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韓国が初戦オーストラリア相手に延長10回サヨナラ勝ち<アジアプロ野球CS>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
サヨナラ打を放ったノ・シファン(写真:スポーツ朝鮮)

24歳以下を中心とした選手が出場する国際大会「アジアプロ野球チャンピオンシップ」が16日からスタート。韓国は初戦でオーストラリアと対戦し延長10回裏、3-2でサヨナラ勝ちした。

試合は両チームランナーを出しながらホームが遠く、重苦しいムードの中進んだ。韓国の先発投手はムン・ドンジュ。ムン・ドンジュは5回2/3、102球を投げて被安打5、オーストラリア打線をソロホームランを含む2点に抑えて2番手以降に託した。

韓国打線は1-2の8回裏、この回の先頭6番キム・ドヨンがレフトへの二塁打で出塁。2死三塁となって9番キム・ジュウォンのセンターの前に落ちるヒットで2-2の同点とした。

延長戦は規定により無死一、二塁からのタイブレーク制で実施。韓国は10回表の守りを0点に抑えると、その裏の攻撃で4番ノ・シファンがレフト前ヒット。二塁走者が還って3-2でサヨナラ勝ちした。

初戦をとった韓国はあす17日、日本と対戦する。韓国の先発が予想される左腕のイ・ウィリは「日本はいいバッターが揃っている。誰を警戒するというよりもチーム全体ひとりひとり、1打席ずつを抑えていきたい」と話した。

⇒ アジアプロ野球チャンピオンシップ2023日程と結果 韓国代表一覧

◇11月16日(木)の結果

・アジアプロ野球チャンピオンシップ

 韓国 3 - 2 オーストラリア

 勝:チョン ヘヨン

 敗:ダニエル・マグラス

◆「アジア大会金メダルメンバーが13人」

韓国は代表チームの世代交代を目指し10月に行われたアジア大会(中国・杭州)野球競技のメンバーを、独自に25歳以下中心に設定。結果、金メダルを獲得した。今回のアジアプロ野球チャンピオンシップには、その時のメンバーが13人含まれている。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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