阪神タイガース 2015年度 新人選手 入団発表会

入団発表会後の(左から)守屋投手、石崎投手、横山投手、江越選手、植田選手。

きのう8日、大阪市内のホテルで『2015年度 阪神タイガース 新人選手 入団発表会』が行われました。前日の施設見学会を終えた後、鳴尾浜で取材した際には少し控えめなコメントが多かった5人ですが、きのうは自身の背番号がついたユニホーム姿で堂々とした受け答え。みんな「伝統あるタテジマに袖を通し、実感が湧いてきた」「期待に応えられるよう頑張る」と目をキラキラさせていました。

まず新人選手と、他に変更があった背番号を書いておきます。

・横山雄哉15

・石崎剛30

・江越大賀25

・守屋功輝43

・植田海62

・桑原謙太郎64

・森越祐人37

・藤原正典 15→42

・島本浩也 126→69

・田面巧二郎 41→116

・佐村トラヴィス幹久118

またコーチ陣で今回、変更が発表されたのは平田1軍ヘッドコーチの72→78、関川1軍打撃コーチの78→77です。

では、新人選手のコメントをご紹介しましょう。

◆1位 横山雄哉投手(20) 新日鐵住金鹿島

ドラフト1位の横山雄哉投手。これはファンミーティングでの写真です。
ドラフト1位の横山雄哉投手。これはファンミーティングでの写真です。

ひな壇での会見を終えて「最初は緊張したけど、考えていたことを言えました。冷静に、思ったよりリラックスできていた」という感想。背番号15については「いい番号で嬉しいです。10番台をいただいて、ドラフト1位ということもあり即戦力として期待されていると思うので、その期待以上に頑張りたい。タイガースの15といえば横山と言われるように」と話しました。

「目標とするのは能見投手です。自分のピッチングスタイルも似ていると思うし、マウンドではどの球種を投げるにしても腕の振りがいい。そういうところを見習いたいですね」。対戦したい打者を聞かれ「巨人の阿部慎之助選手」と答えた横山投手。「セ・リーグの左打者では一番だと、自分は思う。いろんな場面で勝負強い。そんなセを代表するバッターを抑えたい」。また「タイガースとジャイアンツといえば伝統の一戦。そこで自分が投げて勝てればいいですね。巨人の強力打線を、阪神のユニホームでねじ伏せることができたら」とのこと。インコースを攻めて?「はい。生命線がインコースなので、しっかりついていきたいです」

ちなみに右打者では誰と対戦したい?「ソフトバンクの内川選手。プロの選手も言っていたので」。21Uワールドカップの時に聞いた?「はい。台湾で。楽天の森や日本ハムの上沢が『内川選手に投げる球がない』と言っていました」。なるほど、事前取材も完璧のようですね。

◆2位 石崎剛 投手(24) 新日鐵住金鹿島

ドラフト2位の石崎剛投手。「一番年上なので、みんなの力になれるようにしたい」
ドラフト2位の石崎剛投手。「一番年上なので、みんなの力になれるようにしたい」

背番号30番には「ことしまで久保田投手がつけていた番号。球界を代表するピッチャーなので、それに続いて自分がつけられるのは光栄。目標とするのは藤川球児さん。わかっていても打てない真っすぐが特徴で、近づきたい」と言います。藤川投手も最初は30番をつけていましたね。「はい、すごく嬉しく思います」。セールスポイントは?「自慢の真っすぐはもちろん、度胸のあるピッチングスタイル」。既に自分は終わりリラックスムードでニコニコしながら見ている隣の横山投手について聞かれ「横山は3年間いっしょにプレーした仲間。でもここからは勝負なので、切磋琢磨していきたい」と宣戦布告?

誰と対戦したいかの問いに「力と力で勝負したいと思うので、外国人選手と対戦して自分がどれだけ通じるかやってみたい」とのこと。ヤクルトのバレンティン選手とか?「真っすぐで勝負したいですね」。三振を取る?「取れたらいいですね」。変化球ではなく?「そうですね。変化球に頼らず、3球真っすぐでいきたい」。見出しができた!と新聞記者さんは喜んだでしょう、きっと。

趣味は洗車とプロフィールに書いてあったけど?「休みの日は洗車してドライブに行ったりしています。1人で(笑)。車が好きなので、いい車に乗りたいですね。究極はブガッティ・ヴェイロン。めちゃくちゃ高くて、2億円くらいします。日本に1、2台くらいしかないらしい。ビートたけしさんが乗っているんですよ」。それはすごい…。「乗りたい車というのではありませんが、乗れるくらいに頑張りたい」

◆3位 江越大賀 外野手(21) 駒沢大学

ドラフト3位の江越大賀外野手。カメラマンの要求に応えてバットスイング中。
ドラフト3位の江越大賀外野手。カメラマンの要求に応えてバットスイング中。

「タテジマは初めてですが、タテジマ=タイガースと思うので嬉しい。カッコイイなと思います」と笑顔。背番号25については「大学の先輩、新井貴浩さんの番号。いつかつけたいと思っていました。今は新井さんのイメージは強いですが、いつか阪神の25といえば江越と言ってもらえるように頑張りたい。大学の時も、新井さんはすごい人だと思っていて、その番号を引き継げるのは嬉しいです。直接対決するわけではないですけど、大きい当たりも飛んでくるでしょうし、抜かれないようにしたい」そうです。

