Yahoo!ニュース

イ・ジョンフ、3ランと満塁弾の2打席連続アーチ 4安打7打点の活躍<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
2打席連続弾となる満塁ホームランを放ったイ・ジョンフ(写真:キウムヒーローズ)

12日のKBOリーグは全5試合が17時開始で行われた。

KIAタイガース-キウムヒーローズ(クァンジュ)は3-4でキウムが1点を追う5回表、キウムは1死後、連続四球で一、二塁のチャンスを作ると打席には3番イ・ジョンフ。イ・ジョンフは内角高めの直球をライトに運ぶ8号3ランを放ち、逆転に成功した。

キウムは6回にも二塁打と2つの四球で2死満塁のチャンスを作ると、この場面でもイ・ジョンフが右中間へ9号満塁ホームラン。イ・ジョンフの2打席連続弾で4点を追加したキウムがリードを広げた。

試合は10-8でキウムが勝利。イ・ジョンフは2本のホームランを含む4安打、7打点を挙げる活躍を見せた。この日、2位のキウムと首位のSSGランダーズはどちらも勝利したため、ゲーム差は3.5のまま変わらない。

◇6月12日(日)の結果

・LG 9 - 6 トゥサン(チャムシル)

 勝:イ ジョンヨン

 敗:ストック

・SSG 13 - 11 ハンファ(インチョン)

 勝:チェ ミンジュン

 敗:ナム ジミン

・サムスン 4 - 2 NC(テグ)

 勝:キム ユンス

 敗:キム ヨンギュ

・KIA 8 - 10 キウム(クァンジュ)

 勝:ヤン ヒョン

 敗:ハン スンヒョク

・ロッテ 13 - 0 KT(プサン)

 勝:イ インボク

 敗:デスパイネ

⇒ KBOリーグ公式戦日程と結果(ストライク・ゾーン)

⇒ KBOリーグ順位表(ストライク・ゾーン)

◆「イ・デホも2打席連続弾」

ロッテジャイアンツのイ・デホはKTウィズ戦の3回裏にレフトへ7号ソロ。この一打で史上7人目の通算3500塁打となった。またイ・デホは5回にも、左中間に2打席連続となる8号ソロ。いずれもKTの先発オドリサメル・デスパイネの初球をとらえての一打だった。この日のイ・デホは4安打3打点を記録している。

<きょうのアン・グォンス(安田権守、トゥサンベアーズ)>

LGツインズ戦に1番ライトで先発出場。1打席目空振り三振、2打席目のセカンドゴロの間に、三塁走者が生還し1打点を挙げた。3打席目空振り三振、4打席目センターフライ、5打席目はショートゴロだった。

⇒ エリートだった「早稲田の腕立て王子」が遠回りして韓国でつかんだプロ野球選手の座

※本記事は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得て掲載しています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

室井昌也の最近の記事