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三浦春馬さん誕生日…各地の劇場に足運ぶファン、思いつなぐムーブメント

なかのかおりジャーナリスト(福祉・医療・労働)、早稲田大研究所招聘研究員
ポールスミスの撮影に臨む三浦春馬さん(写真:Splash/アフロ)

三浦春馬さんの故郷・茨城県土浦市にある「土浦セントラルシネマズ」は、春馬さんゆかりの映画館だ。昨年の急逝後、出演作品を上映して監督を招いたり、ファンからのメッセージを桜の木にして展示したり。その取り組みを紹介した記事がYahoo!ニュースにも転載され、300件を超えるコメントが寄せられた。セントラルへの感謝のほか、春馬さんの誕生日である4月5日前後のムーブメントを紹介するコメントも目立った。土浦だけでなく、全国各地の映画館が、ファンの心を通わせる場になっているようだ。

三浦春馬さん「はじまりの劇場」が最初と最新の主人公作品を上映し続ける理由

●「天外者」全都道府県で

 記事で紹介した土浦セントラルシネマズだけでなく、各地の映画館で、春馬さんの誕生日に合わせて出演作品の上映があった。ファンの有志による、ムーブメントも起きている。記事に寄せられたコメントを抜粋し、その様子を紹介する。

春馬くんお誕生日おめでとうございます。

ファンの間では生誕をお祝いして、キャンドルナイトも行われています。『日本製』の中で取材した和ろうそくを灯すイベントです。日を跨いだ0時過ぎには、同じようなファンの方々が和ろうそくを灯し、Twitterが春馬くんへの愛あるコメントに溢れていました。

昔の映画が何本も全国各地で再上映されています。前例のない快挙だと思います。まだDVD化されていないもの、写真集の復刊などの声も多いです。こんなにも愛された三浦春馬くん。私の地元では天外者が2回上映されます。席はかなりうまっています。

「春馬さんを追悼する場や機会がなくて、ファンの心のよりどころがない」。昨年7月からずっと心のよりどころがない状況なので、寄り添ってくれる各地の映画館の皆さん、CDショップの皆さんに感謝します。

今日4月5日の春馬さんの誕生日は、全都道府県の100以上の映画館で春馬さん最後の主演作「天外者」が放映されます。記事の中にもありましたように、常に前向きに自らを高めるための努力を欠かさなかった春馬さん。その真摯でひたむきなお人柄が多くの人々の心を捉えて離さないのだと思います。土浦の映画館、いつか是非訪れてみたいと思います。

北海道でも「天外者」ロングラン、1日の上映回数も増えてます。道内最古の映画館のバスツアーではなんと「天外者」を上映するそうですよー!

今日は春馬くんが生まれた日、Twitterやインスタでもたくさんの愛とメッセージが届いてます。近くのシネマも、今日は天外者5回上映、ドリパスで森の学校と真夜中の5分前も上映。上映に携わってくださった関係者の方々に、本当に感謝します。

お誕生日おめでとうございます。土浦セントラルさんのような温かい劇場がありファンの心は、救われます。昨日、深谷シネマに天外者を観に行ってきました。コロナ禍から初めて満席になったそうです。ファンの方からの綺麗なお花が飾られていました。

春馬くん今日は涙雨かな、生まれてきてくれてありがとう。横浜の映画館も満席に近いよ!勇姿を見せて頂くね!春馬くんの目指している愛ある世界になりますように。本当に尊敬する美しい生き様の人。あなたの志と魂は永遠です。

土浦ではありませんが、昨日、真夜中の五分前をみてきました。その映画館も桜の木に付箋でメッセージの花を張り付けるコーナーがあり、記事や花が飾られちょっとした春馬君コーナーがありました。ブレイブはもちろん、天外者もまだ上映されていて、古いけど暖かい映画館でした。また行きますね。

春馬君、お誕生日おめでとうございます。今日は生誕祭で『森の学校』と『天外者』を観に行きます。TOHOシネマズ日本橋さんでは本日、『ブレイブ』や『真夜中の5分前』も上映されます。本当にありがとうございます。春馬君への愛を感じます。

●「何とか見たい」「思いをつなぐ」

 「春馬さんの誕生日に、どうしても春馬さんの出演作を見たくて」「何回も同じ作品を見ている」という声も多かった。上映の拡大によって、春馬さんが多くの人に応援されていることがわかり、「心をつなぎたい」「救われる」といった言葉も目立つ。

三浦春馬くんお誕生日だね。今日は天外者を見にきています。森の学校、真夜中の5分前、ブレイブと4本立て。残念ながら満席で1つだけ。あらためて天外者は三浦春馬君そのものであり、自分のためでなく、これからの皆の幸せを願っていてくれたのだと感じた。三浦春馬くん、ありがとう。

今日は仕事終わりに13回目の天外者に行きます。お誕生日の今日はTOHOシネマズ日比谷の1番大きなスクリーンだよ、凄いね!これからもずっとずっと変わらずに春馬くんの作品を愛し続けます。

