Yahoo!ニュース

森田選手がお待たせ今季1号!米子では緒方選手の初づくし!

岡本育子フリーアナウンサー、フリーライター

13日、1軍は米子での広島戦でした。阪神は藤浪投手、広島は地元出身のルーキー九里投手が先発して始まった息詰まる投手戦。1対1のまま延長戦に入り、12回を戦って広島・梵選手のサヨナラホームランで決着しました。打たれたのは二神投手なんですよね…。

きょうは緒方選手の話からご紹介しましょう。1軍ではありますけど、この日の試合は2年目の緒方選手にとって“初づくし”だったので。11日に由宇球場から急きょ甲子園に呼ばれての再昇格。昨年も1軍は経験済みですが、スタメンに名を連ねるのはプロ初のこと。

そして3回2死ランナーなしで迎えた第2打席、九里投手から左中間二塁打!プロ初安打で初長打です。8回は同い年の中田投手から右前打を放ってプロ初マルチ。死球で出た延長10回はプロ初盗塁も決めました。おめでとう!ということで祝福を伝えたら、きっと相当な数のメールや電話などが殺到していたであろうに、丁寧な返事をくれる緒方選手。律儀です。

母の日プレゼントに大きな追加

1軍で嬉しい初づくしの緒方選手。以前も掲載した写真ですが、いい眼差しでしょう?
1軍で嬉しい初づくしの緒方選手。以前も掲載した写真ですが、いい眼差しでしょう?

「(初ヒットの)ボールはもらいました!ちょっと遅れた母の日のプレゼントです」と笑顔マークが。九里投手とは東都大学リーグで対戦経験ありとのこと。「牽制死はいらないですけど…」と言っていました。そう、6日のオリックス戦で2つも刺されたばかりですもんね。それから「やっとプロとしてスタートできました。あすからが大事なので、しっかり頑張ります!」と締めコメントまで。ありがとうございます。

なお初ヒットの瞬間、緒方選手のお母さんにも「おめでとうございます」とメールをしたんですが「もう心臓が飛び出しそうで。打ったのを見て涙が出ました」と、緊張や今までの思いが溢れるお返事。そのあとも筋肉痛になるくらい力を入れて観戦されていたようです。九里投手とは「仲良しですよ。ケガした時も心配して電話をくれたり」という情報もいただきました。

11日に「1軍昇格が母の日のプレゼントです」と言っていた緒方選手。そお母さんはそれでOKでしょうか?「もちろんです!あれ以上のプレゼントはありません」。あれ以上の贈り物がありましたね。初ヒットの記念ボールも近々、届くはずです。お父さんには…来月の父の日に合わせて何か用意してもらいましょうか。

お待たせしました。続いて小虎の試合です。13日はナゴヤ球場での中日戦だった神ファーム。森田選手が初回にタイムリー、逆転のタイムリー二塁打、そしてダメ押しの今季1号の大活躍!大砲に待ち望んだホームランが出ています。それにしても前日の雨にも弱いナゴヤ球場だったはずが、今回は明け方まで降っていたにもかかわらず試合ができました。おととし行われた改修工事の効果は大きいですね。

《ウエスタン公式戦》5月13日

中日-阪神 6回戦 (ナゴヤ)

阪神 203 020 000 = 7

中日 030 000 000 = 3

◆バッテリー

【阪神】○歳内(2勝2敗)-筒井-西村-渡辺-小嶋 / 小宮山

【中日】●辻(2敗)(2回1/2)-西川(2回2/3)-矢地(1回)-井上(1回)-小熊(1回)-田島(1回) / 武山

◆本塁打 森田1号ソロ(西川)

