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【WBC】韓国が阪神との強化試合に7-4で勝利 本番前最後の実戦を締めくくる

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
阪神との強化試合に勝利した韓国代表(写真:スポーツ朝鮮)

野球の国際大会、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に出場する韓国代表チームは7日、前日のオリックス戦に続き京セラドーム大阪で阪神と強化試合を行った。試合は韓国が7-4で逆転勝ちし、本番前の最後の実戦を締めくくった。

韓 0 0 0 1 3 0 0 3 0  7

神 0 0 2 0 0 0 0 2 0  4

韓国は前日に続き8人の投手が登板。大会初戦の対オーストラリアでの先発が予想されるコ・ヨンピョを除く14投手が、大阪での強化試合のマウンドに上がった。

各投手、自身の役割を果たす中、3回裏に2番手として登板したク・チャンモは連続四球をきっかけにピンチを迎えタイムリーで2失点。6番手のチョン・ウヨンは8回に佐藤輝明に被弾し、その後四球を続けるなど心配な姿を見せた。

一方の打線は9安打7得点。0-2で追う4回表に1点、5回にはカン・ベクホのタイムリーなどで3点を挙げてリードを奪った。

韓国はこの日も途中出場の野手たちが終盤に活躍。8回、エドマンに代わってセカンドに入ったキム・ヘソンがライトにソロアーチを放つなど3点を追加。前日のオリックス戦に続き、先頭打者が出塁した回に得点を挙げた。

昨季公式戦で犠打0のヤン・ウィジがバスターエンドランを決め、パク・ヘミンがセーフティスクイズを成功させるなど、幅広い攻撃スタイルが目立った。

大阪での強化試合2試合を終え、ショートのキム・ハソンは「ここ(京セラドーム)の人工芝はゴロのスピードが速く、きのうは送球のタイミングが合わず戸惑ったがきょうは試合前の練習で調整した」と話し、この日は好守を見せた。

また「東京ドームは以前に試合をして慣れているし、ここの人工芝よりはやりやすいので問題ない」と話した。

韓国は東京に移動し9日のオーストラリア戦(東京ドーム)に向けて備える。

◇韓国先発オーダー

二 トミー・エドマン

遊 キム ハソン

中 イ ジョンフ

左 キム ヒョンス

一 パク ピョンホ

右 ナ ソンボム

三 チェ ジョン

捕 ヤン ウィジ

指 カン ベクホ

◇韓国バッテリー

投 パク セウン、ク チャンモ、ウォン テイン、キム ユンシク、イ ウィリ、チョン ウヨン、キム ウォンジュン、チョン チョルウォン

捕 ヤン ウィジ、イ ジヨン

⇒ 2023ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)韓国代表選手一覧(ストライク・ゾーン)

◇阪神先発オーダー

指 髙山 俊

遊 小幡 竜平

右 森下 翔太

三 佐藤 輝明

一 原口 文仁

左 井上 広大

中 島田 海吏

捕 坂本 誠志郎

二 植田 海

◇阪神バッテリー

投 西 勇輝、二保 旭、岩貞 祐太、小林 慶祐、馬場 皐輔

捕 坂本 誠志郎、長坂 拳弥、榮枝 裕貴

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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