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22安打19得点のトゥサンが連敗3でストップ 異彩の強打者が決勝打<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
決勝打のカン・スンホ(写真:トゥサンベアーズ/初報から差し替え)

19日のKBOリーグは全5試合が18時30分開始のナイトゲームで行われた。

トゥサンベアーズ-キウムヒーローズ(チャムシル)はトゥサンが2点を追う4回裏に一挙9得点。先発全員の22安打、先発全員得点を記録し、トゥサンが19-8で勝利した。トゥサンは連敗を3で止めた。

決勝打は4回裏1死満塁で5番カン・スンホが放った2点タイムリー。カン・スンホは2回に昨季の自身の本塁打数に並ぶ7号ソロを放つなど、6打数3安打3打点をマークした。

カン・スンホはここまで打率3割4分、長打率はリーグ3位と活躍。豪快なスイングが特長で三振34個はリーグで最も多い。また守備では二塁手としてリーグワーストの8失策と、派手で印象に残るプレーを続けている。

映像:4月19日 トゥサン-キウム  KBOハイライト(KBO公式YouTubeチャンネル)

◇4月19日(金)の結果

・トゥサン 19 - 8 キウム(チャムシル)

 勝:イ ビョンホン

 敗:ソン ヒョンギ

・SSG 1 - 4 LG(インチョン)

 勝:チェ ウォンテ

 敗:ハン ドゥソル

・ハンファ 6 - 1 サムスン(テジョン)

 勝:ペーニャ

 敗:イ ホソン

・KIA 4 - 3 NC(クァンジュ)

 勝:チョン ヘヨン

 敗:イ ヨンチャン

・ロッテ 4 - 3 KT(プサン)

 勝:バーンズ

 敗:キム ミンス

⇒ KBOリーグ公式戦日程と結果(ストライク・ゾーン)

⇒ KBOリーグ順位表(ストライク・ゾーン)

◆「審判3人の処分が決定」

14日のサムスンライオンズ-NCダイノス(テグ)で「自動投球判定システム(ABS)」のストライク判定を審判がコールせず、そのミスを隠ぺいするなどした問題について韓国野球委員会(KBO)が協議。リーグの公正さを損なったとして、審判チーム長だったイ・ミンホ審判を契約解除。ムン・スンフン球審とチュ・ピョンホ三塁塁審は停職3ヶ月と発表した。ムン球審は停職終了後に追加措置が検討されている。

※本記事は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得て掲載。連日、KBOリーグの結果をお伝えしています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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