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3人合わせて102歳665発 KIAの長距離砲がホームラン揃い踏み<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
一発のチェ・ヒョンウに虎のマスクをかぶせるナ・ソンボム(写真:KIAタイガース)

28日のKBOリーグは2試合が14時開始のデーゲーム、3試合が17時開始で行われた。

KIAタイガース-SSGランダーズ(クァンジュ)は4回裏、KIAの6番チェ・ヒョンウがSSGの先発イバン・ノバのカーブを右中間へ2号ソロ。5回には3番ナ・ソンボムがノバのチェンジアップを左中間へ7号3ランを放った。

さらに8回には8番パク・トンウォンがSSGの4番手、プロ初登板のチョン・ヨンジュンからレフトスタンドに6号ソロを放り込み、試合は9-3でKIAが勝利した。

ホームランを放ったチェ・ヒョンウは38歳でこの日の一発が通算344本目。ナ・ソンボムは32歳219本、パク・トンウォンは32歳102本目の一発となり、3人合わせて102歳、合計665本塁打を記録する長距離砲の揃い踏みとなった。

敗れた首位SSGの連勝は5でストップした。

◇5月28日(土)の結果

・LG 9 - 4 サムスン(チャムシル)

 勝:ケリー

 敗:ペク チョンヒョン

・KT 8 - 9 ハンファ(スウォン)

 勝:イ チュンホ

 敗:デスパイネ

・KIA 9 - 3 SSG(クァンジュ)

 勝:イ ウィリ

 敗:ノバ

・ロッテ 3 - 6 キウム(プサン)

 勝:ハ ヨンミン

 敗:チェ ジュンヨン

・NC 5 - 0 トゥサン(チャンウォン)

 勝:ク チャンモ

 敗:イ ヨンハ

⇒ KBOリーグ公式戦日程と結果(ストライク・ゾーン)

⇒ KBOリーグ順位表(ストライク・ゾーン)

◆「ク・チャンモ1年10か月ぶりの白星」

NCダイノスのエースで球界を代表する左腕投手ク・チャンモが故障から復帰。2020年10月以来の公式戦のマウンドに上がった。トゥサンベアーズ戦に先発したク・チャンモは5回1/3を被安打4、無失点の好投。約1年10か月ぶりの白星を挙げた。

<きょうのアン・グォンス(安田権守、トゥサンベアーズ)>

NC戦の4回裏途中、カン・ヒョングに代わってライトの守備に入り、7回の1打席目、9回の2打席目と空振り三振だった。

⇒ エリートだった「早稲田の腕立て王子」が遠回りして韓国でつかんだプロ野球選手の座

※本記事は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得て掲載しています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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