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ウエスタン広島3連戦、まずは秋山と鶴岡のバッテリーが1軍リハ?

岡本育子フリーアナウンサー、フリーライター

阪神ファームは19日、12時半すぎまで練習。そのあと着替えた平田監督やコーチ、ほとんどの選手がバスで鳴尾浜を出発。新幹線に乗り換えて山口へと向かいました。きょう20日から由宇での広島3連戦です。20日は秋山投手が先発.。21日は岩崎投手だと思われますが、お天気が心配ですねえ。梅雨空復活とか。また来週は1軍の藤浪投手らが鳴尾浜へやってくるとのことですし、久保投手コーチも「投げさせたいピッチャーが多いから雨は困るねえ」と話していました。なんとか無事に消化できますように。

そんな事情で登板間隔が空くからでしょうか、残留予定だった島本投手もリリーフで投げるため遠征に参加しています。確認できた範囲では秋山投手、小嶋投手、高宮投手、西村投手、岩崎投手、山本投手、玉置投手、そして登録を抹消されたばかりの鶴投手もバスに乗りました。バス以外で行った選手もいるため、これがすべてではないかと。ご了承ください。第3戦の先発投手はきょう移動、筒井投手は残留のようです。

由宇に向かう鶴岡選手。髪型もシャツもおしゃれ!これ、ポーズ取ってくれているんですよ。
由宇に向かう鶴岡選手。髪型もシャツもおしゃれ!これ、ポーズ取ってくれているんですよ。

捕手は日高選手、鶴岡選手、岡崎選手が参加したもよう。あ、原口選手もです。小宮山選手と小豆畑選手が残留で、当初行く予定だった小豆畑選手は「仕方ないです。でも頑張りますよ」と全体練習のあとも室内で打ち込んでいました。野手はその捕手2人に加え、森田選手と中谷選手が残って練習です。福留選手は遠征、西岡選手は残留。それ以外の選手は行っていますね。

中谷選手はまだ体調が100パーセントまで戻り切っていない様子。体が細くなり、顔もやつれた感じがします。40度近い高熱が出たそうですから。八木打撃コーチも「熱は大変だよ」と話していましたが、アスリートにとって発熱は怖いものなんですね。一気に筋肉などを落としてしまいます。でも喉の痛みはもうなく、この日も元気に練習していたので復活も早いでしょう。

一二三選手、今季2度目のマルチにも…

18日のファーム交流試合・楽天戦で約40日ぶりの第3号2ランを放った一二三選手。そのあとは右中間への三塁打と4打数2安打2打点だったのですが、実に5月4日のソフトバンク戦(甲子園)以来のマルチヒットでした。しかも今季ようやく2度目。ちょっと苦労していたみたいですねえ。1日遅れで感想を聞いてみると「ホームランはまあまあです」とのこと。三塁打は?「もうちょっとでホームランでした」。それは確かに。この2本で感じはよくなったでしょう。「だいぶ上がってきましたけど…」。ヨッシャ~!ってとこまでは?「まだいかないです」。これからです。久しぶりの遠征でガンガン打ってきてください。

そうそう、緒方選手が1軍の西武戦で第2号3ランにタイムリーと大活躍だった15日、甲子園でのソフトバンク戦を終えて一二三選手が「打っとるやん!」と目を見開いていたんですよね。それを緒方選手に伝えると「西岡さんにも『一二三がビックリしてた』って言われました(笑)」という返事。そして「これからも、いい意味で驚かせます!」と宣言しましたよ。一二三選手、お楽しみに。

緒方選手、ご両親の生観戦はまだです

その緒方選手が父の日のプレゼントに、と話していた初ホームラン記念ボールは今、甲子園歴史館で展示中だそうですね。2号を放った日が父の日だったので、お父さんにお話を伺うと「父の日にまたプレゼントをもらいました!ベース踏み忘れのあと、ちょっと勝利に貢献できて…ホッとしています」とおっしゃいます。あの“事件”はご両親にも相当プレッシャーを与えていたんでしょうか。でももう大丈夫です。

15日は西武ドームの試合だからテレビ観戦されたのだと思ったら、実は「生観戦はまだないんです」と。ええ~甲子園には近いのに、まだですか!それは意外でした。鳴尾浜では緒方選手のルーキーイヤーに何度かお目にかかったのですが、1軍の試合は「ドキドキしながら毎日テレビに釘付けです。いつになったらドキドキが消えますかねえ」とお父さん。そのドキドキが少し穏やかになったら、ぜひ甲子園にいらしてください。ご両親の願いはもちろん「ことし1年、1軍でいてくれたら」ということでした。

フリーアナウンサー、フリーライター

兵庫県加古川市出身。MBSラジオのプロ野球ナイター中継や『太田幸司のスポーツナウ』など、スポーツ番組にレギュラー出演したことが縁で阪神タイガースと関わって約40年。GAORAのウエスタンリーグ中継では実況にも挑戦。それからタイガースのファームを取材するようになり、はや30年が経ちました。2005年からスポニチのウェブサイトで連載していた『岡本育子の小虎日記』を新装開店。「ファームの母」と言われて数十年、母ではもう厚かましい年齢になってしまいましたが…1軍で活躍する選手の“小虎時代”や、これから1軍を目指す若虎、さらには退団後の元小虎たちの近況などもお伝えします。まだまだ母のつもりで!

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