな~と」
思い出して少し笑いながら「でもいい意味での緊張感ってのは1軍に行っても絶対あるし、のびのびやれることも最初のうちはないと思うし。こういう環境でやれるってのは、まあ感動したっていうのは大げさに聞こえるかもしれないけど、俺の中では忘れられない試合になった」と言います。
マジック2が点灯しました。「きょうやられちゃうと、可能性っていう部分で相手にも(この日の阪神の)2アウトランナーなしで2ストライクからじゃないけど、相手にも“いけるんじゃないか”とか思わせてしまう、流れがごろっと変わってしまうと思っていた。2008年もそうかもしれんし、怖いのよ、ほんとに。みんな大丈夫と思うかもしれんけど、俺らの心の中では、きょう負けたら嫌だよなっていうのがあった。でも、きょう取れたらかなり前進できると思っていたから。大きいよね、きょう勝てて。それで、あした甲子園で試合ができるっていうのは、みんなにとっていいことだなと思う」
その甲子園決戦に向けて「きょうも超積極的にやってくれたし、あきらめなかったし、今までとやることは変わらないんだけど。イケイケになりながら、その中で油断と隙が出ないようにやれたら。あしたは向こうはバンデンハークが投げるらしいから、ある意味たたき潰せたら盛り上がると思うし、そういうゲームにしたい。すごいピッチャーだし、何とかできれば」と矢野監督。結果は残念ながら中止でしたが、気持ちは切れずに続いているでしょう。
岩田投手らしいピッチング
次に岩田投手です。矢野監督は「きょうは本当に岩田らしかった。やっぱり真っすぐがあれだけ走るとボールを動かせるから、狙ってゲッツーという形も取れたし、バッターとしては対処しにくいピッチングになったと思う。岩田がまず、すごくいいリズムを作ってくれたってのは大きい。きょうのピッチングは1軍でも勝てる。1軍はまだ試合があるし、ピッチャーも苦しい状況で、十分に“岩田よかったよ”と言えるピッチングだった。ほんと素晴らしかったと思う」と絶賛でした。
本人のコメントは、真っすぐが走っていたのでは?と聞かれ「ブルペンで悪すぎてどうしようかと思っていたんですけど、マウンドに立って打者に対して、どこで腕が振れるかとか指のかかりとか試行錯誤しながら投げて、結果的にはよかったですね」と答えています。前回は右打者が課題と。きょうのスライダーは?「狙った通りに投げられたボールもあれば、抜けたボールもあった。しっかり打者と勝負できたので、そこが一番かなと思います」
なお「自分の中でのフォームというか、そのへんがまだ確立したものがなく、その時の体の状態によって合わせていく形になっていると思うので、どんな状況でも合わせていけるのが武器なのかなと。固められた状態になるのが一番いいと思うんですけど、まだそこまでいっていない」ことを、まだ課題と岩田投手は言っていました。1軍が連戦の時期に貢献したいですね。「そうですね。呼ばれれば、しっかり投げたいなと思います」
尾仲投手と守屋投手も好投
しっかりと抑えたリリーフ2投手の話書いておきましょう。8回1イニングを三者凡退の尾仲投手。153キロは自己最速だそうです。「最近は勝っている場面で投げて打たれていたので、自分の思った通りのボールを投げていこうと。考えすぎちゃいけないと。それがよかったのかなと思います。真っすぐはだいぶよくなってきました。変化球は低めに投げているんですけど、もう少し低めに投げられたら空振りも取れたりする。それが課題で(ファームに)落ちてきたので、レベルアップしないと。下で通用しなかったら上では通用しない」
9回を抑えた守屋投手は「全球種を投げて抑えようと思っていて、けっこう首を振ったんですけど、自分でやってみようと考えるのが大事だなと。思ったところに投げられて本多さんから、いい三振を取れました。次に同じキャッチャーと組んだ時に意思の疎通がしやすくなると思います」と振り返っています。
ただし「2死を取ってから慎重になってフォアボールを出しちゃいました。イニングの初球も入りが悪かったけど、真砂さんが振ってくれたので」と反省も。この日は152キロが出ていて、これは今までの最速タイだったのですが、実は15日に行われた大阪ガス戦で自己最速の153キロを計測していました。それにしても今季、どんどん速くなっていますね。
最後まで打って走って、1軍へ!
最後は島田選手です。矢野監督にプレッシャーをかけられたスピーチは「いつも、自分のことをと言われているので、言いました!」とのこと。「よかったですか?」。よかったですよ。
試合のムードは?「きょうは、僕だけが感じたのかもしれないですけど、すごくピリピリした雰囲気が試合前からあった。負けられないというか、絶対に勝つという気持ちがみんなにあって。それが中盤までもつれていたので、そういう意味でもいいところで打てました。緊張感がある中で、しっかり打ててよかったです。こういう緊張感を持って残りの試合も。今日で満足せず、あしたもやれたら」
5回の2点タイムリー二塁打について「左投手から打てたことに意味があったと思います。ずっと課題にしてやっていることでもあるし、ああいう打球を打ちにいってああなったわけじゃないですけど、何とかつなぎたいという思いが強かったので。ツーアウトから今成さんも長坂さんもつないでくれて、きれいなヒットでなく詰まった当たりでも何でもいいから、というのがあったので、ああいう結果になって、よかった」と笑顔です。
ここ最近、何かつかんだように見えますね。「強く振ることは考えるけど、大きい当たりは狙っていないです。狙っていたら、きょうの打球も多分いっていないと思う。自分のポイントまで持ってきて強く振ることしか考えていません」。強く引っ張った二塁打があったから、次の打席(7回)でやはり変化球を、今度は軽くレフト前へ打てたのかも。「そうですね。対応力もついてきたかなと。継続しないと意味がないので、あしたも打ちます!」
江越選手が5回に、島田選手は7回にそれぞれ盗塁成功。盗塁王争いもまだわからないという話を振られ、島田選手がしみじみと「激アツですよねえ」というので一同爆笑!「失敗数は僕の方がはるかに多いので…。でも警戒されている中で、どうしたらいいかと常に考えています。そういう意味では、きょうの盗塁も大きいかなと」
ウエスタン公式戦が終わった後も、1軍の試合は続きます。「そうですね。一日も早く上でやりたいという気持ちはあるので、1軍に上がって通用する野球をしていかないと。そういう役割も考えて、きょうのバント(3回1死一塁)も、上に行ったらああいう場面で絶対あるし。バントとかエンドランとか僕のタイプを考えたバッティングもしっかりやっていきたい」。失敗しても、それが次へ、1軍へとつながるわけです。残り試合も果敢に攻めてください。
<掲載写真は筆者撮影>