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韓国、日本に1-2で敗戦 オーストラリア戦に続き打線つながらず<アジアプロ野球CS>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
日本投手陣に1点に抑えられた韓国打線(写真:スポーツ朝鮮)

24歳以下を中心とした選手が出場する国際大会「アジアプロ野球チャンピオンシップ」。初日のオーストラリア戦に延長タイブレークで辛くも勝利した韓国は、2日目に日本と対戦した。試合は1-2で敗戦。前日に続き打線がつながらなかった。

韓国は左腕のイ・ウィリが先発。初回に3連打で1死満塁のピンチを招くも何とか0点に抑えた。3回裏にも無死満塁と走者を背負ったが、4番牧秀悟の併殺打の間の1点のみで切り抜けた。

イ・ウィリは4回、6番万波中正にセンターバックスクリーンへのソロホームランを喫するも、その後得点を与えず6回96球を投げて被安打6、失点2。先発投手の役目を果たした。

韓国打線は日本の先発・隅田知一郎に7回を3安打に抑えられ、無得点のまま最終回へと進んだ。9回表2死で代打のキム・フィジプが日本の3番手、抑えの田口麗斗からレフトにソロホームランを放ち、完封負けは免れた。

1勝1敗となった韓国は、明日18日19時からの台湾戦に勝って決勝進出を目指す。

⇒ アジアプロ野球チャンピオンシップ2023日程と結果 韓国代表一覧

◇11月17日(金)の結果

・アジアプロ野球チャンピオンシップ

 日本 2 - 1 韓国(東京ドーム)

 勝:隅田 知一郎

 敗:イ ウィリ

◆「あすの先発はウォン・テイン」

韓国は決勝進出をかけた台湾戦にウォン・テインが先発予定。ウォン・テインは台湾打線について「長打よりも単打でつないでくる印象がある。しかし東京ドームは長打が出やすいように感じるので失投しないように気をつけたい。国際大会では審判がいつもとは違うので、試合の序盤にその日のストライクゾーンの傾向を把握したい」と話した。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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