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元ヤクルトのスアレス初勝利 カープOBのピレラがタイムリー3本4打点で援護<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
初勝利のスアレス(左)とタイムリーのピレラ(写真:サムスンライオンズ)

21日のKBOリーグは全5試合が18時30分開始のナイトゲームで行われた。

NCダイノス-サムスンライオンズ(チャンウォン)はサムスンが初回に、連続四球の二者を置いて3番ホセ・ピレラ(元広島)のセンターへの2点タイムリーで先制。サムスンはこの回2点を追加し4-0とした。

サムスンは2回にもピレラが2死三塁で右中間に二塁打を放ち1点を追加。5-0とリードを広げた。

2回までに5点のリードをもらったサムスンの先発アルバート・スアレス(元ヤクルト)は、立ち上がりはスライダー、途中からはチェンジアップを低めに集めてNC打線を抑えていった。

スアレスは6回4安打1失点、7つの三振を奪う好投。スアレスをリードした捕手のキム・テグンが5安打を放つ活躍で、試合はサムスンが10-3で勝利。スアレスは4度目の先発でKBOリーグ初勝利(2敗)を飾り、チームの連敗を5で止めた。

(関連記事:ヤクルトOBのブキャナンとスアレス、元広島・ピレラがサムスンで同僚に 元NPBの外国人3人は韓国初

◇4月21日(木)の結果

・LG 2 - 6 KT(チャムシル)

 勝:デスパイネ

 敗:ソン ジュヨン

・SSG 4 - 2 キウム(インチョン)

 勝:キム グァンヒョン

 敗:エップラー

・KIA 1 - 2 トゥサン(クァンジュ)

 勝:チェ ウォンジュン

 敗:ノリン

・ロッテ 6 - 7 ハンファ(プサン)

 勝:キム ボムス

 敗:ク スンミン

・NC 3 - 10 サムスン(チャンウォン)

 勝:スアレス

 敗:パーソンズ

⇒ KBOリーグ公式戦日程と結果(ストライク・ゾーン)

⇒ KBOリーグ順位表(ストライク・ゾーン)

◆「ピレラ適時打3本4打点の活躍」

サムスンの3番ピレラは6回にも2死二塁でセンター前にヒットを放ち、3本のヒットがすべてタイムリー。4打点を挙げてピレラを援護した。ピレラは打率を3割8分2厘(リーグ5位)に上げている。

<きょうのアン・グォンス(安田権守、トゥサンベアーズ)>

KIAタイガース戦での出場機会はなかった。

⇒ エリートだった「早稲田の腕立て王子」が遠回りして韓国でつかんだプロ野球選手の座

※本記事は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得て掲載しています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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