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めがねのエースが宣銅烈超えの通算147勝目 8回無失点で歴代4位到達<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
ヤン・ヒョンジョン(写真:KIAタイガース)

18日の韓国KBOリーグは全5試合が14時開始のデーゲームで行われました。

チャムシル球場のLGツインズ-KIAタイガースはKIAの先発、エースのヤン・ヒョンジョン投手が好投。ストレートが走り、チェンジアップの制球良く、早いカウントで凡打を誘う投球で8回102球を投げて散発の4安打、0点に抑えました。

試合は4、7回に2点ずつを挙げたKIAが4-0で勝利。ヤン・ヒョンジョン投手は今季11勝目(8敗)を挙げて、プロ14年間で重ねてきた白星を147としました。

これでソン・ドンヨル投手(宣銅烈=元ヘテ、元KIA監督)の通算146勝を抜いて、リーグ歴代4位(現役1位)となっています。KBOリーグの通算最多勝利数はソン・ジンウ投手(現ハンファコーチ)の210勝です。

残り10試合の6位KIAは、ポストシーズン進出権を得られる5位昇格にわずかな望みを残しました。敗れた2位LGは連勝が3でストップです。

◆「2位争いは混戦が続く」

2位を争う4チーム(LG、キウム、KT、トゥサン)は昨日の時点で順位が上だった2チームが敗れ、下の2チームが勝ったため、再びゲーム差が2~5位まで1.5に縮まり、順位が入れ替わっています。

また首位NCダイノスも敗れ、1位NCと2位LGのゲーム差5は変わりません。

⇒ リーグ順位表(ストライク・ゾーン)

<きょうのアン・グォンス(安田権守、トゥサン)>

キウムヒーローズ戦の9回表、4番キム・ジェファン選手の代走で出場。そのままレフトの守備に入りました。

⇒ エリートだった「早稲田の腕立て王子」が遠回りして韓国でつかんだプロ野球選手の座

以下が全5試合の結果です。19日は試合がありません。

◇10月18日(日)の結果

・LG 0- 4 KIA(チャムシル)

 勝:ヤン ヒョンジョン

 敗:イ ミンホ

・キウム 2- 8 トゥサン(コチョク)

 勝:アルカンタラ

 敗:ヨキッシュ

・SK 5- 7 KT(インチョン)

 勝:チョ ヒョンウ

 敗:ピント

・ハンファ 4- 5 サムスン(テジョン)

 勝:イ スンミン

 敗:キム イファン

・NC 2- 9 ロッテ(チャンウォン)

 勝:ストレイリー

 敗:ライト

 

⇒ 2020年 韓国プロ野球公式戦日程表(ストライク・ゾーン)

※本項目は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得ています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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