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バッテリーの活躍でKIAが4連勝 貯金を2としてAクラス死守へ<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
7回無失点のイム・ギヨン(写真:KIAタイガース)

チュソク(秋夕)連休2日目、10日のKBOリーグは1試合が14時開始、4試合が17時開始で行われた。

トゥサンベアーズ-KIAタイガース(チャムシル)はKIAの先発イム・ギヨンが好投。捕手パク・トンウォンの同じ球種を続けて要求するリードがハマり、横手からの直球とチェンジアップを中心にトゥサン打線を抑えていった。イム・ギヨンは7回を投げて5安打無失点。無四球で6つの三振を奪った。

試合は1-0でKIAがリードの7回表、パク・トンウォンがレフトに15号2ランを放ち3-0としてKIAが勝利。KIAは4連勝で貯金を2とした。イム・ギヨンは3勝目(11敗)。

5位のKIAの残り試合は21試合。6位NCダイノスとのゲーム差は5.5で、このまま5位を保ちポストシーズン進出を目指している。

◇9月10日(土)の結果

・トゥサン 0 - 3 KIA(チャムシル)

 勝:イム ギヨン

 敗:チェ スンヨン

・キウム 1 - 2 KT(コチョク)

 勝:ベンジャミン

 敗:キム ドンヒョク

・ハンファ 5 - 0 SSG(テジョン)

 勝:キム ミンウ

 敗:パク チョンフン

・サムスン 1 - 10 LG(テグ)

 勝:プルトコ

 敗:チェ ハヌル

・ロッテ 3 - 6 NC(プサン)

 勝:ウォン ジョンヒョン

 敗:ク スンミン

⇒ KBOリーグ公式戦日程と結果(ストライク・ゾーン)

⇒ KBOリーグ順位表(ストライク・ゾーン)

◆「首位SSGと2位LGのゲーム差が3に」

首位のSSGランダーズが敗れて3連敗。一方、2位のLGツインズは連勝し1位と2位のゲーム差が3に縮まった。残り試合はSSGが20試合、LGが24試合。昨季はサムスンライオンズとKTウィズが同率1位で公式戦を終える激戦だった。

<きょうのアン・グォンス(安田権守、トゥサンベアーズ)>

LGツインズとの2軍戦に1番指名打者で先発出場。サードゴロ、レフト前ヒット、四球、見逃し三振だった。

⇒ 代走、守備固めからレギュラーの3割打者に 韓国3年目・安田権守の飛躍の理由

※本記事は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得て掲載しています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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