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1軍未経験の5年目スラッガー オープン戦5試合で3発放つ<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
ソン・チャンウィ(写真:LGツインズ)

20日のKBOリーグオープン戦(現地名称:示範競技)は5試合がデーゲームで行われた。

チャンウォンではNCダイノスとLGツインズが対戦。LGは初回に1点を先制し迎えた2回表、その回の先頭打者として6番のソン・チャンウィが打席に入った。ソン・チャンウィは1ストライクからの2球目、NCの先発シン・ミンヒョクの直球をとらえるとレフトスタンドに運ぶ3号ソロホームラン。LGが2-0とリードを広げた。

ソン・チャンウィはオープン戦5試合の5安打のうち3本がホームラン。本塁打部門リーグ単独トップに立った。ソン・チャンウィはプロ5年目の23歳。これまで1軍経験はなく、軍服務から復帰した昨季はファームで55試合に出場、7本塁打を記録した。

この日ファーストで先発出場のソン・チャンウィは9回にはセカンドに守備位置を移動。これまでの試合では外野でも出場するなど、内外野のポジション争いに加わろうとしている。試合はLGが5-2でNCに勝利し、LGは4勝0敗1分けでオープン戦1位だ。

◇3月20日(日)のオープン戦

・キウム 2 - 6 ハンファ(コチョク)

 勝:キム ミンウ

 敗:ユン ジョンヒョン

・KT 5 - 5 SSG(スウォン)

 勝:

 敗:

・サムスン 6 - 3 トゥサン(テグ)

 勝:ブキャナン

 敗:ミランダ

・ロッテ 4 - 2 KIA(プサン)

 勝:パク セウン

 敗:ハン スンヒョク

・NC 2 - 5 LG(チャンウォン)

 勝:イ ミンホ

 敗:シン ミンヒョク

⇒ KBOリーグオープン戦日程表(ストライク・ゾーン)

◆「ブキャナン、ミランダが先発登板」

サムスンライオンズ-トゥサンベアーズ(テグ)ではNPBでのプレー経験がある2投手が先発。昨季リーグトップタイの16勝を挙げたサムスンのデービッド・ブキャナン(元ヤクルト)と、防御率、奪三振1位のMVP左腕、トゥサンのアリエル・ミランダ(元ソフトバンク)がマウンドに上がった。

ブキャナンはこの日がオープン戦2試合目の登板で4回3安打1失点。初登板のミランダは2回3安打3失点という内容だった。

<きょうのアン・グォンス(安田権守、トゥサンベアーズ)>

サムスンライオンズ戦での出場はなかった。

⇒ エリートだった「早稲田の腕立て王子」が遠回りして韓国でつかんだプロ野球選手の座

※本記事は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得て掲載しています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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