セールスポイントは「守備と走塁には自信があります。まずはそこでアピール」。目標は「福留さん。長く1軍で活躍できる選手と思っているので」。甲子園は「まだ一度も立ったことがないからワクワクしています」という会見での受け答えでした。今後の抱負を「1年目から活躍したいです。キャンプでケガしない体を作ってスタートラインに立ちたい。まだまだバッティングを課題として伸ばし、将来的にはトリプルスリー(3割、30本塁打、30盗塁)を目指したい」と語った江越選手。自信は?「…頑張ります(笑)」

長崎海星といえば平田ヘッドコーチ。「高校の先輩です。きのう電話して、頑張れよと言ってもらいました。まだ会えていませんが、横山から話は聞いています。熱い方だと。鍛えてもらいたいです」。言っちゃいましたね、鍛えてほしいと(笑)。平田ヘッドコーチも1軍で会えるのを楽しみにされているでしょう。

◆4位 守屋功輝投手(21) Honda鈴鹿

ドラフト4位の守屋功輝投手。ファンミーティングで質問に答えているところ。
ドラフト4位の守屋功輝投手。ファンミーティングで質問に答えているところ。

「ちっちゃい頃から憧れていたタイガースのユニホームを着られて嬉しいです。リーグ優勝した時、タイガースを見て野球を始めたので」。2003年の試合?「はい、ずっと見ていました。今岡選手がめっちゃ打っていて、好きだった。それで野球を始めたんです。今岡選手の下敷きとか買いました」。最初は野手?「コントロールが悪くてピッチャーできなかった。だから毎日家に帰って、お父さんとずっとキャッチボールをしてコントロールがよくなりました」

セールスポイントは?「売りは強気のピッチングだと思うので、しっかりアピールしていきたい」。インコースを攻めるということ?「内角も攻められるように頑張ります」。対戦したい打者は「プロアマ交流戦で中日と対戦して、同級生の高橋周平にホームランを打たれたので、プロに入って仕返ししたいと思います」と言い、会場から「ほほ~」という声が聞こえました。いいですね。リベンジという言葉ではなく、“仕返し”と。どんな風に?「やっぱり三振を取りたいですねえ。あの時も落ちる球でフォークはあったんだけど、コントロールが悪くて使えなかったので。フォークの精度を高めていきたい」

目標とする選手はいますか?「同じスリークォーターの中日・又吉投手を目指しています。1年目からフル回転で活躍されていたので」。ことしもリーグ2位の67試合でしたが、来年はもっと行きそうな勢いの又吉投手ですもんね。ではファンの皆さんにひとこと。「甲子園のマウンドには一度も立ったことがないので、ワクワクしています。1年目から期待に応えられるよう一生懸命頑張ります!」

◆5位 植田海内野手(18) 近江高校

ドラフト5位の植田海内野手。終始、このようにニコニコと笑顔が絶えません。
ドラフト5位の植田海内野手。終始、このようにニコニコと笑顔が絶えません。

ユニホームを着て「タイガースに入ったと実感が湧いて感激しています」とニコニコ。しっくりきていますか?「はい」と、またニコニコ。と言いながら、会見のあとでユニホームをきた姿の感想を尋ねると「なんか…変な感じ。昔から好きで見ていたので、そういうとこへ入れるとは」と戸惑い半分のようでもありました。「小学校の頃から鳥谷選手に憧れていました。タオル買ったりして。打撃でも守備でもチームの要なので、僕もチームの中心となっていけるよう頑張ります」。プレーも意識している?「真似するとかはないけど、確実にボールを捕るところなどは意識して見ていました。自分のスタイルもあるので、あんまり真似とかはしないですね」

甲子園の感想は「整備もキッチリされていて、走りやすい守りやすい球場だと思います。早くやりたい」とのこと。同期では唯一の高校生ですね。「しっかり挨拶して、一番若いので体力でも負けないようにしたい」。7日の施設見学で藤浪投手と対面したのでは?「僕は遅かったので入れ違いです。お母さんは見たって言っていました」。大きかったって?「はい(笑)」

セールスポイントは?「足の速さ(50メートル5秒8)と守備力です」。自信ある?「はい。足をアピールして1軍に行けるように頑張ります。盗塁も狙えるところは狙っていきたい」。対戦してみたいバッターは?「新人王を獲った大瀬良投手(広島)を見てみたいです。球が速くて、変化球もすごい」。で、打ってやる?「いえそんな…見てみたいってことで」。ですよね。すみません、煽っちゃいました。

以上が入団発表会の会見と囲み取材でのコメントです。そのあと午後3時から場所を移して『新人選手ファンミーティング』が行われました。こちらはだいぶリラックスした5人の様子が見られたので、会見場でのご家族のお話などと合わせて、また別に書かせていただきます。