羽衣国際大学 教授。博士(経済学)イギリス連邦の自治領セイロン生まれ。高校生の時に渡日、日本国籍を取得。スリランカ人、教授、タレント、随筆家、落語家、空手家、講演家、子育て父などの顔をもっており、多方面で活動中。「Mr.ダイバーシティ」などと言われることも。現在は主に、大学教授傍ら、メディア出演や講演活動を行う。テレビ•ラジオは情報番組のコメンテーターからバラエティまで幅広く、講演家として全国各地で「違いを楽しみ、力に変える」(多様性と包摂)をテーマとする ダイバーシティ スピーカー (多様性の語り部)として活躍。ボランティアで献血推進活動に積極的である。
記事一覧
- 「国境を越えた連帯に向けて」国家首脳によるツイート
国家首脳が国境を越えた繋がりに向けてツイッターを使いはじめた。平和的な関係性の構築に向けた大きな可能性を示唆された。その点トランプ米大統領がここに至るにあたって反面教師として果たした役割が極めて大きい
- ゆく年、くる年―2016年を振り返り、新年を迎えるー
酉年は、酉と取りをかけて「取り込む」商売は繁盛する年と言われる。2017年に期待を寄せたい。武器商人の商売に繁盛に取り込まれることなく、むしろ2016年の「悪しき空気」を取り払うことことをしたいしたい
- 京都で見つけたピカッと光る「日本のおもてなし」
インバウンドは盛んである。道を歩いていても、公共交通を利用していても、ホテルを利用していても、アミューズメントパークに遊びに行っても、そのことを実感する。海外からの観光客を見ない日はない。
- 9月17日を「親日家の日」に!世界一の親日家の生誕を記念して。
「親日家」の「親日度」をはかることは難しい。しかし「世界一の親日家」は明確である。「世界一」は、我々が日常で「親日家」と表現している人からは軽く群を抜き、別次元として存在している。
- 「2つじゃダメなんでしょうか!?」民進党と蓮舫代表についての一考
蓮舫バッシングの根底には日本国民が二大政党制を望まないという気持ちがあると言うことが垣間見る。単一性にしか美徳を抱けず、現状維持バイアスに取りつかれた社会全体としての問題こそが日本の最大の問題である。
- 東京オリンピック・パラリンピック開催、メダルの数より大切なこと。
オリンピックは、大会そのものにおける多様性の受容にかぎらず、東京全体、日本全体の多様性の受容を実現できるきっかけにする必要がある。2020年東京オリンピック、パラリンピックまで後4年しかない。
- モハメド・アリの死を悼み、「恨みも憎しみも殺す理由もない」という生き方を選ぶ。
誰かに「戦え」と言われたら「彼らに何の恨みも憎しみも、殺す理由もない」と民衆が互いに口にするまで成長することこそが我々に求められている。モハメド・アリ氏のご冥福を心よりお祈りする。
- 日本の相撲「日本」と「外国」を越える次の一手に期待
相撲界におけるこのような盛り上がりは久しぶりである。それもそのはず、日本生まれの力士が優勝を果たしたのは、実に10年ぶりで、2006年の初場所の大関栃東以来となると嬉しくなる日本人の気持ちも理解できる
- 日ハム、アイヌに対する不配慮、空港バナーだけではない。「イランカラプテ」を流行らそう!
日ハムのアイヌ対する不配慮が問題視された。ダイバーシティー アンド インクルージョンは、我々に強さだけではなく、優しさももたらせてくれる。アイヌは、日本に強さ、優しさ、しなやかさ、美しさをもたらせる。
- 日本ラグビー、指を見ないで、月を見よう!
