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【準プレーオフ】接戦制した3位キウムがプレーオフへ進出<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
プレーオフ進出を決めたキウムの面々(写真:キウムヒーローズ)

準プレーオフ第5戦は公式戦3位のキウムヒーローズが4位KTウィズとの接戦を制し、1、3戦での勝利と合わせて3勝2敗としてプレーオフ進出を決めた。

キウムがアン・ウジン、KTがウェス・ベンジャミンと、両チーム共に最も信頼出来る投手が先発した試合は一進一退の攻防に。

1回表にKTが3番アンソニー・アルフォードのタイムリー二塁打で先制。するとキウムも2回裏、7番チョン・ビョンウの三塁打で1-1の同点とした。追いつかれたKTは3回、アルフォードが今度はレフトへソロアーチを放ち、再びリードを奪った。

追うキウムは4回に9番ソン・ソンムンが2ランを放って3-2として逆転に成功。さらに5回には相手のワイルドピッチで三塁走者が還って、リードを2点に広げた。

キウムの先発アン・ウジンは6回を投げて被安打7、8つの三振を奪って失点2。KTのベンジャミンは5回8安打4失点。どちらも大崩れすることなく役割を果たし、マウンドを降りた。

2-4で2点を追うKTはアルフォードが8回にこの日4本目のヒットを放ち、5番チャン・ソンウの二塁打で生還。KTは1点差まで迫ったが一歩及ばなかった。

プレーオフは24日から公式戦2位のLGツインズがキウムを迎え、LGの本拠地チャムシル球場で第1戦が行われる。プレーオフは準プレーオフと同様に5戦3先勝制。上位チームへのアドバンテージはない。

◇10月22日(土)の結果

・準プレーオフ第5戦

 キウム 4 - 3 KT(コチョク)

 勝:アン ウジン

 敗:ベンジャミン

⇒ 2022年 KBOリーグポストシーズン日程表(ストライク・ゾーン)

◆「イ・ジョンフの連続安打17試合で止まる」

ポストシーズンの連続試合安打記録を17に伸ばしていたイ・ジョンフは、この日セカンドゴロ併殺打、申告敬遠、セカンドフライ、サードフライの3打数無安打で記録はストップした。

※本記事は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得て掲載しています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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