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主砲が復活の兆し キム・ジェファンが逆方向に4号逆転3ラン<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
キム・ジェファンと後藤孝志コーチ(写真:トゥサンベアーズ/初報から差し替え)

9日のKBOリーグは全5試合が18時30分開始のナイトゲームで行われた。

トゥサンベアーズ-ハンファイーグルス(チャムシル)は2-3でトゥサンが1点を追う7回裏1死一、二塁で、打席には4番のキム・ジェファンが入った。

キム・ジェファンは初球に二塁走者が三盗を決め、一、三塁となった2球目をスイング。打球は左中間スタンドに飛び込む4号3ランホームランとなった。

キム・ジェファンは左腕のキム・ボムスが投じた外角の直球を、完璧なタイミングで無理なく打球を運んでいった。

5-3と逆転に成功したトゥサンはそのままリードを守って勝利。トゥサンは連敗を止め、敗れたハンファの連敗は4となった。

◆「復活を目指す主砲」

キム・ジェファンは2018年に本塁打と打点のタイトルを獲得しシーズンMVPに。韓国を代表する主砲の座に君臨してきたが、昨季はレギュラー定着以来自己最低の成績だった。そこでキム・ジェファンは昨オフ、打撃フォーム修正に着手。バットと目線を近づけたスイングによって的確にミートすることが増え、持ち前のパワーでここまで長打を重ねている。

映像:キム・ジェファンの逆転3ラン(KBO公式YouTubeチャンネル)

◇4月9日(火)の結果

・トゥサン 5 - 3 ハンファ(チャムシル)

 勝:キム ミョンシン

 敗:ハン スンヒョク

・SSG 8 - 5 キウム(インチョン)

 勝:チョ ビョンヒョン

 敗:チョン ジュンピョ

・KIA 7 - 2 LG(クァンジュ)

 勝:ネイル

 敗:イ ジガン

・ロッテ 1 - 8 サムスン(プサン)

 勝:ウォン テイン

 敗:ナ ギュンアン

・NC 1 - 6 KT(チャンウォン)

 勝:オム サンベク

 敗:イ ジェハク

⇒ KBOリーグ公式戦日程と結果(ストライク・ゾーン)

⇒ KBOリーグ順位表(ストライク・ゾーン)

◆「あすは総選挙で休日。試合はデーゲーム」

あす10日の韓国は4年に1度の国会議員総選挙。投票日は休日になって、KBOリーグも全5試合が14時開始のデーゲームで行われる。

※本記事は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得て掲載。連日、KBOリーグの結果をお伝えしています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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