今回のラグビーを通して日本が勝ち取った栄光はラグビーだけにとどめることく、「All for one,One for all」が各々が属している空間において試みる時代に私たちが生きている。
- 「踊らな損々…」となった日本のハロウィンを思う
異様とも思える、2015年の日本のハロウィン。メディアも完全にハロウィンにジャック。農耕民族日本人のDNAが呼び覚まされたか、それとも山積みになっている国会・政治から国民の意識を逸らすための陰謀なのか
- 「良い日本人」に「悪い非日本人」という常識について考える。
「日本の報道を注意深く観察すると、「良いことは日本人」に「悪いことは非日本人」という、単純なロジックの上で成り立っていることに気づく。メディアにおける多数派本位の報道を問う。
- 「憎しみの連鎖を断とう」を終戦70周年の合言葉に- J.R.ジャヤワルダナ演説(9月6日)を記念して
「憎しみは憎しみによってではなく、ただ愛によってのみ消える。」を日本の終戦70周年の合言葉に掲げよう。理想論に過ぎないと笑うものもいるだろ。理想論とは思わない。しかも理想を語らずして何を語ろうか。
- インバウンドで我が街を盛り上げたい全ての自治体も参考になる京都が世界一の観光地であり続けるための条件
2015年の世界の人気観光都市ランキングで、京都市が昨年に続き2年連続で世界1位に選ばれた。京都は世界一であり続けるための、全国の自治体が観光客誘致で町おこしをしていくための提案。
- 「神の国」と「オリンピック」ー新国立競技場問題の本当の責任者についてー
2020年東京オリンピックのメイン会場となる新国立競技場の建設にかかる金額の大幅増が大問題となった。今回の件の責任がどこにあるのか。JOCか?東京都か?国か?それとも神か?
- 日本に「外国人」いらない。
「外国人」は日本の社会にある、最も無神経で最も人を傷つける言葉である。国際社会における日本人の後進性を曝け出していることを恥ずべき言葉でもある。日本にはもう「外国人」いらない。さようなら「外国人」。
- ビッグデータ活用について桃太郎からのことづけ
岡山から「つぶやき最多「桃太郎」…県期待の施策関連ゼロ」(5月17日)というニュースが舞い込んできた。内容をかいつまむと、岡山県でビッグ・データを活用して戦略を考えようと分析した結果、「桃太郎」が・
- 日本に必要なのは、「割り算ではなく、掛け算の発想である。」
2015年ミス・ユニバース日本代表に、笑顔が美しい宮本エリアナさん(20歳)が選ばれた。毎年、世界大会に向けて選出されるミス・ユニバース日本代表が話題になるが、その内容が例年とは少し違うようである。
- 21世紀の人権を再定義する。
人権も「三方よし」でなくてはならない。「手前よし」、「相手よし」、世間よし」である必要がある。その組み合わせで初めて人権も持続可能になっていく。人権は自分のためであるという発想はもっとも大事である。
- 「共生」で満足せず、「共笑(ともえ)」を目指そう!
最も大事なのは、共に笑っている「共笑(ともえ)がそこにあるかを絶えず意識し、確認し、努力し続ける必要がある。共笑は言わずして結果ではなく絶えず続けなければならない人間としての成長過程である。
- 大人は嘘つきか?忘れているだけか?
先日「生活発表会」を見せてもらう機会に恵まれた。園児たちは可愛いらしい。しかし、それだけではない。演技力も歌も上手い。歌のセレクション、歌詞もなかなか良い。
- 京都最大の裏表を暴こう―観光地としては一流だが、地域住民・子育て世代にとっては三流であるー
全国の駅でよく見かけるポスターに、京都の文化財などを写した写真の上に大文字で「日本に、京都があってよかった」と書かたものがある。京都を表現するによほどしっくりきているのか長年この文句は使われている。
- 「非暴力、不服従」と「ジャーナリスト後藤健二」
日本人ジャーナリスト後藤健二さんが殺害されたとの報道に胸が引き裂かれた。日本人の人質に関する情報を見ながら彼らが無事で帰国することを祈った国民にとってその結末は余りにも受け入れがたいものだった。
- 阪神・淡路大震災から日本が得たもの〜「ボランティア」と「多文化共生」の誕生日としての1.17
阪神淡路大震災が私たちから多くを奪い去った。しかし多くを私たちにもたらしてくれた。失った者へのせめてもの報いとしてもその日に芽が出た小さな苗を国民全員で大木に育てて行く必要があろう
- リセット・スリランカ 光り輝く島、再び!(スリランカ大統領選を終えて)
1月8日。スリランカの歴史が動いた。国民投票により新大統領が誕生したのである。一般の国民の声を元に今回の新大統領の誕生に至った経緯および今後のスリランカ国内外おける関係について希望的観測を見出したい。