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韓国シリーズ第3戦、9回2死でオ・ジファンが逆転3ラン LGが2勝1敗に<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
土壇場で逆転3ランを放ったオ・ジファン(写真:LGツインズ/初報から差し替え)

公式戦1位のLGツインズとプレーオフを勝ち上がったKTウィズの対戦は、1勝1敗で場所をチャムシル球場からスウォンKTウィズパークに移して第3戦が行われた。

試合はこの日も接戦に。4-3でKTが1点リードの6回表、LGは第2戦の8回に逆転2ランを放った7番パク・トンウォンがレフトへ2号2ラン。5-4と逆転に成功した。

追うKTは8回裏、LGの抑えコ・ウソクから3番ファン・ジェギュンがタイムリー二塁打で同点に。さらに1死二塁で4番パク・ピョンホがレフトへ勝ち越し2ランを放って、再び7-5とリードを奪った。

9回表、逃げ切りを図るKTも抑えのキム・ジェユンを投入。しかし2死一、二塁のピンチで、LGの打席には5番オ・ジファン。オ・ジファンは1ボールの後の2球目をライトに2号3ランホームラン。オ・ジファンは5回に失点につながった自らのエラーを帳消しにする逆転弾で8-7とした。

9回裏、LGは1死満塁のピンチを招くも、併殺打で締めて8-7で勝利。LGが対戦成績を2勝1敗とした。このシリーズは1~3戦まですべて1点差ゲームとなっている。第4戦は11日14時からスウォンで行われる。

⇒ 2023年 KBOリーグポストシーズン日程表

◇11月10日(金)の結果

・韓国シリーズ第3戦

 KT 7 - 8 LG(スウォン)

 勝:コ ウソク

 敗:キム ジェユン

◆「スウォンでの韓国シリーズは19年ぶり」

KTの本拠地・スウォンでの韓国シリーズ開催は2004年以来19年ぶり。当時のスウォンはヒョンデユニコーンズ(消滅)のホームで、サムスンライオンズとの対戦だった。

KTは2021年に韓国シリーズを制したがその年のシリーズは、感染症拡大の影響と東京オリンピック期間中の公式戦中断のため例年より遅い11月14日にスタート。寒さ対策のため全試合コチョクスカイドームで行われた。

※本記事は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得て掲載。連日、KBOリーグの結果をお伝えしています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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