お誕生日おめでとう。こんなに愛されていることがとにかく嬉しい。仕事帰りに天外者の春馬さんに会いに行きます。今日も泣いちゃいそうです。

春馬さん、お誕生日おめでとうございます!今から天外者の特別上演を観に行きます。感謝と祈りを込めて、残してくださった心を自分なりに繋いでいきますね。

県でただ一か所上映される映画館に、上映時間間近についたら、チケット完売。みんなに愛されてるんだあとうれしくなったけど、本当にもういないんだなあと再びの激しい絶望がこみあげてきました。大切な宝をまっとうに大切にしたかった。ずっと。

三浦春馬さんお誕生日おめでとうございます!日が経つほど三浦春馬さんが愛おしくなっていきます。天外者の再上映すごく嬉しいです!今日は病院の診察日だったのですが、無理を言って予定を変更しました。早く三浦春馬さんに会いたいです。

今日、春馬くん主演の天外者の特別上映を観賞しに行って来ます!これからも春馬くんのお誕生日には、彼が残してくれた沢山の素晴らしい作品達を上映してくれる映画館が増える事を切に願います!

春馬くん誕生日おめでとう。今日は天外者を見に行きます。誕生日に、一度終わった作品が全国で公開なんて、いまだかつてあったでしょうか?心穏やかに逢いに行きます。

私は、貴方の生き様を尊敬し、ファンであることを誇りに思っています。そして春馬さん、貴方を応援する人が全国にどれだけいるかを知ったことで本当に救われました。皆さんと繋がれた喜びを感じて今日まできました。ありがとうございます。今日、47都道府県特別上映の天外者を観てきました。素晴らしかったです。三浦春馬は本物の日本のトップ俳優だと改めて思いました。

朝から天外者と、森の学校は先月子供達と観たので席を譲って、ブレイブを観てきました。今夜は子供達とキャンドルを灯し春馬くんお誕生日おめでとうー!って。沢山の作品に元気をもらって、子育て頑張ってこれました。これからもずっと子供達と観ていきます。同じ時に生まれてくれてありがとう。

春馬くん、お誕生日おめでとうございます!今日、天外者観てきました。地方なので久しぶりで、始まる前から観れる嬉しさと春馬くんのいない悲しさで涙があふれてしまって…でもやっぱり作品を観ると天外者の世界、三浦春馬の演技に入り込んでしまいました。ブレイブの春馬くんも好きだけど、天外者は特別ですね。ずっとずっと忘れません。

「天外者」朝一から凄い人でしたよ。素晴らしい作品をありがとう。日々の生活の中で忘れてしまいがちな、真っ直ぐな気持ちを思い起こさせてくれます。誰もが夢を見られる国、地位や名誉ではなく大切な目的。春馬さんから発せられる言葉には命が吹き込まれています。心に響きます。春馬さん、沢山のことを教えてくれて本当にありがとう。生涯ずっと春馬さんのことを想います。

●ポジティブなつながり

 このように、春馬さんの映画をめぐり、新しいムーブメントやコミュニティが生まれている。各地の映画館がファンの思いをくんだ上映をし、癒しや交流のきっかけ・拠点となった。

 コロナ禍で厳しい映画館を活気づけ、映画作りの現場で働く人たちをエンパワメントし、痛みを抱えるファンを温かく包む…。リアルもオンラインも含めたムーブメントは、ファンの思いと行動が形になったものであり、劇場や制作側の努力でもある。閉塞感でいっぱいの今、光を運ぶ社会現象になっていると思う。

今朝、天外者を見にいきました。愛知県の地方ですが、いっぱいのお客さんで3回も拍手が起こり感動でした。二つ隣の席のお年をめした方がすごく泣いていたから、隣の方と声をかけて、温かい時間も。私は森の学校は子供達と観たから、席はお譲りしてブレイブへ加勢してきました。こちらも一つの映画館で春馬くんの作品は3つ上映された、最高の日でした。春馬くん誕生日おめでとう。

春馬君お誕生日おめでとう!先程、「天外者」観てきました。ほぼ満席でした。最後は、やはり温かい拍手でした。でも1番温かいのはスクリーンに映る春馬君の慈愛に満ちた笑顔。何度観ても癒され、心洗われます。心から尊敬します。春馬くんありがとう!

春馬くん、お誕生日おめでとうございます。今日、近場の劇場に天外者を観に行きました。どうしても五代友厚と春馬くんが重なってしまい、ほぼ泣きっぱなしでした。最後に会場みんなでの温かい拍手…春馬くん、あなたは本当にたくさんの人に愛されています。

春馬君お誕生日おめでとう。天外者観てきました。最後は温かい拍手でした。来年も会えるといいな。いつか土浦に行きます。

ジャーナリスト(福祉・医療・労働)、早稲田大研究所招聘研究員

早大参加のデザイン研究所招聘研究員/新聞社に20年余り勤め、主に生活・医療・労働の取材を担当/ノンフィクション「ダンスだいすき!から生まれた奇跡 アンナ先生とラブジャンクスの挑戦」ラグーナ出版/新刊「ルポ 子どもの居場所と学びの変化『コロナ休校ショック2020』で見えた私たちに必要なこと」/報告書「3.11から10年の福島に学ぶレジリエンス」「社会貢献活動における新しいメディアの役割」/家庭訪問子育て支援・ホームスタートの10年『いっしょにいるよ』/論文「障害者の持続可能な就労に関する研究 ドイツ・日本の現場から」早大社会科学研究科/講談社現代ビジネス・ハフポスト等寄稿

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