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新エース4年目左腕が7回1失点の好投 SSGが勝利を飾る<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
今季初勝利を挙げたオ・ウォンソク(写真:SSGランダーズ)

4日のKBOリーグは全5試合が18時30分に始まるも、KTウィズ-KIAタイガース(スウォン)は降雨ノーゲームに。4試合が行われた。

SSGランダーズ-ロッテジャイアンツ(インチョン)はSSGがオ・ウォンソク、ロッテはパク・セウンが先発。

オ・ウォンソクは初回に1点を喫するも、2回以降はノーヒットピッチング。左打者にスライダー、右打者にはチェンジアップで空振りを誘い7回2安打1失点、6つの三振を奪う好投を見せた。

一方のパク・セウンは5回途中まで8三振を奪うも、味方の守備の乱れもあって8安打3失点でマウンドを降りた。試合は7回裏途中降雨コールドにより3-1でSSGが勝利した。

勝ち投手となったオ・ウォンソクは2020年ドラフト1次指名のサウスポー。昨季は先発として初めて規定投球回数に到達し6勝を挙げた。今年はチームの先輩キム・グァンヒョンら左腕投手陣と沖縄で自主トレを実施。新エースとして期待されている。

◇4月4日(火)の結果

・トゥサン 1 - 0 NC(チャムシル)

 勝:チョン チョルウォン

 敗:シム チャンミン

・キウム 1 - 7 LG(コチョク)

 勝:プルトコ

 敗:フラード

・SSG 3 - 1 ロッテ(インチョン)

 勝:オ ウォンソク

 敗:パク セウン

・KT 中 止 KIA(スウォン)

 勝:

 敗:

・サムスン 7 - 6 ハンファ(テグ)

 勝:イ スンヒョン

 敗:ハン スンジュ

⇒ KBOリーグ公式戦日程と結果(ストライク・ゾーン)

⇒ KBOリーグ順位表(ストライク・ゾーン)

◆「WBC日本戦の3、4番手投手が好投」

トゥサンベアーズ-NCダイノス(チャムシル)ではトゥサンの先発クァク・ピンが7回2安打無失点、10奪三振の好投。8回からチョン・チョルウォン、9回はホン・ゴンヒがつなぐ完封リレーを見せた。試合は8回裏、6番キム・インテが両チーム初得点となる決勝打を放って1-0でトゥサンが勝利した。

先発のクァク・ピンはワールド・ベースボール・クラシック(WBC)韓国代表として、日本戦に3番手で登板。大谷、村上、吉田、岡本と対戦。チョン・チョルウォンは日本戦でもクァク・ピンに次いでマウンドに上がり、牧、中野と相対した。

<きょうのアン・グォンス(安田権守、ロッテジャイアンツ)>

SSG戦に1番センターで先発出場。1打席目センター前ヒット、犠打で二塁へ進んだ後、3番ザック・レックスのレフト線への二塁打で先制のホームを踏んだ。2打席目空振り三振、3打席目はピッチャーゴロだった。3打数1安打。

⇒ 安田権守、レギュラーで打率3割残すも「現実は甘くなかった」 来季(今季)はロッテジャイアンツでプレー

※本記事は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得て掲載しています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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