◆三塁打 荒木

◆二塁打 北條、高橋周、堂上剛、辻、森田

◆打撃 (打-安-点/振-球/盗塁/失策) 打率

1]二:荒木  (4-1-0 / 0-0 / 0 / 0) .425

〃打三:陽川 (1-0-0 / 1-0 / 0 / 0) .192

2]遊:北條  (2-2-1 / 0-3 / 0 / 0) .179

3]三:西田  (4-2-0 / 2-0 / 0 / 0) .231

〃投:渡辺  (0-0-0 / 0-0 / 0 / 0) ―

〃投:小嶋  (0-0-0 / 0-0 / 0 / 0) ―

4]右:伊藤隼 (5-1-0 / 0-0 / 0 / 0) .315

5]一:森田  (4-3-4 / 0-0 / 0 / 0) .260

〃打一:黒瀬 (1-0-0 / 1-0 / 0 / 0) .000

6]中:中谷  (3-0-1 / 1-1 / 1 / 0) .170

7]左:一二三 (5-1-0 / 2-0 / 0 / 0) .189

8]捕:小宮山 (3-0-0 / 1-0 / 0 / 0) .100

〃打:横田  (1-0-0 / 1-0 / 0 / 0) .222

〃捕:小豆畑 (0-0-0 / 0-0 / 0 / 0) .143

9]投:歳内  (3-2-1 / 0-0 / 0 / 0) .400

〃投:筒井  (0-0-0 / 0-0 / 0 / 0) ―

〃投:西村  (0-0-0 / 0-0 / 0 / 0) ―

〃打二:阪口 (1-0-0 / 0-0 / 0 / 0) .257

◆投手 (安-振-球/失-自/防御率)最速キロ

歳内 5回 78球 (5-2-1 / 3-3 / 3.86)139

筒井 1回 22球 (1-2-1 / 0-0 / 2.07)140

西村 1回 11球 (0-2-0 / 0-0 / 5.00)142

渡辺 1回 12球 (1-1-0 / 0-0 / 0.00)140

小嶋 1回 18球 (1-2-0 / 0-0 / 6.28)146

5回までに11安打で7得点

1回、荒木の右越え三塁打に続き、北條が左中間へタイムリー二塁打!西田の犠打などで2死三塁として森田が中前タイムリーと2点を先取します。ところが、内野ゴロ3つの三者凡退で立ち上がった歳内は2回、先頭の高橋周に二塁打、中田の右前打で無死一、三塁として堂上剛のタイムリー二塁打を浴びました。さらに武山の犠飛、2死三塁でピッチャー辻のタイムリー二塁打。一気に逆転されます。

しかし、すぐに反撃した打線。3回1死から北條、西田、伊藤隼の右前3連打で満塁となり森田が左中間へ2点タイムリー二塁打!これで逆転し、辻が降板。1死二、三塁で代わった西川から中谷が中犠飛。5対3となりました。4回は歳内に2年ぶりのヒットとなる中前打(いい当たり!)が出るも得点はなし。

そして5回、1死から森田がセンターバックスクリーンへの今季1号ソロ!また中谷の四球と盗塁、一二三の左前打などで2死一、三塁として歳内が今度は左前タイムリー!プロ初打点です。これで今季2番目に多い7得点。しかも既に11安打。5回までに2ケタなんて今季公式戦で初のことです。

逆転してもらったあとの歳内は3回に藤井の左前打(ここでボーク)、4回に先頭を四球で出しただけ。5回は三者凡退で締めくくり、5回5安打3失点でした。

6回以降の打線は、中日の小刻みな継投に、北條の2四球(この試合、2安打3四球)と8回の西田の内野安打のみ。特に9回は田島に黒瀬、中谷、一二三が揃って三振を奪われています。なお田島投手は一二三に選手への最後の1球が「シュートして真ん中に入ってしまった。見逃がしてくれたのは、たまたま」と大反省だったそうです。

こちらのリリーフ陣も負けてはいません

6回は筒井が先頭の高橋周に四球、続く中谷左前打されたものの後続は2奪三振などで無失点。7回の西村は真っすぐと変化球で連続三振など三者凡退!8回は渡辺が三遊間への内野安打(北條よく捕った!)で先頭を出しますが、高橋周を真っすぐで見逃し三振、中田は二ゴロ併殺打と3人で片付けます。

9回はセーブのつかない展開ながら小嶋が登板。まず堂上剛を146キロのストレートでスイングを誘い三振!武山は二飛で2死としてから代打の福田に中前打を許しましたが、最後は代打の宋を真っすぐで空振り三振!直球勝負の締めでした。

選手のコメントがなくてすみません。14日はナゴヤ球場へ行って取材しますので。なお14日は岩本投手が先発です。

フリーアナウンサー、フリーライター

兵庫県加古川市出身。MBSラジオのプロ野球ナイター中継や『太田幸司のスポーツナウ』など、スポーツ番組にレギュラー出演したことが縁で阪神タイガースと関わって約40年。GAORAのウエスタンリーグ中継では実況にも挑戦。それからタイガースのファームを取材するようになり、はや30年が経ちました。2005年からスポニチのウェブサイトで連載していた『岡本育子の小虎日記』を新装開店。「ファームの母」と言われて数十年、母ではもう厚かましい年齢になってしまいましたが…1軍で活躍する選手の“小虎時代”や、これから1軍を目指す若虎、さらには退団後の元小虎たちの近況などもお伝えします。まだまだ母のつもりで!

岡本育子の最近の記事