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【トナカイさんへ伝える話137】強制性交致傷事件、高裁で逆転有罪

小川たまかライター
名古屋高裁金沢支部(2023年5月に撮影)

 一審の裁判員裁判で無罪判決となっていた強制性交致傷事件が、高裁(名古屋高裁金沢支部)で逆転の有罪判決となりました。

富山の強制性交 逆転有罪 高裁金沢支部判決「同意なし」認定(中日新聞/2023年7月14日)

山田耕司裁判長は判決理由で、同意の有無については、女性の精神的不調が続いていることなどから「行為に同意していたとは認め難い」と判断。女性が隣室にいた知人に助けを求めず「タイミングがあったのに逃げようとしなかった」とした一審判決については「突然重大な被害にあった者の心情として十分納得できる」と退けた。女性が被害後に友人に送った交流サイト(SNS)のメッセージにある自責感情は「自然なもの」と指摘した。

●高裁判決までの経緯

2020年11月21日 富山市内のホテルで事件が起こる

2022年5月13日 富山地裁、裁判員裁判で無罪判決

2022年12月12日 判決に抗議する5801筆の署名が名古屋高裁金沢支部に提出される

2023年7月13日 高裁で一審破棄、懲役7年判決

 以下、有料部分で、金沢高裁での控訴審を傍聴した感想について書いています。

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ライター

ライター/主に性暴力の取材・執筆をしているフェミニストです/1980年東京都品川区生まれ/Yahoo!ニュース個人10周年オーサースピリット大賞をいただきました⭐︎ 著書『たまたま生まれてフィメール』(平凡社)、『告発と呼ばれるものの周辺で』(亜紀書房)『「ほとんどない」ことにされている側から見た社会の話を』(タバブックス)、共著『災害と性暴力』(日本看護協会出版会)『わたしは黙らない 性暴力をなくす30の視点』(合同出版)など

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